根岸S
レース展望

過去10年で1番人気は[6−2−0−2]で8連対。前走ダ1200〜1600mの4〜6歳馬は[5−1−0−0]で堅実。2番人気は[1−2−4−3]、3番人気は[1−2−0−7]で各3連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が1連対。過去5年の馬連は14倍、53倍、36倍、3倍、16倍。荒れた2年は1−10番人気、6−4番人気で決着。上位人気馬に人気薄を絡めて中穴を狙うのが妙味。

連対馬14頭が前走連対、17頭が前走4着以内。前走5着以下はチャンピオンズC6、9着、マイルCS14着で3頭ともG1に出走していた。前走G1を除き4着以内が条件。前走重賞で連対した馬を重視したい。6番人気以下で連対した5頭のうち4頭が差し追い込み馬。流れが速くなり、差し追い込みが決まりやすい。21年は10番人気の8歳馬ワンダーリーデルが最後方から追い込んで2着。穴で決め手のある高齢馬に注意。

フリームファクシは初ダートのコールドムーンSで59キロを背負い、6番手から最速の36.0秒で差し切って4馬身差で圧勝。勝ちタイム1分22秒9は重賞レベル。芝ではきさらぎ賞後に勝てなかった馬がダートで大きくパフォーマンスを引き上げた。前走すばるSを59キロを背負い、4番手から2位タイの36.6秒で抜け出して1分23秒0で3馬身差で圧勝。芝ダートを含め中京では[4−1−0−0]。左回りの東京ダ1400mは合いそうだが、輸送を含め中京専用機でなければ。2キロ減の57キロ。Mデムーロ騎手が騎乗する。

サンライズフレイムはダ1400m[5−1−2−0]で昨年の根岸Sは6番手から3位タイの35.4秒で上がって0.5秒差の3着。4コーナーから直線でズブくてエンジンが掛からずに離されたことが堪えた。前走エニフSは59キロを背負い、6番手から最速タイの35.0秒で上がってエンペラーワケアに0.4秒差の3着。今回のメンバーで先着を許したのは根岸S2着のアームズレインしかいない。石坂厩舎のデレフォン産駒でドライスタウトの半弟。2キロ減の57キロ。藤岡康騎手から引き継いだ藤岡佑騎手が3戦連続で騎乗する。

欅S勝ち馬コスタノヴァ、霜月S勝ち馬ロードフォンス、ドバイゴールデンシャヒーン2着馬ドンフランキー、昨年の根岸S2着馬アームズレイン、JBCスプリント勝ち馬タガノビューティー、ギャラクシーS勝ち馬アルファマム、すばるS3着馬サトノルフィアン、カペラS2着馬クロジシジョー、淀短距離S2着馬バルサムノート、プロキオンS2着馬スレイマンなど伏兵は数多い。土曜は曇り時々晴れだが、日曜は曇り時々雪の予報。馬場設定や展開にもよるが、馬場が渋って脚抜きが良くなると1分21秒台の高速決着になる可能性がある。

コスタノヴァは東京ダート[4−0−0−0](全てルメール騎手)。欅Sは出遅れた後に5番手に押し上げ、最速の34.8秒で抜け出して優勝。2着は根岸S勝ち馬エンペラーワケア。JRAダート重賞で横山武騎手は[1−1−1−22]、昨年10月以降の重賞では[0−1−2−14]。ロードフォンスは東京ダ1400m[3−1−1−1]で前走霜月Sを5番手から最速の34.9秒で差し切り1分23秒0で優勝。2走前のテレビ静岡賞は9番手から最速タイの35.3秒で差し切って1分22秒7で優勝。重賞初挑戦になるが、2連勝の勢いで突破するか。ロードフォンスで2戦2勝の横山和騎手が騎乗する。今週も横山家の動きに注意。

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