有馬記念
レース展望
過去10年で1番人気は[5−1−0−3]で6連対。前走勝ち馬は[3−1−0−1]で牝馬アーモンドアイを除き連対を確保。2番人気は[2−1−2−5]で3連対、3番人気は[1−1−3−5]で2連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が1連対。過去5年の馬連は29倍、103倍、17倍、13倍、27倍。20年は11番人気のサラキアが2着に入り万馬券が飛び出した。人気馬と人気薄で中穴以上を狙うのが妙味。
3歳[4−3−2−16]、4歳[3−5−1−39]、5歳[3−2−6−40]、6歳[0−0−1−22]、7歳以上[0−0−0−13]。芝2400〜2500mのG1で実績がある3〜5歳馬が活躍。6歳以上は連対がない。牡馬は[7−7−8−97]、牝馬は[3−3−2−33]。牝馬は前走G1で1、2、3、3、4、7着馬が2、11、1、7、4、8番人気で連対。過去5年は牝馬が必ず3着以内に入っている。
ドウデュースは国内G1[5−0−1−3]で朝日杯FS、ダービー、有馬記念、天皇賞(秋)、ジャパンCを優勝。2走前の天皇賞(秋)は出遅れて後方2番手から最速の32.5秒で大外から豪快に差し切って1分57秒3で優勝。前走ジャパンCは後方2番手から4コーナーで7番手に押し上げると最速の32.7秒で差し切って2分25秒5で優勝。スローペースの展開と大外を回ったことを考えると完勝といえる内容だった。
追い込みタイプでも緩い流れで末脚の威力で勝負するタイプ。国内の良馬場で武豊騎手では[8−1−1−0]で3着以内を確保。奥手のハーツクライ産駒が5歳秋を迎えて完全本格化した。昨年の有馬記念は出遅れて後方2番手から4コーナーで3番手に押し上げると最速の34.3秒で差し切って2分30秒9で優勝。00年テイエムオペラオー、04年ゼンノロブロイに次ぐ秋G1−3連勝なるか。ラストランVを目に焼き付けたい。
アーバンシックはセントライト記念を9番手の内から押し上げ、最速の34.0秒で差し切り2分11秒6で優勝。ルメール騎手が騎乗して、春とはレースぶりが一変した。前走菊花賞は8番手の外から勝負どころで3番手に押し上げ、3位の35.6秒で差し切って3分4秒1で2馬身半差で圧勝。過去10年で3歳馬は[4−3−2−16]で1、1、1、3番人気が優勝。ルメール騎手がドウデュースより前で進めて持ってくるか。
ダービー馬ダノンデサイル、昨年の有馬記念2着馬スターズオンアース、ジャパンC5着馬ジャスティンパレス、BCターフ2着馬ローシャムパーク、大阪杯勝ち馬ベラジオオペラ、エリザベス女王杯勝ち馬スタニングローズ、コックスプレート2着馬プログノーシス、同3着馬シャフリヤール、宝塚記念勝ち馬ブローザホーン、昨年のホープフルS勝ち馬レガレイラなど、伏兵は多士済々。今週も芝はAコースで行われる。
ダノンデサイルはダービーを内ラチ沿いの2番手から4位タイの33.5秒で抜け出して2分24秒3で2馬身差で圧勝。前半5F62.2秒、後半5F56.8秒。高速ラップの持続力を見せつけた。前走菊花賞は内ラチ沿いの3番手につけたが外から前に入られ、4コーナー15番手から外に持ち出すと2位の35.5秒で上がって0.7秒差の6着。1枠1番からダービーのように内に拘ったレースでドウデュースを完封するか。
スターズオンアースは昨年有馬記念まで[3−5−4−0]だったが、今年はドバイSC8着、ジャパンC7着。叩き2戦目でどこまで変わるか。ジャスティンパレスは昨年の有馬記念で出遅れて最後方から2位の34.4秒で追い込んで0.3秒差の4着。天皇賞(秋)は4着、ジャパンCは5着。叩き3戦目でひと押しがあれば。ローシャムパークは中山[3−0−1−1]で良馬場では[2−0−0−0]。前走BCターフはレベルスロマンスにクビ差の2着。外国人騎手では[5−2−1−1]。マーカンド騎手がガツンと追って持ってくるか。
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