エプソムC
レース回顧
トロヴァトーレは11番枠から9番手を進み、メンバー2位の33.0秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分45秒3。ストレイトトーカーが逃げて前半5F59.4秒の緩い流れ。上がりは33.6秒、ラップは11.4−11.0−11.2秒。開幕週はエアレーションをした馬場で外差しが決まり、2週目は馬場が踏み固められたことで内が伸びるようになり、3週目は内が荒れて外から差した馬が有利な馬場になった。1週ごとに馬場傾向がコロコロ変わるため、その傾向にあった馬を狙わないと的外れになる。
トロヴァトーレは中団の外につけ、直線で追い出しを待つ余裕があり、最後は先に抜け出したステレンボッシュをハナ差交わして優勝。前走東京新聞杯を勝った馬が2番人気で重賞2連勝を飾った。これで芝1600〜1800m、G3以下、関東圏では[6−2−0−0]で東京では[3−1−0−0]で連対率100%。昨年の安田記念は横山武騎手で17着に終わったが、芝でルメール騎手では[5−2−0−1]で芝2000mの荒れ馬場だった弥生賞6着を除き連対している。2歳時に相馬眼ニュースで取り上げた馬が重賞3勝目。社台に評価されず、ダートを使った時期もあったが、重賞2連勝でG1狙いに切り替えて安田記念に使ってくるか。
ステレンボッシュは16番枠から7番手を進み、メンバー3位タイの33.1秒で上がってハナ差の2着。直線で追い出しを待つ余裕があり、追い出すとスパッと抜け出したが、外からマークしていたルメール騎手のトロヴァトーレに最後に交わされた。24年の牝馬3冠で1、2、3着に入った馬が前走5走13、8、15、10、7着で大不振。宮田厩舎に転厩して前走中山牝馬Sで馬体、気配が良くなり、今回の調教の動き、気配が良くなっていたため、復活があるとみて穴で狙って正解だった。桜花賞馬が芝1600mで復活の狼煙を上げた。これで良馬場の芝1600〜1800mは[3−3−0−1]。次走は安田記念に向かう予定。
レガーロデルシエロは大外17番枠から最後方を進み、メンバー最速の32.6秒で追い込んで0.2秒差の3着。ラスト300mで大外に持ち出すと強烈な末脚を繰り出した。前走東風Sで3着に入った馬が10番人気で激走した。前走東風Sでも岩田康騎手が騎乗し、最速の33.5秒で上がっており、ここにきて末脚の威力が増している。岩田康騎手は重賞を勝てるチャンスはあるとコメント。
マジックサンズは8番手を進み、メンバー5位タイの33.2秒で上がって0.2秒差の4着。直線でステレンボッシュの後ろからトロヴァトーレの間を狙ったが、最後まで馬が躊躇したのか突っ込んで行けなかった。11.0−11.2秒の高速ラップで走りながら2頭の間を割るのは難しいのだろう。2着に突っ込んだNHKマイルCは前半5F56.4秒のハイペースでラスト2F11.6−11.8秒だった。
サクラファレルは2番手からメンバー13位の33.9秒で上がって0.3秒差の5着。流れが緩んで上がりが速くなり、これまで33秒台で上がったことがない馬が東京の長い直線で切れ負けした。過去10年で前走3勝Cを勝った馬は[1−0−2−15]で上がり馬は通用しにくいレース。1番人気に支持されたが、東京の上がり勝負では厳しかった。今年も夏の北海道で大暴れか。
カラマティアノスは4番枠から内ラチ沿いの4番手につけ、9位タイの33.7秒で上がって0.3秒差の6着。直線でサクラファレルの後ろにいてスペースがなく、最後は内を突いて伸びてきたが、サクラファレルを交わせなかった。緩い流れで道中掛かり気味だったことも堪えている。共同通信杯でマスカレードボールの2着があるように東京でも走れるが、脚質的に小回りコースの方が合っている。
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