きさらぎ賞
レース展望

4年ぶりに京都芝1800mで行われる。過去10年で1番人気は[3−2−2−3]で5連対。単勝1倍台前半[2−1−0−0]、1倍台後半[1−1−1−0]、2倍以上は[0−0−1−3]。2番人気は[2−4−2−2]で6連対、3番人気は[2−1−1−6]で3連対。連対馬17頭が4番人気以内、残る3頭は6、6、7番人気。過去5年の馬連は74倍、73倍、6倍、7倍、2倍。荒れた2年は3−6番人気、7−4番人気で決着。過去3年は堅い決着になったが、穴を狙うなら人気馬と人気薄で中穴を狙うのが妙味。

連対馬17頭が前走3着以内。前走4〜9着は[2−1−1−17]で前走重賞4、6、9着馬が連対。重賞なら巻き返せるが、前走10着以下は[0−0−1−9]で3着止まり。近年は前走3着前後に負けた馬の連対が多い。連対馬13頭が前走2番人気以内、17頭が前走5番人気以内に支持されていた。前走1番人気が4勝、2番人気が3勝。前走1、2番人気に支持された馬が勝つことが多い。前走6〜9番人気は[3−0−0−13]で3連対。前走10番人気以下は[0−0−0−9]で3着以内がなく不振が続いている。

過去10年でノーザンF生産馬は[6−8−4−17]で1、1、1、2、3、3番人気が勝ち、1、1、2、2、2、3、4、4番人気が2着、1、2、2、6番人気が3着。シヴァース、ビザンチンドリーム、ブエナオンダ、レガーロデルシエロが該当する。社台F生産馬は[1−0−1−6]で6番人気が勝ち、1番人気が3着。ヴェロキラプトルが該当する。社台白老F生産馬は[0−0−1−0]で3番人気が3着。ファーヴェントが該当する。社台馬主の馬はレガーロデルシエロ(サンデーR)、ファーヴェント(キャロットF)、ビザンチンドリーム(吉田和美氏)。

ファーヴェントは新潟芝1800mの新馬戦を5番手から最速タイの33.4秒で抜け出して1分50秒8で2馬身差で圧勝。前走東スポ杯2歳Sは4番手から5位の34.7秒で上がって0.3秒差の3着。横山武騎手が好位につけて直線で追ったが伸び切れなかった。新馬戦とは全く違う流れに戸惑った面もあるか。キャロットFで7000万円で募集されたハーツクライ産駒でダートで3連勝中のサーマルソアリングの半弟。今年の重賞で川田騎手は3番人気以内なら[3−0−1−0]。昨年以降の重賞で藤原英厩舎は[0−1−3−25]。

ビザンチンドリームは阪神芝2000mの新馬戦を出遅れて後方から最速の33.9秒で差し切って2分1秒4で3馬身差で圧勝。前半5F62.0秒のスローペースだったが、レースのラスト3Fは11.7−11.5−11.3秒で尻上がりだった。坂口厩舎のエピファネイア産駒で母系にフサイチエアデール、近親にフサイチリシャールがいるラスティックベルの一族。458キロの小柄な馬。過去10年で前走新馬戦を勝った馬は[1−1−0−12]でサトノフェイバーが逃げ切り、ストーンリッジが2番手から2着に粘っている。

シンザン記念3着馬ウォーターリヒト、野路菊S勝ち馬ヴェロキラプトル、若駒S3着馬ブエナオンダ、こうやまき賞2着馬レガーロデルシエロ、新馬戦勝ち馬シヴァース、未勝利戦勝ち馬ジャスティンアースなど伏兵は数多い。ウォーターリヒトは前走シンザン記念で出遅れて後方2番手から最速の35.2秒で追い込んで0.2秒差の3着。単勝207倍の17番人気が穴をあけた。河内厩舎のドレフォン産駒で近親にアグネスアーク、レッドアネモスがいる。良馬場の京都芝では[0−0−3−0]。前走フロックでないことを証明するか。

ヴェロキラプトルは前走ホープフルSは逃げて直線で一杯になり1.3秒差10着。高野厩舎のスワーヴリチャード産駒。新馬戦、野路菊Sを連勝した芝1800mで巻き返すか。ブエナオンダは京都芝2000mの新馬戦を3番手から抜け出して2分1秒4で4馬身差で圧勝。前走若駒Sは6番手から2位のタイの36.9秒で上がって0.6秒差の3着。セレクトセール1億1550万円のリオンディーズ産駒。過去10年で金子氏は[1−3−0−2]、4番人気以内なら[1−3−0−0]。川田騎手からテン乗りの武豊騎手に乗り替わる。

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