マイラーズC
レース回顧

ロングランは大外枠から内に切れ込んで6番手の馬込みを進み、メンバー3位の33.3秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分31秒7。ビーアストニッシドが逃げて前半3F45.0秒、5F57.8秒。上がりは33.9秒、ラップは11.6−11.1−11.2秒。10頭の少頭数でも流れて決め手を生かせるレースになり、重賞勝ちがある決め手のある2頭で決着。ロングランは岩田康騎手が大外枠から内に入れてジュンブロッサムよりロスなく進め、直線で上手く捌いたことが功を奏した。前走小倉大賞典を勝った7歳セン馬が初の芝1600m、しかもG2を制覇。7歳になって衰えるどころが今が旬と思わせる走りを見せた。今の勢いで安田記念も突破するか。

ジュンブロッサムは出遅れて後方から大外をブン回してメンバー2位の33.2秒で上がって半馬身差の2着。昨年の富士Sでソウルラッシュに勝った馬で前2走10着でも1番人気に支持されたが、武豊騎手ならだいたいこうなるだろう的な騎乗であっさり2着に負けた。23年以降の重賞で武豊騎手は1番人気では[2−3−1−6]で勝ったのは京都記念とジャパンCのドウデュース。G1馬でない馬は[0−3−1−6]で未勝利。武豊騎手がG1馬でない馬で1番人気に支持されたら、他馬の単勝、馬単に妙味がある。ジュンブロッサムは立て直して復調気配。左回りの方が得意。昨年の安田記念でナミュールで2着に入った武豊騎手が持ってくるか。

セオは2番手からメンバー7位の34.2秒で上がって0.4秒差の3着。最後までしぶとく伸びたが、少頭数でも過去2年未勝利の西村太騎手が飛ばしたことで差し馬向きになったことが堪えた。これで11頭以下の芝1600〜1800mは[4−0−2−0]で複勝率100%をキープ。

ニホンピロキーフは6番手からメンバー5位の33.9秒で上がって0.5秒差の4着。昨年のマイラーズCで3着に入ってから[0−0−1−7]で洛陽S3着があるのみ。人気になりやすいが、善戦止まりが続いている。直線が平坦コースで馬場が渋ったときは要注意。

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