シルクロードS
レース展望
過去10年で1番人気は[1−1−1−7]で2連対。単勝2倍台は[1−1−1−1]だが、単勝3倍以上は[0−0−0−6]で不振。2番人気は[5−0−1−4]で5連対、3番人気は[2−2−2−4]で4連対。6〜9番人気、10番人気以下は各2連対。過去6年の馬連は45倍、29倍、23倍、41倍、81倍、5倍で中穴決着が多い。近年の傾向から4番人気以内に人気薄を絡めて中穴を狙うのが妙味。
牡馬は[6−7−9−93]で13連対、牝馬は[4−3−1−46]で7連対。6番人気以下では牡馬[0−1−6−76]、牝馬[0−3−0−33]。穴で牝馬に注意。人気薄の牡馬は3着で狙うのが妙味。関東馬は[0−3−4−39]で未勝利。京都で行われた7年の連対馬の脚質は、逃げ2先行6、差し1追込5。勝った7頭のうち5頭が2〜5番手につけた先行馬。昨年はルガルが2番手から抜け出して圧勝した。
ソンシは良馬場では[5−2−1−0]。タンザナイトSは9番手から2位の33.5秒で上がってメイショウソラフネに0.2秒差の2着。初の芝1200mで川田騎手が無理をしなかった。前走淀短距離Sは4番手から4位タイの34.1秒で抜け出して1分8秒7で優勝。単勝1.8倍に支持され、好位から抜け出す危なげのない勝ち方だった。芝1200mで前半3F33秒台の流れを経験していないが、2歳時の万両賞で前半3F33.8秒で2番手につけている。ハンデは57.5キロ。内めの枠に入って好位づけなら簡単には崩れないか。
カピリナは芝1200mを使って[3−0−1−0]で福島の1勝Cを1分8秒7で3馬身差で圧勝、新潟の清津峡特別を1分8秒8で4馬身差で圧勝。前走南総Sは5番手から4位タイの33.7秒で上がって1分7秒1の好タイムで優勝。1枠1番から出遅れて前半3F32.9秒の速い流れで5番手に押し上げ、直線で抜け出す危なげのない内容だった。葵SとキーンランドCを連勝したレイハリアの半妹で田島厩舎のダンカーク産駒。ダートを含め戸崎騎手では[2−2−0−1]。昨年以降の京都芝重賞で戸崎騎手は[0−1−1−5]。
葵Sと北九州記念を連勝したピューロマジック、京阪杯2着馬ウインカーネリアン、ラピスラズリS勝ち馬ペアポルックス、芝1400mで3連勝中のセントメモリーズ、芝1200mで2連勝中のクファシル、淀短距離S3着馬グランテスト、タンザナイトS勝ち馬メイショウソラフネ、カーバンクルS勝ち馬エイシンフェンサーなど伏兵は数多い。京都は開幕週でAコースで行われる。土曜は曇りのち雨、日曜は曇り時々雨で馬場が渋る可能性が高い。開幕週で多少の雨なら大きな影響はないが、重、不良に悪化すると道悪適性が問われそうだ。
ピューロマジックは芝1200mで全て逃げて[4−2−0−2]。京都では2戦2勝で葵Sを1分7秒1で勝っている。稍重の北九州記念を1分7秒9で勝っている。良馬場の方がいいが、道悪もそれなりにこなせる。競られずにある程度速い流れで単騎で逃げられれば。京都の1勝Cで騎乗した坂井騎手が騎乗する。ウインカーネリアンは芝1200mでは高松宮記念4着、京阪杯2着。前走京阪杯は前半3F33.7秒で逃げ、ビッグシーザーにクビ差の2着。三浦騎手では[8−3−0−9]。59キロを背負うが、強気に前に行く手か。
ペアポルックスは前走ラピスラズリSを逃げて1分7秒2で優勝。京都では葵Sでピューロマジックに0.2秒差の2着、オパールSでビッグシーザーに0.1秒差の3着がある。自在性があるが、岩田康騎手がどう乗るか。クファシルは昨年以降芝1200m[3−1−0−0]で醍醐Sを5番手から最速の33.7秒で抜け出して1分8秒3(稍重)で優勝。池添厩舎のモーリス産駒でアンドヴァラナウトの半弟。2走前のWASJ(2勝C)を優勝。前2走より3キロ軽い55キロで出走できる。鞍上は松山騎手。今週の騎乗馬は55キロ以上。
[Home]