最近激走した穴馬
■最近激走した穴馬の予想コメント
函館11R 函館記念
穴アスカクリチャン 3着(8人気)
穴はアスカクリチャン。昨年の金鯱賞以降はG2で7、7、11着に終わりましたが、0.5〜0.8秒差で大きくは負けていません。前走新潟大賞典は8着に終わりましたが、直線で大きな不利がありました。近走の着順は悪いですが、昨年の七夕賞勝ち馬でハンデG3なら通用します。7〜9月は[3−0−3−1]で七夕賞1着、新潟記念3着があります。暑くなって馬体が絞れると調子を上げるタイプです。昨年の新潟記念は函館記念を勝ったトランスワープが勝ちましたが、アスカクリチャンはトランスワープより1キロ重い57キロを背負って0.1秒差の3着に入りました。新潟記念は高速決着で上がりも速いですが、スピードと切れ味だけでは好走できないコースで実は地力が問われんです。トランスワープも切れタイプではなく、アスカクリチャンと同じ地力タイプです。新潟記念でトランスワープと同じくらいのパフォーマンスを見せましたから、函館記念でも勝ち負けできるのでは。七夕賞を55キロで勝ちましたが、それ以降のハンデG3では4戦全て57キロを背負いましたが、今回は近走の着順が悪いため56キロで出走できるんです。ハンデ戦は実力より斤量に恵まれた馬を狙うのが鉄則ですが、今年はアスカクリチャンが該当します。勝ち負けできるとみた陣営は岩田騎手を確保。好位から地力で粘り込んで一発があるとみています。
中京11R 中京記念
穴ミッキードリーム 2着(13人気)
大穴はミッキードリーム。前走米子Sは休み明けで58キロを背負って2番手からしぶとく伸びて6着に粘りました。近走2桁着順が続いていたことを考えるとまずまずの内容でした。休み明けを除くと6〜9月は[3−0−2−1]で昨年の中京記念4着を除き3着以内を確保。昨年の中京記念は前に行けず4コーナー11番手からメンバー3位の35.4秒で伸びて3着に頭差の4着でした。今年はメンバー的に流れが速くなりませんから、本来の好位からのレースができそうです。前半5F61.1秒のスローペースになった一昨年の毎日王冠では6番手から32.9秒で伸びてダークシャドウ、リアルインパクトに0.1秒差の3着に入りました。近走成績から57キロは重く感じますが、まともに走ればG3なら勝ち負けできる力を持っています。タフな馬場になってきた中京は少し長めの距離適性が問われます。リルダヴァルもそうですが、ミッキードリームも芝1800mが得意。好位からしぶとく伸びて一発があるとみています。
新潟11R アイビスSD
穴リトルゲルダ 3着(6人気)
穴はリトルゲルダ。直線1000mは[2−1−1−0]の巧者。昨年、アイビスSDの1ヶ月後の雷光特別でアイビスSDに0.2秒差の54秒4で走り2着に入りました。3歳牝馬がメンバー最速の31.9秒で上がってアイビスSDに0.2秒差の好タイムで走ったのです。前半2F21秒台になった直線1000mで連対があるのは、パドトロワ(アイビスSD1着)、リトルゲルダ(雷光特別2着)、ビラゴーティアラ(閃光特別2着)の3頭のみ。ビラーゴーティアラは424キロで1枠1番はマイナスです。雷光特別ではラスト2Fから馬が自分から馬群に突っ込んで抜け出してきました。ラスト2Fからギアチャンジしてメンバー最速の31.9秒で上がったのです。このスピードとギアチャンジがアイビスSDで大きな武器になるのでは。ハクサンムーンとパドトロワを射程圏に入れて進めれば、一発があるとみています。
新潟11R 関屋記念
穴レッドスパーダ 1着(4人気)
穴はレッドスパーダ。東京芝1600mで休み明けを除くと[3−1−0−1]で長期休み明け2戦目で復調途上だった今年の東京新聞杯4着を除き連対を確保。NHKマイルCを1分32秒7で2着、東京新聞杯を1分32秒1で勝っています。東京より新潟は時計が速いですから、東京で1分32秒台前半で走れれば、新潟で1分31秒台で走れます。前走パラダイスSは58キロを背負って1分20秒1で勝ちました。4歳時に阪神カップを1分20秒3で2着がありますが、パラダイスSでタイムを0.2秒詰めました。7歳馬でも休養が多く今回が20戦目。まだ能力は落ちていないのでは。ナンシーシャイン、ドナウブルー、ミッキードリームなど前に行く馬はみな外めの枠に入りました。レッドスパーダは前に行くには絶好の1枠1番でしかも内枠は差し追い込みタイプばかりですから、楽に先頭または2番手につけられるはず。前走パラダイスSでは2位の33.1秒で上がったハナズゴール、最速の33.0秒で上がったレオアクティブを完封しました。同じ脚質のドナウブルーと直線で競り合いになりますが、今年は昨年より馬場が荒れているため、小柄なドナウブルーより大型でパワーのあるレッドスパーダが有利とみています。
