相馬眼ニュース

■1月19日 トロヴァトーレ

中山芝2000mの新馬戦(8頭立て)は前半5F62.2秒のスローペースで4番手を進み、勝負どころで大外を回って前を射程圏に入れるとメンバー最速の33.8秒で差し切って2分1秒6で2馬身半差で圧勝した。レースのラスト3Fは12.1−11.4−11.2秒で尻上がり。ルメール騎手は軽く仕掛けただけで鞭を入れていなかった。前走葉牡丹賞(9頭立て)は前半5F61.7秒のスローペースで5番手を進み、直線で馬群に突っ込んでメンバー最速の33.9秒で抜け出して2分00秒4で2馬身差で圧勝。ルメール騎手はかなり手綱を動かしたが、最後まで鞭を入れていなかった。

レースのラスト3Fは11.7−11.3−11.4秒だが、トロヴァトーレは尻上がりラップを繰り出している。サンデーRで4000万円で募集されたレイデオロ産駒で近親にディアドラ、ソングライン、スキルヴィングがいる。父レイデオロは中山芝2000mの葉牡丹賞、ホープフルS(G2)を連勝している。新馬戦を使ったことでパドックでは馬体の張りが良くなり、後肢の踏み込みが力強くなっていた。父レイデオロに似たようなタイプ。ルメール騎手は木村厩舎のレガレイラ、ニュージーズがいるため、クラシックでトロヴァトーレに騎乗するかは分からないが、父が勝てなかった中山の皐月賞に向けて注目してみたい。

牡3 美・鹿戸雄一厩舎
父:レイデオロ
母:シャルマント
母の父:エンパイアメーカー
馬主:サンデーレーシング
生産:ノーザンファーム

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