■9/8 春のイメージを一新させた サクラプレジデント

8月24日の札幌記念を勝ったサクラプレジデントを取り上げたい。パドックでは春からそれほど変わった感じはなかったが、レースではこれまでのイメージを一新した。武豊騎手が後方で後方で折り合いをつけて3コーナーからスパートすると物凄い行きっぷりで先団に取りつき、直線では先に抜け出したエアエミネムをきっちり差し切った。メンバー最速の33.7秒の切れ味は凄かったが、直線で遊びながら走っていたのだから恐れ入る。

春は田中勝騎手が折り合いをつけるのに苦労して、直線では馬が一生懸命に走るといったイメージだったが、今回は全く違う走り。折り合うとここまで切れるのかと正直驚かされた。武豊騎手はオンとオフしかない馬と話していたが、その言葉がサクラプレジデントの本質を表しているのかもしれない。サンデー産駒でフワフワとしたフットワークで切れ味を発揮する馬は走る。今秋は菊花賞には向かわず古馬G1戦線に殴り込むようだが、今回のような走りができれば好勝負できるだろう。ダービーの雪辱は舞台が同じ東京競馬場で果たしてもらたい。

★サクラプレジデント
牡3歳 鹿毛
[東]小島太
馬主:さくらコマース
父:サンデーサイレンス
母:セダンフォーエバー
母父:マルゼンスキー
全成績:3-3-0-1
誕生日:00/04/11

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