相馬眼ニュース

■4月4日 ラズベリームース

東京芝1600mの未勝利戦は前半3F35.4秒、5F59.5秒で逃げ、メンバー2位タイの34.4秒で上がって2馬身半差で圧勝。ラスト3Fは11.4−11.4−11.6秒の高速ラップ。ジワジワとスピードに乗り、最後まで脚色が衰えていなかった。勝ちタイム1分33秒9は同日のサウジアラビアRC(前半5F62.6秒)の1分36秒4より2.5秒速い。後半5Fは58.5秒でサウジアラビアRCより0.2秒速かった。前走アネモネSは5番手から3位の34.3秒で上がって0.2秒差の2着。桜花賞出走権を確保した。骨折休養明けで馬体が16キロ増えており、前3走騎乗したルメール騎手から津村騎手にスイッチ。4コーナーで前が壁になって追い出しが遅れるロスがあった。セレクトセール5720万円のルーラーシップ産駒で母はワイルドラズベリー(ローズS2着)。祖母ディアアドマイヤはベッラレイア(フローラS1着、オークス2着)の半姉。馬体のバランスが良く、走る馬独特の雰囲気がある。東京の未勝利戦で見せた末脚の持続力、坂路で楽々とラスト1秒11秒台を出す脚力は大きな武器になる。林厩舎は牝馬ソングラインで経験を積んでいる。まだ知名度は低いがG1で勝ち負けする馬になるのではないか。

牝3 美・林徹厩舎
父:ルーラーシップ
母:ワイルドラズベリー
母の父:ファルブラヴ
馬主:保坂和孝
生産:ノーザンファーム

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