■9/8 ダートの頂点を目指す ユートピア

今後のダート路線で活躍が見込めるユートピアを取り上げておく。6月7日のユニコーンSでは2着に5馬身差をつけて1分35秒8のレコード勝ち。エコルプレイスが作った超ハイペースで底力が問われたが、一頭だけ次元の違う走りで楽勝した。追い出してからの粘り強さは特質もので心肺面の強さが窺えた。ユニコーンSはダートの出世レースと言われるが、誰が見てもインパクトのある勝ち方をしたユートピアは、今後のダート路線を背負っていく存在といっても過言でない。

7月8日のジャパンダートダービー(JDD)ではビッグウルフにハナ差で敗れたが、スタートで躓いてスムーズさを欠いたのが大きかった。現時点ではベストはマイルだが、この走りなら2000mまではこなせそうだ。馬体も一戦ごとに実が入ってきたし、この秋はどんな姿を見せてくれるか楽しみだ。9月23日のダービーグランプリ(盛岡ダ2000m)で復帰するので注目したい。ここを楽勝するならジャパンCダートも見えてくる。春はドバイのUAEダービーを断念したが、来年のドバイWCに向けてその過程を楽しみたい。

★ユートピア
牡3歳 栗毛
[西]橋口弘次
馬主:金子真人
父:フォーティナイナー
母:ドリームビジョン
母父:ノーザンテースト
全成績:4-2-0-2
誕生日:00/03/01

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