武蔵野S
レース展望
チャンピオンズCの前哨戦。過去10年で1番人気は[1−2−1−6]で3連対。過去4年は[0−1−0−4]で1連対のみ。2番人気は[3−2−1−4]で5連対、3番人気は[2−0−0−8]で3連対。6〜9番人気が8連対、10番人気以下が1連対。過去5年の馬連は210倍、107倍、17倍、6倍、27倍で万馬券が2回。ダート重賞実績馬が揃うが荒れている。人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。
連対馬9頭が前走連対、17頭が前走5着以内。前走6着以下から連対した3頭は前走シリウスSで6、9着、南部杯6着、武蔵野Sで8、7、2番人気だった。前走10着以下は[0−0−0−22]で3着以内がない。関東馬[1−1−0−40]、関西馬[9−9−10−88]。8年で関西馬がワンツーを決めている。ダート重賞は他のレースでも関西馬が強い。近年の傾向から穴で差し追い込みタイプの関西馬に注意。
エンペラーワケアはダートは全て1400mで[6−2−0−0]。東京では根岸Sを5番手から2位の35.2秒で抜け出して1分24秒1で2馬身半差で圧勝。欅S(59キロ)は4番手から3位タイの35.0秒で上がってコスタノヴァに0.2秒差の2着。1分22秒1で走り、3着に5馬身差をつけていた。前走エニフS(59キロ)は3番手から最速タイの35.0秒で抜け出して1分22秒4で優勝。今回は2キロ減の57キロでコスタノヴァと同斤になる。速い上がりを繰り出しており1F延長は問題ないか。鞍上は川田騎手。
コスタノヴァはダート[5−1−0−1]で東京のアプローズ賞、白嶺S、欅Sを3連勝。欅Sは出遅れた後に5番手に押し上げ、最速の34.8秒で抜け出して1分21秒9で優勝。2着エンペラーワケアは59キロを背負っていたが、出遅れて前半脚を使ったことを考えるとかなり強いレースをしている。前走クラスターCは出遅れて8番手から伸び切れず0.9秒差の6着。東京ダ1600mは3戦3勝。中央ダートでルメール騎手では[4−1−0−0]。過去10年の武蔵野Sでルメール騎手は2番人気以内なら[1−0−1−3]。
アハルテケS&グリーンチャンネルC2着馬タマモロック、エルムS勝ち馬ペイシャエス、昨年のユニコーンS勝ち馬ペリエール、2連勝でOP入りしたカズペトシーン、グリーンチャンネルC勝ち馬ショウナンライシン、アハルテケS勝ち馬ビヨンドザファザーなど伏兵は多士済々。タマモロックは東京ダ1600m[3−2−2−2]で前2走アハルテケS&グリーンチャンネルC2着は重馬場だった。今回は永野騎手からムーア騎手に乗り替わる。伊藤圭厩舎は勝てば03年マーチSのスマートボーイ以来21年のぶりの重賞制覇となる。
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