アンタレスS
レース展望

過去10年で1番人気は[4−2−1−3]で6連対。前走OP以上で1番人気だった馬は[3−2−0−1]、前走2番人気以下は[1−0−1−1]。2番人気は[2−2−3−3]で4連対、3番人気は[2−2−1−5]で4連対。連対馬16頭が5番人気以内、残る4頭は6、6、6、7番人気。過去5年の馬連は23倍、39倍、6倍、10倍、8倍。6、7番人気が連対して中穴が出たが、過去3年は堅い決着が続いている。

連対馬15頭が前走連対、19頭が前走4着以内。過去6年の連対馬は全て前走3着以内。前走ダート重賞、OP特別の名古屋城Sで連対した馬が活躍している。前走5着以下は[1−0−3−84]で1連対のみ。6番人気以下で連対した4頭は前走ダート重賞で1、3、4、8着だったが、4頭とも前走5番手以内につけていた。前走重賞で前に行った馬が7番人気前後で激走するのがパターン。穴でこのタイプに注意したい。

ハギノアレグリアスはダートG1では[0−0−0−2]で帝王賞4着、チャンピオンズC6着に終わったが、ダートG2、G3は[2−3−1−0]で名古屋大賞典、シリウスSを勝っている。前走ダイオライト記念は先行して伸び切れず、セラフィックコールに1.4秒差の3着。ダ1800mは[3−3−0−2]、阪神ダートは[3−2−0−0]でシリウスS1着、みやこS2着があり連対を外していない。他馬より重い58キロを背負うが、シリウスSを58.5キロで勝っている。岩田望騎手では[3−1−1−2]で複勝率71.4%。

ヴィクティファルスは初ダートの太秦Sを7番手から早めに押し上げ、3位の37.8秒で抜け出して1分51秒3で優勝。スプリングSを勝った後、芝で不振が続いたが、ダートを使って走りが一変した。前走東海Sは内ラチ沿いの4番手から6位タイの36.1秒で上がってウィリアムバローズに0.4秒差の3着。太秦Sがフロックでないことを示した。重馬場の1分49秒台の高速決着に対応できたが、パワータイプのため良馬場の方が合っている。池添騎手はダ1800m重賞[1−2−2−33]で阪神では[0−0−0−11]。

門司Sを圧勝したスレイマン、名古屋城S勝ち馬テーオードレフォン、ベテルギウスS3着馬ミッキーヌチバナ、同4着馬ホウオウルーレット、ダート[4−0−0−1]のダノンマデイラ、マーチS5着馬ラインオブソウル、門司S3着馬トウセツなど。スレイマンは3連勝でOP入りした後、5、11、15、3、9着に終わったが、ダ1700mを使うと2、3、1着と安定してきた。前走門司Sは5番手から最速の37.2秒で抜け出して1分44秒2で4馬身差で圧勝。ダ1800mは[1−1−0−3]、阪神ダートは[0−1−1−1]。

テーオードレフォンは前走名古屋城Sを前半5F63.4秒で逃げ、最速の36.0秒で上がって1分52秒0で2馬身半差で圧勝。過去10年で前走名古屋城S3着以内は[1−2−1−0]、名古屋城S勝ち馬は1番人気に支持され[1−1−0−0]。2戦連続で丸山騎手が騎乗する。クリノドラゴンは22年の浦和記念を勝った後6戦連続で着外が続いている。前走マーチSは後方から2位の36.6秒で上がって1.3秒差の10着。阪神ダ1800mは[0−3−2−3]で4着以内を確保。田口騎手のひと押しで馬券圏内に来るか。

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