福島記念
レース展望
過去１０年で１番人気は［１−３−４−２］で４連対。１〜３枠は［０−０−３−１］で３着が多く、４〜７枠は［１−３−１−０］で３着以内を確保。２番人気は［４−０−１−５］で５連対、３番人気は［１−３−１−５］で４連対。６〜９番人気が４連対、１０番人気以下が３連対。過去５年の馬連は２０倍、１１倍、４４倍、１０２倍、６３倍で荒れている。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。
トップハンデは［１−１−１−９］で２連対。１番人気は［０−１−０−０］、２番人気は［０−０−１−１］、３番人気以下は［１−０−０−８］。５８キロ以上は［０−０−１−３］で３着止まり。６番人気以下で連対した７頭の脚質は、逃げ２先行１、差し２追込２。連対した７頭は全て４コーナーで６番手以内につけていた。追い込み馬は捲る脚が問われる。ハンデ戦で激戦になると差し追い込み馬が突っ込んでいる。
ドクタードリトルは芝２０００ｍ［２−１−０−１］で関ヶ原Ｓを７番手から最速の３４．９秒で差し切って１分５８秒７で３馬身差で圧勝。前走京都大賞典は８番手から４位の３４．３秒で上がって０．３秒差の６着。今回は得意の芝２０００ｍでハンデ５６キロ。これまで５６キロ以下では［２−２−２−１］で毎日杯４着を除き３着以内を確保。松山騎手からテン乗りの幸騎手に乗り替わる。今野厩舎は重賞初制覇なるか。
フライライクバードは重賞では［０−０−１−４］で２１年ＡＲ共和国杯で３着がある。その後は勝ち切れないレースが続き、大阪城Ｓ３着、白富士Ｓ３着があったが、福永厩舎に転厩して２戦目となったケフェウスＳで２番手から抜け出して１分５８秒２で優勝。パドックでは馬体、気配が一変しており、思わず単勝を買ったくらい。福永厩舎に転厩して７歳馬に何が起きたのか。ルメール騎手からテン乗りの西村騎手に乗り替わる。
ラジオNIKKEI賞２着馬シリウスコルト、昨年の福島記念２着馬ダンディズム、２１、２２年の福島記念３着馬アラタ、オクトーバーＳ２着馬ギャラクシーナイト、阿武隈Ｓ勝ち馬ウインシュクラン、パールＳ勝ち馬エンパイアウエスト、ＳＴＶ賞勝ち馬フェアエールングなど伏兵は数多い。シリウスコルトは弥生賞で逃げてコスモキュランダに０．３秒差の３着、ラジオNIKKEI賞で内から捌いて抜け出して頭差の２着。メンバー唯一の３歳馬でハンデは５４キロ。新人の高杉厩舎は今年３４勝で２５位。ガッツ溢れる騎乗で重賞を掴み取るか。
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