毎日王冠
レース展望

過去10年で1番人気は[7−1−0−2]で8連対。過去6年は前走安田記念&ダービー好走馬が連対を確保。2番人気は[0−2−1−7]で2連対、3番人気は[1−3−1−5]で4連対。6〜9番人気と10番人気以下は各1連対。15年以降は全て5番人気以内で決着している。過去5年の馬連は3倍、5倍、3倍、9倍15倍で10倍台までに収まっている。G2でレベルが高く重賞実績馬が揃い、人気馬が結果を出す傾向。

春のG1から直行した3歳牡馬は[3−1−0−7]、1番人気なら[3−0−0−0]。シックスペンスは1番人気にならないか。4歳馬は1番人気なら[3−0−0−0]。2番人気以下は[0−2−5−18]で3、3番人気が連対。17年以降に連対した5歳馬は1、1、2、2、3番人気で人気馬しか連対していない。6歳馬は[0−3−0−19]で4、4、5番人気が2着。7歳以上は[0−0−1−18]で3着止まり。

ローシャムパークは昨年むらさき賞、函館記念、オールカマーを3連勝。今年は大阪杯2着、宝塚記念5着でG1で通用することを示した。近走は芝2000m以上を使っているが、東京芝1800mは[2−0−0−0]で未勝利戦を4馬身差で圧勝、むらさき賞を中団から3位タイの33.3秒で差し切って1分45秒1で勝っている。戸崎騎手では[1−1−0−2]。G1で2着、G2勝ちがあっても57キロで出走できる。国内で57キロ以下では[6−2−1−1]。今回の結果次第でBCターフ(芝2400m)の参戦を検討する模様。

シックスペンスは新馬、ひいらぎ賞、スプリングSを3連勝。スプリングSは前半5F63.1秒のスローペースで3番手から最速の33.3秒で抜け出して1分49秒4で3馬身半差で圧勝。レースのラスト3Fは12.0−10.9−10.8秒で尻上がりだった。前走ダービーは好位から伸び切れず1.0秒差の9着。前半5F62.2秒のスローペースになったが、切れる脚を使えなかったのは距離2400mか。距離短縮で古馬相手にメドを立てるか。過去10年でルメール騎手は[2−2−1−3]、3番人気以内なら[2−2−1−1]。

昨年の毎日王冠勝ち馬エルトンバローズ、プリンシパルS勝ち馬ダノンエアズロック、鳴尾記念勝ち馬ヨーホーレイク、函館記念勝ち馬ホウオウビスケッツ、ラジオNIKKEI賞勝ち馬オフトレイル、新潟大賞典勝ち馬ヤマニンサルバム、エプソムC2着馬ニシノスーベニアなど伏兵は数多い。エルトンバローズは昨年4連勝で毎日王冠を勝ったが、その後は4、7、8、8、3着。前走中京記念は6番手からしぶとく伸びて0.1秒差の3着。トップハンデ59キロを背負っていた。G2以下、良馬場、芝1800m以下では[3−2−1−0]で堅実。

穴っぽいところでは、ホウオウビスケッツ、シルトホルンはどうか。ホウオウビスケッツは巴賞を逃げて1分46秒8で2馬身差で圧勝。前走函館記念は2番手から3位タイの35.3秒で抜け出して1分59秒2で3馬身半差で圧勝。心肺機能が高く末脚の持続力が優れている。後半5F57秒台のレースになれば。シルトホルンは東京芝1800m[1−0−2−1]で未勝利戦を6馬身差で圧勝し、メイSとエプソムCで3着。ラジオNIKKEI賞でエルトンバローズに0.1秒差の2着がある。逃げまたは2番手から3着あたりに粘り込めないか。

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