京成杯AH
レース展望

サマーマイルシリーズ最終戦。ディオが勝てば優勝、負ければトゥードジボンが優勝になる。過去10年で1番人気は[4−0−1−5]で4連対。過去5年は11、10、3、1、7着で1連対のみ。2番人気は[2−0−2−6]、3番人気は[0−2−0−8]で各2連対。6〜9番人気が3連対、10番人気以下が5連対。過去5年の馬連は32倍、20倍、243倍、148倍、22倍。ハンデ戦で万馬券が2回出ている。

連対馬8頭が前走連対。前走連対した馬が6勝。前走8着以下が8連対。10着以下から4頭が連対しており、前走重賞なら着順不問。過去6年の連対馬12頭のうち9頭が前走4着以内。近年は好走馬が活躍している。トップハンデは[1−0−1−10]で3着以内に入った2頭は2番人気。1番人気はおらず、2番人気は[1−0−1−1]だが、3番人気以下は[0−0−0−9]。2番人気以内でなければ割り引きが必要。

アスコリピチェーノは[3−2−0−0]で新潟2歳S、阪神JFを優勝。桜花賞は4コーナーで外に振られてステレンボッシュに0.1秒差の2着。NHKマイルCは6番手から8位タイの34.2秒で上がって0.4秒差の2着。直線で前が壁になって内を突いたが、狭くなって躓いて減速する大きな不利があった。今回は実質トップハンデの55.5キロを背負うが、例年と比較するとメンバーレベルは高くない。これまでは全て直線の長いコース。トリッキーな中山がどう出るか。ルメール騎手は単勝1倍台後半で取りこぼしが多い点に注意。

ディオは芝1600m[5−9−3−3]で米子Sはトゥドジボンに0.3秒差の2着、関屋記念はトゥードジボンに0.2秒差の2着。今回勝てばトゥードジボンを逆転してサマーマイルシリーズ優勝となる。騎乗する岩田康騎手はサマージッキーズシリーズ28ポイントで2位。35ポイントで1位の松山騎手はセントウルSでストーンリッジに騎乗する。岩田康騎手も優勝が懸かるため完全勝負モードか。ディオは中山芝1600m[1−0−0−1]で東風Sを4番手から抜け出して勝っている。馬券はイタリア語で「神」という意味。

ダービー卿CT2着馬エエヤン、フィリースレビュー2着馬コラソンビート、阪急杯3着馬サンライズロナウド、アーリントンC勝ち馬ディスペランツァ、ファルコンS2着馬オーキッドロマンス、昨年の中京記念勝ち馬セルバーグ、アネモネS勝ち馬キャットファイトなど伏兵は数多い。今年は3歳馬が4頭出走予定。過去10年で3歳馬は[1−1−2−16]で1番人気が勝ち、3番人気が2着、1、7番人気が3着。1番人気は[1−0−1−2]、3番人気以内は[1−1−1−7]。連対はあるが取りこぼしが多い点に注意。

穴っぽいところでは、オーキッドロマンス、ジューンオレンジはどうか。12年の京成杯AHは芝1400m[2−3−0−1]のレオアクティブが1分30秒7のレコードで優勝。中山は全面野芝の開幕週で時計が速く通常よりスタミナが問われない。オーキッドロマンスは芝1400m[1−2−1−0]で逃げてパラダイスS1着、ファルコンS2着がある。ただし重賞未勝利馬が56キロは少し見込まれた。ジューンオレンジは芝1400m[2−1−1−2]でフィリースレビュー3着がある。3走前の谷川岳Sは9番手から最速の33.9秒で上がって0.2秒差の4着。ハンデは53キロ。10番人気以下なので小銭でショコット絡めてみたい。

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