阪神カップ
レース展望

過去10年で1番人気は[2−0−2−6]で2連対のみ。勝ったのはグランアレグリアとダイアトニック。4、5歳馬は[0−0−2−3]で3着止まり。2番人気は[1−3−2−4]で4連対、3番人気は[2−3−1−4]で5連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が1連対。過去6年の馬連は101倍、10倍、113倍、21倍、10倍、27倍で万馬券が2回。上位人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

年齢別では3歳[3−3−2−19]、4歳[3−2−2−23]、5歳[1−4−5−39]、6歳[2−0−0−29]、7歳以上[1−1−1−31]。前走G1で負けた3歳馬の連対が多い。4歳馬は4番人気以内[3−2−2−3]だが、5番人気以下[0−0−0−20]で不振。牝馬は17年まで[0−0−0−8]だったが、18年以降は[3−1−2−16]。牝馬は2、3枠なら[3−0−1−5]。内枠の牝馬に注意。

ナムラクレアはスプリントG1[0−2−2−1]の実力馬。芝1400mは[0−3−0−0]でファンタジーS、フィリースレビュー(頭差)、京都牝馬S(クビ差)で2着。勝っていないが、必ず3位以内の上がりを繰り出して接戦している。前走スプリンターズSは12番手から最速の33.2秒で追い込んでクビ+クビ差の3着。前半ごちゃついて位置取りが悪くなったことが堪えた。5歳になっても能力は落ちていない。今回は横山武騎手からルメール騎手に乗り替わる。11月以降の重賞では[0−0−1−8]で不振が続いている。

ウインマーベルはスプリンターズSは8番手から6位の33.6秒で上がって0.2秒差の5着。マイルCSは4番手から抜け出し、9位タイの34.5秒で上がって0.4秒差の3着。初の芝1600mで地力強化を示した。芝1400m[4−1−0−2]で阪神カップ、阪急杯(ハナ差)、京王杯SC(ハナ差)を優勝。競り合いに強く、並ぶと勝負根性を発揮してひと伸びするタイプ。昨年の阪神カップは前半3F33.1秒のハイペースで5番手から押し切って1分19秒3で優勝。昨年のスワンSは5着。直線が平坦の京都がどう出るか。

マイラーズC2着馬セリフォス、セントウルS2着馬ママコチャ、スワンS勝ち馬ダノンマッキンリー、同2着馬オフトレイル、高松宮記念勝ち馬マッドクール、京王杯SC2着馬レッドモンレーヴ、阪急杯2着馬アサカラキング、フィリースレビュー勝ち馬エトヴプレ、昨年のスワンS勝ち馬ウイングレイテストなど伏兵は数多い。セリフォスは国内1[1−2−0−5]の実力馬。今年は2、5、4、6着と勝ち切れないが、G2では[2−1−0−1]で4着以内を確保。ラストランで初の芝1400m。テン乗りのムーア騎手が騎乗する。

ママコチャは前走スプリンターズSで5番手から10位の33.9秒で上がって0.1秒差の4着。昨年は中5週で勝ったが、今年は中2週でデキがひと息だったか。芝1400mは[3−0−1−2]で安土城Sを1分19秒0で勝っている。平坦な直線を味方に早めに抜け出して粘り込むか。川田騎手では[1−0−0−3]。ダノンマッキンリーは芝1400m[4−0−0−1]でファルコンS、スワンSを優勝。前走スワンSは11番手から5位の34.0秒で差し切って1分20秒5で優勝。テン乗りのCデムーロ騎手が騎乗する。

オフトレイルは前走スワンSで最後方から最速の33.1秒で追い込んでクビ差の2着。前崩れの展開が嵌まったが、2位を0.5秒上回る末脚は強烈だった。多頭数で流れが速くなれば、また武豊騎手が持ってくるか。マッドクールは芝1400m[1−0−1−0]で未勝利戦を逃げて1分20秒9で5馬身差で圧勝している。前に行く馬が揃ったが、先行して地力で粘り込むか。坂井騎手では[4−1−1−3]。レッドモンレーヴは芝1400m[1−1−0−0]で京王杯SC1、2着。右回りとテン乗りの岩田望騎手がどう出るか。

[Home]