富士S
レース展望
過去10年で1番人気は[4−1−0−5]で5連対。過去3年はソングライン、セリフォス、ナミュールが優勝。2番人気は[3−0−2−5]で3連対、3番人気は[1−4−1−4]で5連対。6〜9番人気と10番人気以下は各1連対。過去5年の馬連は27倍、24倍、33倍、5倍、17倍で中穴決着が多い。14年に2−12番人気で万馬券が出たが、近年はマイル重賞実績がある人気馬が活躍し中穴までに収まっている。
前走安田記念は[3−4−0−5]で4、5、6、8、10、13、16着馬が1、4、4、4、5、3、1番人気で連対。前走着順より人気になった馬に注目。年齢別では3歳[4−1−2−28]、4歳[5−5−2−19]、5歳[1−3−6−34]、6歳[0−1−0−27]、7歳以上[0−0−0−12]。3、4歳馬が9勝15連対。マイル重賞実績がある3、4歳馬を重視。6歳以上はほとんど出番がない。
ソウルラッシュは芝1600m[6−2−2−4]で22年マイラーズC、23年京成杯AH、今年のマイラーズCを優勝。G1は[0−1−1−4]でマイルCS2着、安田記念3着。前走安田記念は10番手から3位の33.1秒で上がって0.1秒差の3着。道中ラップが落ちて上がり勝負に傾いたことが堪えた。G2の芝1600mは[2−1−1−0]で22年の富士Sは0.1秒差の2着。58キロを背負うが、京成杯AHを59キロで勝っている。マイルCS前にどこまで仕上げてどこまで走らせるか。鞍上は団野騎手。
セリフォスは芝1600m[5−3−0−5]で21年新潟2歳S、デイリー杯2歳S、22年富士S、マイルCSを優勝。前走マイラーズCは中団から2位の34.8秒で上がって0.3秒差の2着。休み明けで馬体12キロ増、勝ったソウルラッシュより1キロ重い58キロを背負っていた。安田記念は15番手から2位の33.0秒で追い込んで0.4秒差の5着。渋った馬場が堪えたか。22年のマイルCSを勝ってから[0−2−0−4]で勝ち切れないレースが続いている。本番前にどこまで仕上げてくるか。鞍上は藤岡佑騎手。
昨年の富士S2着馬レッドモンレーヴ、ダービー卿CT勝ち馬パラレルヴィジョン、関屋記念3着馬ジュンブロッサム、NHKマイルC3着馬ロジリオン、同4着馬ゴンバデカーブース、中京記念勝ち馬アルナシーム、関越S勝ち馬クルゼイロドスル、東京の条件戦を3連勝したジェイパームスなど伏兵は多士済々。レッドモンレーヴは昨年の富士Sで10番手から最速の33.7秒で追い込んで0.2秒差の2着。前走安田記念は最後方から4位の33.2秒で追い込んで0.9秒差の11着。横山和騎手でまた最後方から追い込むレースか。
穴っぽいところでは、クルゼイロドスル、エアロロノアはどうか。クルゼイロドスルは前走関越Sを中団から2位の33.6秒で差し切って1分44秒0のレコードで優勝。東京芝1600mは2戦2勝で節分Sを1分32秒5で優勝。先週の府中牝馬Sは前走新潟日報賞を1分44秒1で勝ったシンティレーションが2着。テン乗りの横山武騎手が騎乗する。エアロロノアは22年の安田記念でソングラインに0.2秒差の7着。富士Sでセリフォス、ソウルラッシュに0.5秒差の5着。昨年の東京新聞杯で2着ナミュールに0.2秒差の5着。少し届かないレースが続いているが、展開、位置取り、コース取りが嵌まれば。ゾロ目は押さえておこう(笑)
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