■9/16 ﾀﾞｰﾄ4連勝でｵｰﾌﾟﾝ勝ち 荒武者ｻﾝﾗｲｽﾞﾊﾞｯｶｽ
ﾃﾞﾋﾞｭｰから芝で4戦して掲示板がなく全く見どころなし｡しかしﾀﾞｰﾄ初戦の福島ﾀﾞ1700mの未勝利戦で一変した｡4ｺｰﾅｰ先頭に立つと直線では一気に後続を突き放して2着に6馬身差をつける圧勝劇｡ﾀﾞｰﾄ2戦目は中京ﾀﾞ1700mのｲﾝﾃﾞｨｱT｡中団から徐々に進出して4ｺｰﾅｰで前を射程圏に入れると直線では楽々と抜け出して4馬身差で圧勝した｡ﾀﾞｰﾄ3戦目は阪神ﾀﾞ1400mの鶴見特別｡降級馬が揃い､1000万条件としてはかなりﾚﾍﾞﾙの高いﾒﾝﾊﾞｰだったが､最後にきっちり差し切って3連勝を飾った｡
ﾚｰｽでは1枠から出遅れる最悪のﾊﾟﾀｰﾝに陥ったが､馬群を捌いて進出し､最後は先に抜け出したｶｲｼｭｳﾏｯｸｽを力で捻じ伏せた｡初距離で一気のﾒﾝﾊﾞｰ強化､しかも出遅れる不利｡そらを克服して勝つのだから秘めた能力は相当｡誰が見ても強い勝ち方だった｡ﾀﾞｰﾄ4戦目は小倉ﾀﾞ1700mのｵｰﾌﾟﾝ特別･阿蘇Sに格上挑戦｡ﾚｰｽでは中団を進んだが､外から競られて厳しい展開｡それでも最後はきっちり差し切った｡ﾊﾝﾃﾞ51ｷﾛは有利だったが､休み明けで余裕残しの仕上げだった｡
1000万条件､ｵｰﾌﾟﾝ特別は着差は僅かだが､勝ったことを評価したい｡小差でも勝った馬と負けた馬の能力差は結構あるもの｡ﾃｲｴﾑｵﾍﾟﾗｵｰは勝つときはいつも小差だった｡厳しいﾚｰｽで負けなかった馬はその後必ず頭角を表す｡相馬眼的に他馬より抜けていいところはないが､まだ馬は成長の途中｡これから能力に馬体が伴ってくるだろう｡この後はﾀﾞｰﾋﾞｰGPで3歳ﾀﾞｰﾄ王ｶﾈﾋｷﾘに挑戦状を叩きつける｡追って味があるので､直線で並ぶところまで行けば面白そうだ｡母の父ﾘｱﾙｼｬﾀﾞｲ｡距離はこなせる｡
★ｻﾝﾗｲｽﾞﾊﾞｯｶｽ
牡3歳 黒鹿毛
[西]音無厩舎
馬主:松岡隆雄
父:ﾍﾈｼｰ
母:ﾘｱﾙｻﾌｧｲﾔ
母父:ﾘｱﾙｼﾔﾀﾞｲ
全成績:4-0-0-4
誕生日:02/04/30
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