ダイヤモンドS
レース展望

過去10年で1番人気は[5−1−1−3]で6連対。前走中山に出走した馬は[4−1−1−0]、前走関西圏に出走した馬は[1−0−0−3]。2番人気は[2−2−3−3]で4連対、3番人気は[0−1−2−7]で1連対。6〜9番人気、10番人気以下は各3連対。過去5年は必ず人気薄が連対し、馬連は47倍、1287倍、25倍、166倍、189倍で荒れている。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

トップハンデは[4−3−0−12]で7連対。5番人気以内は[4−2−0−3]で14年から5年連続で連対した。6番人気以下は[0−1−0−9]。人気にならないトップハンデは不振。関東馬は[6−6−6−52]、関西馬は[4−4−4−62]。6番人気以下では関東馬[2−3−2−38]、関西馬[0−1−1−47]。11、13、16番人気で連対したのは関東馬。大穴で6歳以上の関東牡馬、特にセン馬に注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[6−5−2−43]で1、1、1、1、1、7番人気が勝ち、1、2、5、6、11番人気が2着、2、2番人気が3着。サリエラ、ハーツイストワール、ワープスピード、ワンダフルタウンが該当する。社台F生産馬は[0−0−1−11]。今年は出走がない。社台馬主の馬はサリエラ(シルクHC)のみ。

テーオーロイヤルは22年のダイヤモンドSを4番手から抜け出して3分30秒1で勝ち、天皇賞(春)で3着に入った。その後は5、6、14、10着と不振が続いたが、前走ステイヤーズSで6番手から最速の33.9秒で上がって0.4秒差の2着に入った。最終調教の動き、パドック気配が良くなっていたようにようやく復調してきた。芝3000m以上は[1−1−1−0]で3着以内を確保。メイショウハリオの半弟。トップハンデ58.5キロを克服できるかがカギ。菱田騎手では[5−0−1−5]で勝つか負けるか両極端。

サリエラは[3−1−1−2]で昨年は白富士Sを勝ち、目黒記念で3着に入ったが、新潟記念は7着、エリザベス女王杯は6着に終わった。新潟記念は暑い新潟に滞在して調子がひと息だったか。エリザベス女王杯は内を通った馬が有利なレースになり、初の右回りで外から追い込むレースだった。東京では[3−0−1−0]で上がりは1、1、1、2位。ハンデは目黒記念3着時と同じ55.5キロ。サロミナ一族でサラキア、サリオスの妹。ルメール騎手では[2−1−1−1]。過去10年でルメール騎手は[1−0−2−0]。

グレイトフルSを勝ってOP入りしたニシノレヴナント、ステイヤーズS4着馬ワープスピード、22年のAR共和国杯2着馬ハーツイストワール、昨年のダイヤモンドS2着馬ヒュミドール、万葉S5着馬ワンダフルタウン、前走1勝Cを勝ったトロピカルライトなど。ニシノレヴナントは芝2400〜2500m[4−0−1−1]で未勝利、1、2、3勝Cを優勝。短距離馬ネロの産駒だが、長距離戦を得意にしている。前走グレイトフルSは中団から最速の33.9秒で差し切って3分32秒0で優勝。未勝利戦から一戦ごとに勝ち負けを繰り返している。ハンデは55キロ。8戦連続で大野騎手が騎乗する。

ワープスピードは芝2400m以上[4−0−1−5]で芝3000mの古都Sを勝ってOP入り。前走ステイヤーズSは5番手から6位タイの34.5秒で上がって0.7秒差の4着。ドレファン産駒でディヴァインラヴ(菊花賞3着)の半弟。ハンデは56キロ。菅原騎手では[1−2−2−4]。トロピカルライトは前走芝2600mの足立山特別を後方から最速の35.8秒で差し切って2分40秒2で優勝。芝2400〜2600mは[2−2−2−2]。格上挑戦でハンデは49キロ。丸田騎手が49キロで騎乗するのは11年ぶり。前走足立山特別は小倉でひと鞍だけ。翌日は東京で騎乗している。

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