東ｽﾎﾟ杯2歳S
有料版情報(抜粋)
■調教診断
[7 /]ﾌｻｲﾁﾎｳｵｰ
栗坂で2頭併せで一杯に追われて併入｡相手に合わせて走っていた｡馬体の作りが良く気配目立つ｡ひと叩きされ確実に良化｡
[7 -]ﾄﾞﾘｰﾑｼﾞｬｰﾆｰ
栗DWで2頭併せで馬なりのまま併入｡馬が走りに前向きで余力十分｡気合乗りが良く気配目立つ｡使いつつ仕上がってきた｡
[6+/]ﾌﾗｲﾝｸﾞｱｯﾌﾟﾙ
南Wで3頭併せで軽く仕掛けられて併入｡使いつつ馬体がしっかりしてきた印象｡4戦目になるが､前走より少し上積みがある｡
■有力馬診断
[7 ]ﾌｻｲﾁﾎｳｵｰ
新馬戦は流れが遅く､直線で楽に抜け出して逆手前で走っていたため､時計､上がりとも早くはないが､ﾓﾉの違いを見せつける勝ちっぷり｡直線で唸るように伸びてきた姿は父ｼﾞｬﾝｸﾞﾙﾎﾟｹｯﾄを彷彿させた｡相馬眼的に評価できる馬で能力は相当｡この時期としては調教も動くし､かなりの能力を感じさせる｡まだｷｬﾘｱ1戦で若さを出す懸念はあるが､この頭数で広い東京なら何とかなる｡京王杯2歳Sのｺﾞｰﾙﾄﾞｱｸﾞﾘは出遅れて競馬にならなかったが､ｱﾝｶﾂは先週の東京でかなり乗れていた｡
■相馬眼予想
東京は晴れ､芝ﾀﾞｰﾄとも良馬場｡東京は今週からB→Cｺｰｽに変更され､仮柵がさらに3m外に移動された｡これによって内の荒れた部分がｶﾊﾞｰされるが､先週の競馬を見る限りは全てをｶﾊﾞｰできそうにない｡仮柵が移動したぶん先週のように各馬が内を空けて回ることはなさそうだが､内より外が伸びるのだろう｡ただし今の東京は大外一気は決まりにくいのである程度の位置につけられる馬が有利｡出走頭数が12頭と少ないので､各馬ともｺｰｽは選べるはず｡直線では横一杯に広がっての叩き合いになりそうだ｡
次に展開だが､確たる逃げ馬は不在｡ｳﾞｪﾙﾄﾏｲｽﾀｰ､ﾌﾗｲﾝｸﾞｱｯﾌﾟﾙが前に行って勝っているが､積極的にﾊﾅを切って行きたいといった感じではない｡行くとすれば1枠1番を引いたｻﾗﾄｶﾞか｡ｽﾀｰﾄして相手の出方を窺いながら先頭に立った馬が逃げるといった形になりそう｡好位にﾄｰｾﾝｸﾗｳﾝ､中団にｹｲｱｲﾏｲｽｷｰ､ﾌｻｲﾁﾎｳｵｰ､それをﾏｰｸしてﾄﾞﾘｰﾑｼﾞｬｰﾆｰ､後方からﾆｼﾉｺﾝﾄﾞｺｿといった展開｡引っ張る馬がいないと流れは落ち着きそうで前半5Fは61秒くらいか｡ｽﾛｰﾍﾟｰｽで上がりの競馬｡直線では瞬発力が問われそうだ｡
相馬眼的な評価を含め､狙いたいのはﾌｻｲﾁﾎｳｵｰ｡まだｷｬﾘｱ1戦で荒削りだが､素質､能力は高い｡過去5年の東ｽﾎﾟ杯2歳Sでｱﾄﾞﾏｲﾔﾏｯｸｽとｱﾄﾞﾏｲﾔﾋﾞｯｸﾞが新馬勝ち直後に勝っているが､どちらも新馬戦のﾚｰｽの上がり3Fは尻上がり｡ﾌｻｲﾁﾎｳｵｰは12.1-11.8-12.0秒で尻上がりではなく､かつﾚｰｽは時計､上がりとも遅い｡時計の裏づけがなく､ｽﾛｰの上がり勝負だと切れ負けする懸念があるが､坂路で51秒台を出したように新馬戦とは仕上げが違う｡全体的に荒れてきた馬場はﾊﾟﾜｰのあるこの馬にﾌﾟﾗｽ｡地力で抜け出せるとみた｡
芙蓉Sを楽勝したﾄﾞﾘｰﾑｼﾞｬｰﾆｰは現時点の完成度が高く､自在性があり末脚も切れる｡小柄な馬で荒れ馬場はﾌﾟﾗｽではないが､中山の最終週に上がり3F34.0秒で上がる脚力があれば問題ない｡ﾌｻｲﾁﾎｳｵｰがｷｬﾘｱの浅さを出したり､より切れ味が問われれば逆転もある｡輸送で馬体が大きく減らないことが条件｡ｳﾞｪﾙﾄﾏｲｽﾀｰは先週の金曜に坂路で51.8秒の1番時計｡こちらもｷｬﾘｱ1戦でまだ荒削りだが､ﾃﾞｯﾄｰﾘ騎乗もありﾋﾞｯｼﾘ仕上げている｡前走の勝ちっぷりから能力はあるので2戦目で大きく変わる可能性がある｡
穴はﾌﾗｲﾝｸﾞｱｯﾌﾟﾙ｡新馬戦でﾌｻｲﾁｵﾌﾄﾗに3馬身差で負けたが､相手が1枠ｽﾀｰﾄから内ﾗﾁ沿いを回ってきたのに対し､ずっと大外を回ってきたｺｰｽ取りの差もある｡きんもくせい特別2着のﾏｲﾈｳﾞｪﾛﾅは芙蓉Sで9着に惨敗しているが､直線で前が詰まって全く追えなかった｡そのため､その着差から単純にﾄﾞﾘｰﾑｼﾞｬｰﾆｰとの比較はできない｡金曜に坂路で2本追って陣営はやる気満々｡札幌芝1800mの未勝利勝ちはﾗｽﾄ3F11.9-11.8-11.5秒と尻上がり｡ﾛｰｶﾙで勝ってきただけに東京がどうかだが､このあたりからこなす下地はある｡
■ﾚｰｽ結果
1着◎ﾌｻｲﾁﾎｳｵｰ
2着△ﾌﾗｲﾝｸﾞｱｯﾌﾟﾙ
3着○ﾄﾞﾘｰﾑｼﾞｬｰﾆｰ
馬連1,220円的中!
馬単1,630円的中!
3連複1,050円的中!
3連単5,410円的中!
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