京王杯２歳Ｓ
レース回顧
ダイヤモンドノットはスタートを決めて２番手につけ、メンバー４位タイの３３．６秒で後続を引き離し３馬身差で圧勝。勝ちタイムは１分２０秒９。ルートサーティーンが逃げて前半３Ｆ３５．２秒。上がりは３３．７秒、ラップは１１．４−１１．０−１１．３秒。流れが緩んで前に行った馬が有利な流れになった。ダイヤモンドノットは手応え良く追走し直線で待つ余裕があり、ラスト１Ｆ手前から追い出すと一気に後続を引き離して圧勝した。
ルメール騎手は抜け出してから流す余裕があった。重賞５着以内、ＯＰ特別勝ち馬がおらず全馬が１勝馬でダイヤモンドノットは同距離のもみじＳ（ＯＰ）で２着があった。前２走芝１４００ｍの走破タイムが抜けており、レースを見ても今回のメンバーでは能力が抜けていたのだろう。次走は朝日杯ＦＳに向かうことになりそうだ。福永調教師はＧ１初制覇が懸かる。
フクチャンショウは１０番手の外からメンバー３位の３３．５秒で上がって０．５秒差の２着。東京芝１４００ｍの新馬戦で１．２秒差の５着に負け、前走芝１２００ｍの未勝利戦を遅いタイムで勝った馬が８番人気で激走した。前２走芝１２００ｍの上がりは最速の３４．７秒、２位の３４．２秒。戸崎騎手が上手くタメて末脚の威力を引き出した。
トワニは１４番手からメンバー最速の３３．０秒で追い込んで０．５秒差の３着。前走サフラン賞は４番手につけて直線で伸び切れず５着に終わったが、今回は後方でタメたことで末脚の威力を生かせた。これまで１０番手以下に控えたときは全て上がり最速の３５．０秒、３４．３秒、３３．０秒。今後もこういうレースを続けていくことになりそうだ。
シャオママルは内ラチ沿いの８番手からメンバー４位タイの３３．６秒で上がって０．５秒差の４着。プーシャン騎手が直線で少し外に持ち出して捌いてきたが、外から伸びた２頭に切れ負けした。デビューから３戦最速上がりを繰り出したように小柄なアルアイン産駒でも末脚がしっかりしている。１勝Ｃの芝１４００ｍなら勝ち負けできそうだ。
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