ヴィクトリアマイル
レース展望
過去10年で1番人気は[2−2−1−5]で4連対。単勝1倍台前半は[2−0−0−0]。単勝2倍以上は未勝利。2番人気は[0−0−1−9]で連対がなく、3番人気は[0−3−0−7]で3連対。6〜9番人気が3連対、10番人気以下は4連対。過去5年の馬連は37倍、7倍、36倍、20倍、19倍で中穴までに収まっている。過去5年で人気薄は1連対。近年の傾向から5番人気以内の組み合わせで中穴を狙うのが妙味。
前走芝重賞勝ち馬は[0−3−0−26]、5番人気以内は[0−1−0−10]で1連対のみ。前走6〜9着が4連対、10着以下が3連対。過去7年の連対馬14頭のうち11頭が前走5着以内。前走重賞2〜5着馬の連対が多い。以前は前走重賞惨敗馬が穴をあけたが、17年以降に6番人気以下で連対した4頭は前走重賞1、2、4、5着だった。穴で前走重賞5着以内、10番枠より内に入った差し追い込みタイプの関西馬に注意。
ナミュールは昨年のマイルCSを後方2番手から最速の33.0秒で差し切り1分32秒5で優勝。藤岡康太騎手が大胆な騎乗で持ってきた。東京芝1600mは[2−1−0−2]で富士Sを1分31秒4で勝ち、東京新聞杯を1分31秒8で2着。昨年のヴィクトリアマイル7着は道中挟まれる不利、安田記念16着は直線で不利を受けた。横山武騎手でボロボロになったが、富士Sでモレイラ騎手が騎乗すると走りが一変した。前走ドバイターフはファクトゥールシュヴァルにハナ差の2着。みんなの思いを乗せて武豊騎手がどう乗るか。
マスクトディーヴァは[4−1−0−2]でローズSを1分43秒0のレコードで勝ち、秋華賞でリバティアイランドの2着に入った。東京新聞杯は大きく出遅れ、大外から2位タイの33.2秒で追い込んで0.4秒差の6着。前走阪神牝馬Sは4番手から直線で外に出すと3位タイの33.0秒で抜け出して1分33秒0で優勝。2着ウンブライルより1キロ重い56キロを背負い、直線ではモレイラ騎手が手綱を落とし、最後まで鞭を入れていなかった。過去10年で阪神牝馬S勝ち馬は[0−1−0−9]だが、モレイラ騎手には関係ないか。
阪神牝馬S2着馬ウンブライル、同3着馬モリアーナ、昨年牝馬3冠で4、2、3着のハーパー、洛陽S勝ち馬ドゥアイズ、22年の秋華賞馬スタニングローズ、中山牝馬S勝ち馬コンクシェル、ターコイズS勝ち馬フィアスプライド、福島牝馬S2着馬フィールシンパシーなど伏兵は多士済々。ウンブライルは昨年のNHKマイルC2着馬。前走阪神牝馬Sは7番手から最速タイの32.9秒で上がって半馬身差の2着。ひと叩きしてパフォーマンスを引き上げた。成績にムラがあり、東京芝1600mは[0−1−0−2]。川田騎手が騎乗する。
モリアーナは紫苑S勝ち馬。前走阪神牝馬Sは後方2番手から最速タイの32.9秒で追い込んで0.3秒差の3着。東京芝1600mではクイーンCでハーパーにクビ+ハナ差の3着がある。先日、岡部を超えた横山典騎手が騎乗する。ハーパーは芝1600m[2−0−0−1]でクイーンCを1分33秒1(稍重)で勝っている。東京マイルG1で一発がある池添騎手(先週日曜3連勝)が騎乗する。ドゥアイズは芝1600m[1−2−1−2]で東京ではクイーンCでハーパーにクビ差の2着がある。鮫島駿騎手がひと工夫して持ってくるか。
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