函館2歳S
有料版情報(抜粋)
■調教診断 1位評価
[7 /]ニシノチャーミー
函館Wで2頭併せで一杯に追われて先着。豪快なフットワークでスピード感のある走り。牝馬にしては馬力がある。前走より確実に良化。
■有力馬診断 1位評価
[7 ]ニシノチャーミー
最終調教は2頭併せで一杯に追われると豪快なフットワークで突き抜けた。新馬戦は余裕残しの仕上げだったが、ここを目標にきっちり仕上げてきた印象。ハミ掛かりが良くなったし、新馬戦とはデキが一変している。新馬戦は牝馬限定戦で勝ちタイムは1分12秒0と遅いが、この週は時計が掛かっていた。それでもこの時計は評価できるものではないが、この中間の変わり身と相馬眼的な評価からここで通用するものがあるとみる。馬場のいいところを通れる外枠もプラスだろう。四位騎手だけに14番はJRAの仕込みか。サクラバクシンオー産駒は函館芝1200mで[6-6-7-23]と大活躍。今年の函館芝1200mで四位騎手は[4-4-4-14]で連対率30.8%。函館芝1200mでサクラバクシンオー産駒に騎乗すると[3-0-2-0](ニシノチャーミーとエアニックスに騎乗)と複勝率100%。04年に勝ったアンブロワーズも前走は牝馬限定の新馬戦だった。牝馬限定戦というのが人気の盲点になる。母ブランドミッシェルは95年にアイリッシュダンス(ハーツクライの母)が勝った新潟記念で3着した夏馬。予想より人気になったが、一発の条件は揃っている。
■相馬眼予想
函館は晴れ、芝コースは良馬場。土曜は9Rファストタテヤマ、10Rフィールドベアー、11Rサムソンハッピーが後方からの追い込み、12Rラストモアが6番手からの差し切り勝ち。いずれも10番より外枠の馬だった。最終週で馬場の内側が荒れてきており、外を通った馬が伸びている。ただし芝1200mは11Rで5番枠のピサノグラフが内の3番手から2着、12Rで3番枠レヴリが4番手から2着に入った。外枠スタートから馬場のいい外を通った馬が有利だが、レヴリのように道中少し外めに出して好位を進めれば内枠をこなせなくもない。メインまで芝は3レースしかないので、馬場は土曜と同じような感じだろう。
次に展開。行く気になればハナを切れそうな馬は多いが、逃げるのはスピードのあるローレルゲレイロか。エイシンイッテンが出走を取り消したことで極端なハイペースはなさそうだが、例年どおり前半34秒台前半で進みそう。16頭のフルゲートで激しいレースになりそうだ。最近4年の函館2歳Sは道中5番手以内につけた2頭で決着したようにある程度前につけて終いがしっかりした馬が好走している。速い流れを楽に追走して最後まで踏ん張る地力のある馬というのが好走馬のイメージ。キャリア1戦の馬が多く、現時点で能力、適性を見抜くのは簡単ではないが、相馬眼で狙える馬を絞りたい。
注目したいのはニシノチャーミー。新馬戦の勝ちタイムは早くないが、馬体の作り、最終調教の動きからここでやれるものがあるとみる。前走は余裕残しの仕上げだったが、今回は仕上げられて馬体の作り、調教の動き、気配が一変。この中間の変わり身はこの馬が一番。最初から馬場のいい外を通れる外枠、函館芝1200mが得意なサクラバクシンオー産駒、函館芝1200mで乗れている四位騎手と激走の条件は揃っている。ただし新馬戦の前半3Fが35.3秒と遅かったので、速い流れを楽に追走できるかどうかという懸念が少しある。負けるとすればそこだが、相馬眼的にクリアできるとみた。
あとはインパーフェクト、シャルロットノアル、エーシンダームスンの3頭。インパーフェクトは馬体の作りから芝1200mがベストとは思わないが、ラベンダー賞で前半33.7秒の流れを馬なりで楽々と追走して勝ったことを評価したい。現時点での底力はニシノチャーミーを上回っているかもしれない。この中間、球節がモヤッとしたようだが、最終調教で好タイムを出して払拭。そこも少し気になるが、あとは枠順だろう。前走は外枠スタートから流れに乗れたが、今回は内枠でしかも両隣に藤田騎手と秋山騎手がいる。器用さがある馬ではないので、道中スムーズさを欠くと厳しくなる。最後は地力で伸びてきそうだが・・・。
シャルロットノアルは新馬戦で出遅れたが、いい脚を長く使って差し切った。賢そうな馬で調教でも気合乗りが良く、身のこなしが柔らかく素質の高さが感じられる。ただそれでいて新馬戦で出遅れたのが気になるところ。今回も出遅れるようだと展開が嵌らないと厳しくなる。逆にスタートを決めて中団より前で流れに乗れれば面白そう。スタートが鍵になる。エーシンダームスンは開幕週の新馬戦を勝ってここ一本に調整されたローテーションがいい。時計が早く勝ちっぷりも良かったので人気になって当然だが、420キロの小柄な馬だけにこの枠と荒れた馬場が影響する懸念はある。
インパーフェクトは内枠、器用さ、シャルロットノアルは出遅れ、エーシンダームスンは内枠、荒れ馬場と懸念材料があるので、これらをまとめて負かす馬がいるかもしれない。負かすとすれば流れに乗ってスムーズな競馬ができる馬でスタートセンスが良く、スピードがあり、終いしっかりしている馬。これに該当するのがシャルトリューズ。新馬戦は外枠からスタートを決めて楽々と2番手につけて直線で早めに先頭に立つとそのまま押し切った。直線で一旦横一線になったが、そこから伸びたところに底力を感じさせた。レース中は雨が降って環境はかなり悪かったが、そこで勝ったことを評価したい。
調教を見ると右回りの方がスムーズで、実際、陣営も右回りの方がいいとコメント。最終調教はマイニングゴールドに騎乗したアンカツが、何だよ同厩舎にいい馬いるじゃんといった感じでシャルトリューズを見ていた。前に馬がいて追えなかったのとマニングゴールドの手応えが悪かったことでそれほど目立たないが、良く見ると評価できるところはある。外枠、右回り、早熟のスプリンターを出すサザンヘイロー産駒。ニシノチャーミーは牝馬限定の新馬戦というのが人気の盲点になるが、シャルトリューズは新潟からの転戦というのが盲点になる。あとは前走不利あったローレルゲレイロ、調教動いたマイネシャンゼリゼを押さえる。
■予想結果
◎ニシノチャーミー 1着
単勝1,650円的中!
複勝510円的中!
馬連9,890円的中!
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