NHKマイルC
レース展望
過去10年で1番人気は[1−2−1−6]で3連対。過去10年で1勝のみ。関西馬は[0−1−1−3]で1連対のみ。2番人気は[4−2−1−3]で6連対、3番人気は[1−1−1−7]で2連対。6〜9番人気は5連対、10番人気以下は2連対。過去5年の馬連は42倍、36倍、24倍、129倍、3倍で荒れている。昨年はジャンタルマンタルとアスコリピチェーノで堅かったが、人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。
連対馬12頭が前走3着以内。前走4着以下から連対した8頭のうち5頭が2走前に重賞3着以内、1頭がOP特別1着だった。前走4着以下に負けた馬は2走前の成績に注目。特に前走4、5着馬の巻き返しに注意。6番人気以下で連対した7頭のうち6頭が差し追い込み馬だった。前に行って穴をあけたのは9番人気のラウダシオンのみ。連対した7頭のうち6頭が10番枠より外に入っていた。穴で外枠の差し追い込み馬に注意。
アドマイヤズームは[2−1−0−1]で朝日杯FSを2番手から最速の33.6秒で抜け出して1分34秒1で2馬身半差で圧勝。2着ミュージアムマイルは皐月賞、3着ランスオブカオスはチャーチルタウンズCを制した。ニュージーランドTは4番手から6位タイの33.9秒で上がってクビ差の2着。休み明け、馬体8キロ増で1分32秒4で走っている。叩き2戦目で友道厩舎がG1仕様の仕上げで勝ちにくる。過去10年で友道厩舎は[2−0−0−3]、川田騎手は[2−0−1−4]。位置取りと仕掛けのタイミングがポイント。
イミグラントソングは全て芝1600mを使われ[2−1−1−1]で4着以内を確保。前走ニュージーランドTは8枠13番から10番手の外につけ、最速の33.1秒で差し切って1分32秒4。不利な外枠から終始外を回って差し切る強い内容で2歳王者のアドマイヤズームを撃破した。前4走は上がり最速で1、2、3、1着。スローの上がり勝負では2、3着だが、前半5F57秒台で流れたレースはひいらぎ賞2着(1着デンクマール)、ニュージーランドT1着。今年は確たる逃げ馬が不在。テン乗りのルメール騎手がどう乗るか。
チャーチルタウンズC勝ち馬ランスオブカオス、同2着馬アルテヴェローチェ、同3着馬ミニトランザット、皐月賞6着馬マジックサンズ、桜花賞4着馬マピュース、同6着馬チェルビアット、ファルコンS勝ち馬ヤンキーバローズ、同2着馬モンドデラモーレ、ニュージーランドT3着馬コートアリシアン、共同通信杯5着馬サトノカルナバル、京王杯2歳S勝ち馬パンジャタワーなど伏兵は多士済々。土曜は雨のち晴れだが、日曜は曇り時々晴れで最高気温は29℃の予報。急に気温が上がるため、暑さに強い夏馬タイプの馬に注意したい。
ランスオブカオスは朝日杯FSでアドマイヤズームに0.8秒差の3着。前走チャーチルタウンズCは好位から3位の33.9秒で抜け出して1分32秒2で優勝。馬群で脚をタメて直線でひと脚使えるタイプ。今回が初の左回り。吉村誠之助騎手が渾身の騎乗で持ってくるか。アルテヴェローチェは前3走朝日杯FS5着、シンザン記念2着、チャーチルタウンズC2着。サウジアラビアRCを大外一気で勝った東京でどこまで変わるか。チェルビアットは桜花賞で追い込んで6着。他にもいるが、NHKマイルCで大穴をあけそうなタイプ。
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