北九州記念
レース展望

サマースプリントシリーズの第2戦。過去10年で1番人気は[0−4−1−5]で4連対。1番人気は現在15連敗中。前走重賞を勝った馬は[0−2−1−0]だが、負けた馬は[0−0−0−2]で不振。2番人気は[1−0−1−8]で1連対、3番人気は[1−2−1−6]で3連対。6〜9番人気は5連対、10番人気以下は3連対。過去5年は88倍、29倍、37倍、461倍、24倍で中穴以上の決着が続いている。

過去10年の勝ち馬は2、3、5、5、6、8、8、8、9、16番人気。22年は16番人気のボンボヤージが制した。1番人気は未勝利で5〜9番人気が7勝している。荒れるローカルのハンデ戦で人気薄の優勝が多い。6番人気前後を頭で狙うのが妙味。牡馬は[4−4−4−84]、牝馬は[6−6−6−59]で牝馬の連対が多い。2番人気以内では牡馬[0−1−0−6]、牝馬[1−3−2−7]で牡馬は1連対のみ。

ピューロマジックは芝1200m[3−2−0−0]で前走葵Sを前半3F33.2秒で逃げ、10位タイの33.9秒で上がって1分7秒1で優勝。パドックでテンションが高かったり、レースでまじめ過ぎたり、色々と課題はあるが、スピードの絶対値が高い。北海道セレクションセールで2970万円で取り引きされたアジアエクスプレス産駒。ハンデは2キロ減の53キロ。横山和騎手から松山騎手に乗り替わる。過去10年で松山騎手は[0−0−0−10]。

サーマルウインドは初の芝1200mとなった前走春雷Sで4番手から8位の33.4秒で上がり1分7秒1で走って頭差の2着。勝ったサトノレーヴは次走函館スプリントSを制した。押して4番手につけて道中手応え良く追走し、直線でしぶとく伸びて芝1200m適性を示した。キャロットFで2000万円で募集されたドレフォン産駒で3代母はウインドインハーヘア。ハンデは前走から0.5キロ増の55.5キロ。川田騎手が2戦連続で騎乗する。

昨年CBC賞と北九州記念を制したサマースプリントシリーズを優勝したジャスパークローネ、葵S2着馬ペアポルックス、同3着馬ナナオ、安土城S勝ち馬エイシンスポッター、オーシャンS3着馬バースクライ、春雷S3着馬ヨシノイースター、前走3勝Cを勝ったグランテストなど伏兵は多士済々。ジャスパークローネは前4走海外で12、7、4、11着。国内芝1200mで逃げたときは[5−0−1−2]で昨年のスプリンターズSでは0.4秒差の4着に入った。ハンデは昨年より1.5キロ増の58.5キロ。団野騎手がガツンと飛ばして粘り込むか。

過去10年で3歳馬は[1−1−2−17]で1着ヨカヨカ(牝51キロ、5人気)、2着ディアンドル(牝52キロ、3人気)、3着ラブカンプー(牝51キロ、7人気)、ナムラクレア(牝53キロ、1人気)。今年はピューロマジック(牝53キロ)、ペアポルックス(54キロ)、ナナオ(牝52キロ)。葵S1〜3着の3歳馬が軽量を味方に古馬に通用するのかどうか。小倉は開幕週で良馬場なら1分7秒前後の高速決着になりそう。日曜は曇り時々晴れで最高気温34℃の予報。暑さに強いタイプ、夏の小倉で実績がある馬、特に牝馬の激走に注意したい。

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<昨年の予想結果>

小倉11R 北九州記念
◎ママコチャ 2着
☆ジャスパークローネ 1着
馬連2,490円的中!

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