相馬眼ニュース

■6月4日 アドマイヤルプス

東京ダ1600mのアハルテケSはスタートを決めて2番手につけ、メンバー8位の36.0秒で抜け出して3馬身半差で圧勝した。良馬場で前半5F59.4秒の速い流れでラスト2Fは11.6−12.6秒でラップが落ちたが、前に行って後続を突き放す強いレースをしている。勝ちタイム1分35秒5は今年の良馬場の最速タイム。2走前のオアシスS(東京ダ1600m)では直線で前が詰まって外に持ち出す大きなロスがあり、並の馬なら5着以下に負けてもおかしくなかったが、最後までしぶとく伸びてクビ差の2着まで追い上げている。

セレクトセールで5832万円で取り引きされたヘニーヒューズ産駒で母系にダイナカール、近親にエアグルーヴ、ドゥラメンテ、ルーラシップがいる。ヘニーヒューズ産駒は東京ダートで走る馬が多い。長い休養が2度あって出世が遅れているが、ようやくOP特別を勝って賞金を加算することができた。時計の掛かる良馬場でも時計の速い道悪でも走っており、馬場は問わないタイプ。パドックではどっしり構えて落ち着いて周回しており、ここにきて馬体の充実が目立つようになった。今後は地方交流重賞を含め、ダート重賞で活躍できそうだ。

セ5 美・加藤征弘厩舎
父:ヘニーヒューズ
母:カールファターレ
母の父:キングカメハメハ
馬主:近藤旬子
生産:ノーザンファーム

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