AJCC
レース展望

過去10年で1番人気は[2−3−0−5]で5連対。過去2年はオーソクレースが6着、ガイアフォースが5着、マイネルウィルトスが5着に終わった。2番人気は[2−1−1−6]で3連対、3番人気は[2−2−2−4]で4連対。6〜9番人気が3連対、10番人気が1連対。過去5年の馬連は12倍、11倍、343倍、39倍、11倍で3年が10倍台の決着。22年は3−11番人気で万馬券が飛び出した。

年齢別では、4歳[2−4−2−15]、5歳[3−1−3−23]、6歳[4−1−3−27]、7歳[1−3−1−13]、8歳以上[0−1−1−33]で5、6歳馬の優勝が多い。4歳馬は3番人気以内[2−4−1−6]、4番人気以下[0−0−1−9]。6歳馬が5連対、7歳馬が4連対、8歳馬が1連対。厳寒期の重賞で高齢馬が健闘している。穴で芝2000m以上の重賞で勝ち星がある6、7歳馬を絡めたい。

ダノンデサイルはダービーを内ラチ沿いの4番手から抜け出して2分24秒3で2馬身差で圧勝。前半5F62.2秒、後半5F56.8秒。菊花賞は内ラチ沿いの3番手につけたが、外から前に入られて後退し、大外から追い込んで0.7秒差の6着。前走有馬記念は前半5F62.8秒のスローで逃げ、8位の35.4秒で上がって0.2秒差の3着。ダービーより16キロ重い520キロだった。大型馬はクリソベリル、エフフォーリアなどスジ力が落ちると復活できない馬が多いが、厩舎が仕上げて馬体が絞れると一変する可能性がある。

レーベンスティールはG1[0−0−0−2]、G2[2−0−0−0]、G3[1−0−1−1]。G2以下では[5−2−1−1]で新潟大賞典11着を除き3着以内を確保。中山芝は[3−1−0−0]、中山芝2200mは[2−0−0−0]でセントライト記念、オールカマーを優勝。オールカマーは3、4番手の内から直線で狭いところを捌いて抜け出し2分11秒8で優勝。道中折り合いを欠き、直線で前が壁になったが、ルメール騎手が落ち着いて捌いてきた。昨年11月以降の重賞でルメール騎手は[1−0−1−11]で不振。

皐月賞2着馬コスモキュランダ、22年の有馬記念2着馬ボルドグフーシュ、チャレンジC2着馬ディープモンスター、菊花賞5着馬ビザンチンドリーム、中日新聞杯3着馬マテンロウレオ、中山金杯3着馬ボーンディスウェイ、昨年のAJCC勝ち馬チャックネイト、福島記念勝ち馬アラタ、オールカマー2着馬アウスヴァールなど伏兵は多士済々。コスモキュランダは中山[1−4−0−1]で弥生賞1着、皐月賞2着、セントライト記念2着。皐月賞馬アルアイン産駒で中山専用機か。昨年9月以降の重賞で横山武騎手は[0−1−1−18]。

ボルドグフーシュは長期休養明けの前走チャレンジCで0.9秒差の4着。芝2200mは[1−0−2−0]で京都新聞杯、神戸新聞杯で3着がある。内田博騎手が騎乗する。ディープモンスターは前走チャレンジCで後方から追い込んでラヴェルに0.3秒差の2着。芝2200mは[2−0−0−0]で梅花賞、すみれSを優勝。21年以降のAJCCで池江厩舎は[0−2−1−0]。ビザンチンドリームは前走菊花賞で0.5秒差の5着。4着ショウナンラプンタは日経新春杯で2着に入った。次走サウジのレッドシーターフH(G2、芝3000m)に出走する予定。鞍上はルメートル騎手。

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