弥生賞
レース展望

皐月賞トライアル。過去10年で1番人気は[3−4−1−2]で7連対。関西馬は[3−3−1−1]だが、関東馬は[0−1−0−1]。2番人気は[3−2−2−3]で5連対、3番人気は[2−0−2−6]で2連対。6〜9番人気が3連対、10番人気以下は[0−0−1−19]。過去5年の馬連は326倍、3倍、50倍、7倍、6倍で堅いか波乱両極端。重馬場の19年は8−6番人気で大波乱になった。

連対馬14頭が前走1着、19頭が前走5着以内。前走6着以下は[0−1−1−22]で前走朝日杯FS7着から連対した馬は2走前に札幌2歳Sを勝っていた。前走G1以外で6着以下に負けた馬は[0−0−0−19]で不振。6番人気以下で連対した5頭のうち3頭が前走重賞で5、5、6着に負けていた。重賞で善戦止まりで終わった馬が人気を落として激走するのがパターン。前走重賞で5着前後に負けた馬に注意。

シンエンペラーは京都2歳Sを出遅れて後方から4位の35.3秒で差し切って優勝。末脚の持続力を見せつけた。ホープフルSは内ラチ沿いの3、4番手から4位の35.7秒で抜け出して0.1秒差の2着。2馬身差をつけた3着サンライズジパングは若駒Sを制した。20年凱旋門賞馬ソットサスの全弟。過去10年で川田騎手は[2−0−1−3]でトゥザワールド、ダノンプレミアムで優勝。昨年以降の芝重賞で川田騎手は単勝1倍台[4−2−0−0]、2倍台[4−1−0−2]、3倍以上[2−0−2−3]。今回は単勝2倍台か。

トロヴァトーレは中山芝2000mの新馬、葉牡丹賞を連勝。8頭立ての新馬戦は前半5F62.2秒で4番手から最速の33.8秒で差し切って2分1秒6で2馬身半差で圧勝。9頭立ての葉牡丹賞は前半5F61.7秒で5番手から最速の33.9秒で抜け出して2分00秒4で2馬身差で圧勝。サンデーRで4000万円で募集されたレイデオロ産駒で近親にディアドラ、ソングライン、スキルヴィングがいる。ルメール騎手は木村厩舎のレガレイラ、ニュージーズがいるため、クラシックでトロヴァトーレに騎乗しないか。まずは権利獲り。

新馬、アイビーSを連勝したダノンエアズロック、東スポ杯2歳S2着馬シュバルツクーゲル、新馬、1勝Cを連勝したファビュラススター、前走ファビュラススターにクビ差の2着に入ったコスモキュランダ、ホープフルS4着馬アドミラルシップなど。22年の弥生賞でドウデュースは5番手から2位の35.0秒で上がって2着。あの走りからダービーでの直線一気を想像するのは難しい。ディープインパクトもそうだった。要するに弥生賞とはそういうレースということ。シンエンペラーは乗り込んでいる。勝ちに来ているのか。

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