キーンランドC
レース展望

サマースプリントシリーズ第5戦。過去10年で1番人気は[3−2−1−4]で5連対。牡馬は[1−1−1−3]、牝馬は[2−1−0−1]。牡馬は取りこぼしが多い。2番人気は[1−4−1−4]で5連対、3番人気は[2−0−2−6]で2連対。6〜9番人気は5連対、10番人気以下は1連対。過去4年の馬連は23倍、45倍、42倍、35倍で全て中穴決着。上位人気馬に6〜8番人気を絡めて中穴を狙うのが妙味。

3歳[2−3−0−18]、4歳[4−4−4−22]、5歳[3−2−3−35]、6歳[0−1−1−23]、7歳以上[1−0−2−26]。過去3年で人気薄で連対した馬は4、5歳馬だった。18年以降、6歳以上は[0−0−1−15]。牡馬[3−5−5−82]、牝馬[7−5−5−42]。5番人気以内では牡馬[1−5−4−20]、牝馬[6−2−3−9]。夏のスプリント重賞は牝馬が強い。人気の牝馬に注目。

ナムラクレアは芝1200m[5−2−2−1]で小倉2歳S、函館スプリントS、シルクロードS、キーンランドCを優勝。芝1200mのG1は[0−2−1−1]。前走高松宮記念は内ラチ沿いの10番手から最速の33.2秒で上がってマッドクールに頭差の2着。重馬場で最速上がりを繰り出したがわずかに届かなかった。昨年のキーンランドCは7番手から4番手に押し上げ、最速の35.2秒で差し切って1分9秒9(重)で優勝。G3は[4−2−1−0]で3着以内を確保。雨が降る予報が出ているが、渋っても問題ないタイプ。

サトノレーヴは芝1200m[5−1−0−0]で条件戦を3連勝してOP入り。2走前の春雷Sは7番手から6位の33.2秒で上がって1分7秒1で優勝。3着ヨシノイースターは北九州記念で2着に入った。前走函館スプリントSは3番手から4位タイの34.6秒で内からスパッと抜け出して1分8秒4で優勝。レースセンスが良く、スタートを決めてすぐに好位につけて折り合える。浜中騎手がナムラクレアに騎乗するため、テン乗りのレーン騎手に乗り替わる。勝てばサマースプリントシリーズ優勝に向けて一歩前進する。

昨年の豪ゴールデンイーグル勝ち馬オオバンブルマイ、フィリースレビュー勝ち馬エトヴプレ、函館スプリントS3着馬ビッグシーザー、しらかばS勝ち馬ゾンニッヒ、青函S勝ち馬モリノドリーム、ファルコンS勝ち馬ダノンマッキンリー、UHB賞勝ち馬プルパレイ、安土城S勝ち馬エイシンスポッターなど伏兵は多士済々。オオバンブルマイはゴールデンイーグルで賞金約5億円を獲得。芝1400mは2戦2勝だが、芝1200mは初めて。祖母ルシュクルは洋芝巧者だった。今年の札幌で武豊騎手は12勝でトップ。過去10年のキーンランドCで武豊騎手は[0−0−1−8]。

穴っぽいところでモリノドリーム、エイシンスポッターはどうか。モリノドリームは芝1200m[5−2−0−2]で北海道では[5−0−0−0]。時計が速過ぎると良くないが、開催終盤、Cコース2週目で外差し馬場になればプラスに働く。テン乗りのルメール騎手が騎乗する。エイシンスポッターは芝1200m[5−1−3−5]でオーシャンS3着、京阪杯3着がある。昨年は不良馬場の鞍馬Sを16番手から最速の34.2秒で差して勝っている。17戦連続で角田大河騎手が騎乗していた馬。テン乗りのモレイラ騎手で馬群を捌いて最速上がりを繰り出せば一発がある。

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