ジャパンC
レース展望

過去10年で1番人気は[6−1−2−1]で7連対。単勝1倍台は[3−0−0−0]、2倍台は[2−0−2−0]、3倍台は[1−1−0−0]、4倍台は[0−0−0−1]。単勝1倍台なら頭で狙える。2番人気は[0−3−3−4]、3番人気は[2−1−1−6]で各3連対。連対馬18頭が5番人気以内、残る3頭は7、7、8番人気。過去5年の馬連は3倍、5倍、9倍、1.8倍、11倍/15倍で堅く収まっている。

関東馬[3−4−1−40]、関西馬[7−7−8−65]、外国馬[0−0−0−25]。5番人気以内の関西馬が12連対。関東馬は5番人気以内[3−3−1−12]、6番人気以下[0−1−0−28]。外国馬は3着以内がない。連対馬14頭にG1勝ち、3頭にG1で2着があった。さらに11頭にダービーまたはオークスで連対があった。G1実績のない馬は通用しにくい。東京芝2400mのG1で実績がある馬に注目。

マスカレードボールは[4−1−1−1]で皐月賞は1コーナー手前で狭いところに突っ込んでごちゃついて後方に下がる下手な騎乗で3着、ダービーは不利な17番枠から外を回ってクロワディノールに0.1秒差の2着。前走天皇賞(秋)は9番手から徐々に押し上げ、3位タイの32.3秒で差し切り1分58秒6で優勝。前半5F62.0秒、後半5F56.6秒、上がり32.9秒、ラップは10.9−10.9−11.1秒。ルメール騎手で1番人気に支持されG1初制覇。東京の上がり勝負で勝ったことで死角がひとつ少なくなった。

左回りは[4−1−0−0]、東京は[3−1−0−0]。1986年以降のジャパンCで前走天皇賞(秋)勝ち馬は[6−4−7−7]で3歳馬はバブルガムフェロー13着(2人気)、シンボリクリスエス3着(1人気)。過去10年で前走天皇賞(秋)勝ち馬は[3−0−2−0]。社台RHが勝てば初のジャパンC制覇となる。今年のG1でルメール騎手は[4−1−2−7]、1番人気では[3−1−0−1]。過去10年でルメール騎手は1番人気では[3−0−0−0]でアーモンドアイ(2勝)、イクイノックスで勝っている。

クロワデュノールは国内[4−1−0−0]でダービーを4番手から4位タイの34.2秒で抜け出して2分23秒7で優勝。社台の断然人気馬が終始スムーズに進めることができた。仏遠征はプランスドランジュ賞を勝ったが、凱旋門賞は14着に終わった。1986年以降のジャパンCで前走凱旋門賞出走の日本馬は[1−3−1−3]でディープインパクトが勝っている。マスカレードボールにはホープフルS、皐月賞、ダービーで先着。東京では[3−0−0−0]。北村友騎手は東京芝2400mのG1では[1−0−1−4]。

ダノンデサイルは昨年のダービーを2分24秒3で2馬身差で圧勝。前半5Fは62.2秒、後半5Fは56.8秒でラップは全て11秒台。菊花賞は下手に乗って6着、有馬記念は初めて逃げて3着。戸崎騎手に乗り替わってAJCC、ドバイSCを2連勝。ドバイSCでは2着カランダガンに0.2秒差をつけた。インターナショナルSは61キロを背負って5着。芝2200〜2500mでは[3−0−1−0]で3着以内を確保。今の上がりが速い東京がカギになる。東京芝2400mのG1で戸崎騎手は[0−7−0−27]。

カランダガンはG1のサンクルー大賞、キングジョージ6世クイーンエリザベスS、英チャンピオンSを3連勝。ドバイSCでは後方から伸びてダノンデザイルに0.2秒差の2着。450キロ台の小柄な馬だが勝負根性がある。芝2200〜2410mは[4−2−0−0]、G1は[3−4−0−0]。セン馬で凱旋門賞に出走できないため、ジャパンCに出走してきた。ドバイSCの走破タイムは2分27秒2。踏み固められて上がりが速い、今の東京の馬場に対応できるかかがカギ。過去10年で外国馬は[0−0−0−25]で5着が最高。

23年のダービー馬タスティエーラ、目黒記念勝ち馬アドマイヤテラ、宝塚記念&天皇賞(秋)3着馬ジャスティンパレス、昨年2着同着のシンエンペラー、ドゥレッツァ、阪神大賞典勝ち馬サンライズアース、23年のエリザベス女王杯勝ち馬ブレイディヴェーグ、京都大賞典勝ち馬ディープモンスター、京都記念勝ち馬ヨーホーレイク、昨年の日経賞&目黒記念勝ち馬シュトルーヴェ、昨年の天皇賞(秋)3着馬ホウオウビスケッツ、AJCC3着馬コスモキュランダなど伏兵は多士済々。週末は雨は降らない予報。良馬場でのレースになりそうだ。

タスティエーラは上がり勝負になった23年のダービーを4番手から抜け出して2分25秒2で優勝。前走天皇賞(秋)は早めに動いて0.4秒差の8着。レーン騎手では[2−0−1−1]。ジャスティンパレスは23年の天皇賞(春)勝ち馬。前2走は宝塚記念3着、天皇賞(秋)3着。Cデムーロ騎手がどう乗るか。ドゥレッツァは23年の菊花賞馬。昨年のジャパンCはシンエンペラーと2着同着。ドバイSCは0.4秒差の3着。日本に慣れてきたプーシャン騎手が騎乗する。ブレイディヴェーグは23年のエリザベス女王杯勝ち馬。前走天皇賞(秋)10着は直線で前が壁。メンバー唯一の牝馬。マーカンド騎手がガツンと追ってラストランVを飾るか。

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