新潟8R 新潟ジャンプS
穴アサティスボーイ 1着(3人気)
穴はアサティスボーイ。3番人気ですが、ハードダダンダンを逆転する可能性があるという点で穴馬にしました。障害では[2−1−0−1]でまだ底を見せていません。平地の新潟芝2200〜2400mは[1−5−1−2]で好位からしぶとい脚を使っています。障害4戦は全て直線がダートで今回が初めての芝。ハードダダンダンは平地の芝では1000万条件レベルですが、アサティスボーイは1600万条件レベル。新潟ジャンプSは厳しいレースになると最後に平地の脚が効いてくるんです。障害重賞で石神騎手は[0−1−0−10]ですが、08年の新潟ジャンプSで10番人気のブラックレディで2着があります。夏の新潟、直線が芝、石神騎手で一発があるとみています。
小倉11R 小倉2歳S
穴ラブリープラネット 3着(3人気)
穴馬ラブリープラネットを狙います。中京芝1200mの新馬戦は大外枠スタートから中団で折り合ってメンバー最速の34.6秒で差し切る大人びた勝ち方でした。勝ちタイム1分11秒2は平凡ですが、前半3F36.0秒ですから仕方ありません。0.3秒差の2着ホープタウンは次走小倉芝1200mで好位からメンバー最速の34.2秒で抜け出して前日にホウライアキコが出した1分7秒8のレコードと同タイムで楽勝しています。ラブリープラネットも小倉の高速決着に対応できるのでは。小倉は雨が降って馬場が悪化し、時計が掛かるようになってきました。ラブリープラネットは新馬戦で稍重を経験していますから有利です。小倉は馬場が荒れていても内ラチ沿いを通った馬が直線で伸びていますから、福永騎手が捌ければ1枠1番は有利に働くはずです。チバサラブレットセールで今年2位の4800万円で取引された馬。公開調教ではバランスのいいフットワークでラスト1Fを10秒台で駆け抜けました。まさに仕上がり早の2歳馬なんです。ベルカントとホウライアキコは余力残しで新馬戦を楽勝しましたから強いですが、2頭をまとめて逆転すれば、完成度が高く末脚がしっかりしたラブリープラネットとみています。
阪神11R ローズS
穴シャトーブランシュ 2着(9人気)
穴はシャトーブランシュ。前2戦は小倉芝2000mの500万条件で2着(稍重)、1着(不良)。渋った馬場でメンバー最速上がりを繰り出したのです。阪神は雨で馬場が渋りました。人気はありませんが、渋った馬場の適性と末脚の威力で激走がありえるとみています。
中山11R セントライト記念
穴ユールシンギング 1着(3人気)
穴はユールシンギング。前走新潟で豪快な直線一気を決めました。芝1800mを中心に使われていますが、大型馬でスタミナがありそうです。前走500万条件を勝ったばかりですが、今年のメンバーなら通用するのでは。スタミナ、息の長い末脚が中山芝2200mにマッチすれば一発があるとみています。
阪神11R シリウスS
穴ケイアイレオーネ 1着(5人気)
穴馬ケイアイレオーネを狙います。2戦前のJDDでは大外から強引に捲って2着とハナ差の3着に入りました。シリウスSでJDDで5着以内に入った3歳馬はワンダーアキュート(54キロ)1着、ゴールデンチケット(55キロ)3着、タガノロックオン(54キロ)4着。古馬相手に通用しています。前走レパードSは2着サトノプリンシパルに0.2秒差の3着でしたが、サトノプリンシパルは逃げて内ラチ沿いを通ったのに対し、ケイアイレオーネは大外から強引に捲くりました。コース取りに差がありましたが、上がり3Fはケイアイレオーネが0.1秒上回っています。今回はサトノプリンシパルが4枠7番→5枠9番、ケイアイレオーネが6枠11番→1枠2番で枠順の内外が逆転しています。サトノプリンシパルはレパードSで馬体が12キロ増えて太め残りだったこと、今回は単騎で逃げられそうなことから、絶対に逆転できるとは言い切れませんが、1番人気でマークされます。人気がないケイアイレオーネに妙味があるのでは。JDDで5着以内に入った3頭はシリウスSで54、55キロでしたが、ケイアイレオーネは53キロで出走できます。幸騎手&西浦厩舎はホッコータルマエで重賞を勝ちまくっているコンビ。ダ2000m、内枠、53キロ、幸騎手で激走があるとみています。
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