富士S
レース展望
過去10年で1番人気は[4−2−0−4]で6連対。前走負けた馬は[4−2−0−1]だが、前走勝った馬は[0−0−0−3]で不振。2番人気は[2−0−2−6]で2連対、3番人気は[1−4−1−4]で5連対。連対馬19頭が5番人気以内、残る1頭は9番人気。過去5年の馬連は24倍、33倍、5倍、17倍、13倍。近年はマイル重賞実績がある5番人気以内の人気馬が活躍し中穴までに収まっている。
前走安田記念は[3−5−0−8]で3、4、5、6、8、10、13、16着馬が1、1、4、4、4、5、3、1番人気で連対。前走惨敗した馬が人気になって巻き返している。前走着順より人気に注目したい。年齢別では3歳[3−1−3−26]、4歳[5−4−1−22]、5歳[2−3−6−36]、6歳[0−2−0−26]、7歳以上[0−0−0−12]。3〜5歳の人気馬が活躍。6歳以上はほとんど出番がない。
ジャンタルマンタルは国内では[5−1−1−0]、芝1600mでは[4−0−0−0]で朝日杯FS、NHKマイルC、安田記念を優勝。前走安田記念は前半5F58.4秒で3番手から8位タイの34.2秒で抜け出して1分32秒7で優勝。高速決着に不安があったが、緩い馬場で時計、上がりが掛かり、脚質的に絶好の緩い流れになったことが有利に働いた。8月のジャックルマロワ賞は見送って国内に使ってきた。東京芝1600mは2戦2勝。G1馬で59キロを背負うのがどう出るか。極端な高速決着になると真価が問われる。
ソウルラッシュは芝1600m[7−4−3−4]でマイラーズC(2勝)、京成杯AH、マイルCSを優勝。G1は[2−2−2−4]でマイルCS、ドバイターフを優勝。ドバイターフはロマンチックウォリアーを差し切って1分45秒8で優勝。前走安田記念は12番手から2位タイの33.9秒で上がって0.3秒差の3着。得意の荒れ馬場、緩い馬場だったが、遅い流れで位置取りが悪くなったことが堪えた。G2では[2−2−2−0]で3着以内を確保。G1馬で59キロを背負うが、中山記念で59キロを背負って3着がある。
NHKマイルC2着馬マジックサンズ、安田記念2着馬ガイアフォース、しらさぎS勝ち馬キープカルム、昨年の富士S勝ち馬ジュンブロッサム、東京新聞杯勝ち馬ウォーターリヒト、関越S勝ち馬ウンブライルなど伏兵は数多い。マジックサンズはNHKマイルCは出遅れて後方2番手から内を突いて最速の33.7秒で上がって頭差の2着。ハイペースで武豊騎手の後方でタメて内を突く一発狙いの騎乗が嵌まった感があるが、初のマイル戦で1分31秒7で走って適性を示した。半姉コナコーストは桜花賞2着馬。展開と武豊騎手の乗り方がカギ。
ガイアフォースは安田記念に3年連続出走し4、4、2着。今年の安田記念は初ブリンカーで8番手から2位タイの33.9秒で上がって0.2秒差の2着。持久力があり他馬が苦しくなったところでひと伸びできるタイプ。G1馬より2キロ軽い57キロで出走できる。鞍上は横山武騎手。キープカルムは芝1600m[3−1−2−3]で上がりは7戦が1、2位。しがらきS2着時に騎乗した坂井騎手に戻る。ジュンブロッサムは昨年の富士Sを1分32秒1で優勝。安田記念は後方のまま11着。武豊騎手から川田騎手に替わって一変するか。
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