■5/24 怪物出現の前に勝ちたい宝塚 サンライズペガサス

天皇賞春は、距離の実績がないため最後方から行って末脚を生かす競馬に
徹して5着。ラスト3F33.7秒の究極な上がりで突っ込んできたが、超スローペースの
競馬では届かないのは当然だろう。

古くはオグリキャップが初めての2400mとなったジャパンCで馬が上がって行こう
としているのに河内騎手が3コーナーで控えて最後強襲してきたが届かず3着、
昨年のダービーのダンツフレームでも河内騎手は3コーナーで押さえて結果追い込んだ
が2着。どちらも距離実績がなかったことで騎手をそうさせた。3コーナーで押さ
えたから直線伸びたという考えもできるが、オグリキャップがその年の有馬記念
を優勝、翌年のジャパンC2着したときはそういう競馬ではないのだから行か
せていればという考えはやはり否定できないだろう。

ここで言いたいのは、強気で知られるアンカツでもそういう競馬しかできなか
ったこと。陣営の作戦なら仕方がないが、超スローならある程度前へという
作戦も取れたはずだ。それが距離不安のある馬でもだ。ましてマンハッタンカフェや
ジャングルポケットを相手にして、そういう不安を持ったままで競馬をしたら
歯は立たないのは当然。G1はそれほど甘くないし、G1で思い切ったことが
できないと勝つのは難しいだろう。レースが終わってアンカツは相当悔やんだの
ではないか。そこが次走で大いに期待したい理由でもある。

サンライズペガサスの次走は宝塚記念。今度は適距離の範囲。サンライズペガサスの末脚
があればマンハッタンカフェ、ジャングルポケットが相手でも十分勝負になるはずだ。
復帰戦の大阪城Sで見せたインパクトは、これならG1を取れると思わせるもの。
ただし、この馬の上にはまだ怪物エアエミネムがいる。秋には復帰してくるだけに
ここでG1制覇しておきたいところだろう。

インパクトを与えたくれた馬は、必ず活躍するというのが私の持論。自分の感覚
と目を信じて馬券を買うのも競馬の楽しさのひとつ。競馬を見ていてこの
馬凄いなぁと感じたらぜひメモしておいてもらいたい。その馬がその後どんな
結果を出すか楽しくなるだろう。馬を見る目はみんなが持っている。それ
を磨けば馬券にも大いに役立つはずだ。

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