■2/3 高性能エンジン搭載、皐月賞を目指すストーミーカフェ

大雨の中で行われた新馬戦はディープサマーに大差負け。パドックで馬体の作りは目立っていたが、1200mの競馬に対応できなかった。2戦目は札幌芝1500mの未勝利戦。ハイペースで後続を引き離して逃げるとそのまま楽々と逃げ切り勝ち。稍重で出した1分29秒4はレコードタイム。この時点でスピードの絶対値と心肺機能の高さを証明した。続く札幌2歳Sも速いペースで飛ばして逃げ切り勝ち。搭載エンジンの違いを見せつける結果になった。

休み明けで臨んだ朝日杯FSは前半に10秒台が2回続くハイペース。直線でしぶとく粘ったが、マイネルレコルトに差されて2着に敗れた。ただし休み明けでプラス10キロだったし、前に行った馬が壊滅状態になるハイペース。厳しい条件で2着に粘ったことは高評価できる。やはり搭載エンジンは凄いものがある。馬体の作りも目立つし、荒れ馬場を苦にしないパワーがあるのもいい。大きいレースを狙える資質は十分にある。

ここまではスピードと能力の絶対値で逃げて結果を出してきたが、朝日杯FSのようなレースではそのうち通用しなくなる。前に馬がいると追いかけるという課題は既に見えているので、小島太厩舎がそれをいかにクリアできるかにかかっている。馬体と走法から距離は1600mから2000mくらいに適性がありそう。ただ今後の馬体の成長とレースぶりで長い距離をこなす可能性も残している。最初の目標は皐月賞。その前に折り合いに目処を立てたい。

★ストーミーカフェ
牡3歳 鹿毛
[美]小島太厩舎
馬主:西川恭子
父:アドマイヤベガ
母:グリーティングス
母父:Rainbow Quest
全成績:2-2-0-0
誕生日:02/03/24

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