桜花賞
レース展望

牝馬クラシック第一弾。過去10年で1番人気は[2−3−1−4]で5連対。勝ったのは単勝1倍台のハープスターとリバティアイランド。関東馬は[0−1−1−2]で未勝利。2番人気は[4−2−0−4]で6連対、3番人気は[1−2−2−5]で3連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下は[0−0−0−88]で出番なし。過去5年の馬連は44倍、11倍、6倍、37倍、12倍。人気薄を絡めて中穴を狙うのが妙味。

連対馬18頭が前走3着以内。過去8年の連対馬16頭のうち15頭が前走3着以内。前走重賞好走馬が中心。前走4着以下から連対した2頭はチューリップ賞5、11着。巻き返すのはチューリップ賞組のみ。ノーザンFと社台F生産馬は[7−8−8−68]で15連対。ノーザンF生産馬は2番人気以内なら[5−4−0−5]。社台F生産馬は3番人気以内なら[1−1−1−2]。社台系生産の人気馬、特に社台馬主の馬に注目。

アスコリピチェーノは新馬、新潟2歳S、阪神JFを3連勝。前走阪神JFは8番手から2位の33.7秒で抜け出して1分32秒6で優勝。前半5F58.2秒、ラスト3Fは11.3−11.4−11.7秒。サンデーRで2400万円で募集されたダイワメジャー産駒。半姉アスコルターレが3歳になって急に走らなくなったのは気になるが、決め手と地力を兼ね備えた馬で簡単には崩れないか。牝馬限定G1はサンデーRが現在9連勝中。今回はアルコリピチェーノ、クイーンズウォーク、チェルヴィニア、テウメッサが出走する。

クイーンズウォークは[2−1−0−0]で上がりは全て最速。前走阪神芝1800mの未勝利戦は5番手から最速の33.7秒で差し切り1分48秒3で優勝。ラスト3Fは11.8−11.4−11.2秒で尻上がりだった。前走クイーンCは11番手から最速の33.4秒で差し切って1分33秒1で優勝。前半5F58.7秒。上がりは34.4秒、ラップは11.1−11.6−11.7秒。サンデーRで7000万円で募集された中内田厩舎のキズナ産駒でグレナディアガーズの半妹。520キロの大型牝馬。川田騎手は桜花賞2連勝中。

アルテミスS勝ち馬チェルヴィニア、チューリップ賞勝ち馬スウィープフィート、同2着馬セキトバイースト、フィリースレビュー勝ち馬エトヴプレ、同2着馬コラソンビート、阪神JF2着馬ステレンボッシュ、エルフィンS勝ち馬ライトバック、フェアリーS勝ち馬イフェイオン、アネモネS勝ち馬キャットファイトなど伏兵は多士済々。今週もBコースで行われる。日曜は曇りの予想で降水確率40%。馬場悪化を避けられる可能性が高くなってきた。先週の大阪杯は1分58秒2。流れ次第で1分32秒台の高速決着になりそうだ。

チェルヴィニアはアルテミスSを3番手から最速の33.3秒で抜け出して1分33秒6で優勝。4着ライトバックはエルフィンSを制した。サンデーRで4000万円で募集されたハービンジャー産駒で母はオークス2着馬チェッキーノ。半兄に新潟記念勝ち馬ノッキングポイント。ムルザバエフ騎手が騎乗する。スウィープフィートはチューリップ賞を出遅れて後方3番手から最速の34.3秒で差し切って1分33秒1(稍重)で優勝。北海道サマーセール385万円のスワーヴリチャード産駒で祖母にスイープトウショウがいる。前が飛ばして差しが決まる展開になれば外から突っ込むか。武豊騎手は自宅で盗難被害。20年ぶりの桜花賞制覇なるか。

コラソンビートは[3−1−2−0]で前走フィリーズレビューは内ラチ沿いの5番手から3位タイの34.9秒で上がって0.1秒差の2着。阪神JFは5枠10番で連対した2頭より外だったが、今回は2頭より内の4枠8番に入った。マイルG1で横山武騎手は[0−2−5−11]。ステレンボッシュは[2−2−0−0]で阪神JFは11番手から最速の33.5秒で上がってクビ差の2着。吉田勝己氏は02年以降の芝G1[0−5−3−57]、08年以降は[0−1−2−43]。ライトバックはエルフィンSを5番手から2位の33.9秒で差し切って1分35秒1で優勝。過去10年で前走エルフィンS勝ち馬は[1−0−0−3]。

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