■2/2 母の父ミルリーフの血が騒ぎ始めたネヴァブション
迎春Sを5馬身差で圧勝したネヴァブションを取り上げたい。3歳春は追い込んで届かないレースが続いていたが、キャリアを積んで馬体が成長してくるにつれて頭角を現してきた。迎春Sは緩急のあるラップでかなりの底力が問われるレースになったが、レースのラスト3Fが12.3-12.1-12.2秒と最後まで落ちなかったことを評価したい。勝ちタイム2分32秒6は有馬記念5着に相当するタイム。最後までラップが落ちずにこのタイムで走られては後続はち切られて当然。
4走前のセントライト記念では落馬したマツリダゴッホの煽りをモロに受けて落馬競走中止。ネヴァブションは迎春Sを5馬身差で勝ったが、マツリダゴッホもAJCCを5馬身差で圧勝した。セントライト記念で落馬した2頭が今後の関東勢を引っ張って行きそうなところが面白い。ネヴァブションの母の父はミルリーフ。菊花賞は4コーナーから直線で狭いところに入って追い出しが遅れて10着に敗れたが、長い距離は合うはずだ。今年の長距離路線は手薄。大化けを期待してみたい。
★ネヴァブション
牡4歳 黒鹿毛
[東]伊藤正徳
馬主:ティーエイチ
生産:早田牧場新冠支場
父:マーベラスサンデー
母:パールネツクレース
母父:ミルリーフ
全成績:4-0-3-10
誕生日:03/02/19
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