産経大阪杯
有料版情報
■調教診断
[7 /]ﾒｲｼｮｳｻﾑｿﾝ
栗DWで2頭併せで一杯に追われて先着｡重心の低いﾌｯﾄﾜｰｸで最後までしっかり伸びて1番時計｡太く映るのは体型的なものもある｡昨年秋より動き､気配とも目立つ｡
[7 -]ｼｬﾄﾞｳｹﾞｲﾄ
南Wで3頭併せで馬なりのまま併入｡馬が走りに前向きで引き続き動き､気配とも目立つ｡ﾃﾞｷは高いﾚﾍﾞﾙで安定している｡
[6+-]ﾒｲｼｮｳｵｳﾃ
栗CWで2頭併せで馬なりのまま少し先着｡大きなﾌｯﾄﾜｰｸでゆったりとした走り｡結果は出ないが調子は悪くない｡
■有力馬診断
[7 ]ﾒｲｼｮｳｻﾑｿﾝ
神戸新聞杯以降連対がなく､大型馬の休み明け､転厩初戦､これまで経験のない斤量59ｷﾛと不安材料が盛り沢山｡ただし気のいい馬で久々は苦にしないし､実際､最終調教の動きは昨年秋より良く見えた｡転厩初戦で陣営は手探りの状態で天皇賞(春)を前にここが目一杯でないことは確かだが､今の状態なら極端な馬体増がない限り勝ち負けになると考えた｡京都記念はｱﾄﾞﾏｲﾔﾑｰﾝが59ｷﾛを克服して楽勝している｡阪神は野路菊S1着のみだが､力のいる馬場は得意なので阪神は合うはずだ｡馬場が渋っても問題ないし､神戸新聞杯の走りから高速決着にも対応できる｡課題があるとすれば､休み明けの神戸新聞杯で掛かったこと｡ただそのときは2冠を制した後で陣営にﾌﾟﾚｯｼｬｰがあったのも事実｡高橋成厩舎に転厩したことで今までと違った部分を見せてくれる期待の方が大きい｡
[6+]ｼｬﾄﾞｳｹﾞｲﾄ
中山金杯を7馬身差で圧勝し､続く中山記念は4着｡G2で善戦したことで中山金杯がﾌﾛｯｸでなかったことを証明した｡芝1800m[4-1-0-4]､芝2000m[1-1-1-0]だが､それほどｽﾋﾟｰﾄﾞがある馬ではないので2000mの方が合っている｡今回はｺﾝｺﾞｳﾘｷｼｵｰが回避したことで単騎で逃げられそう｡これまで逃げて結果を出してきた馬だけにこれは大きなﾌﾟﾗｽ｡阪神なら極端に時計が早くなることはなく､想定通り単騎ﾏｲﾍﾟｰｽならしぶとく粘りそうだ｡ﾒｲｼｮｳｻﾑｿﾝが早めに潰しに来そうだが､順調に使われている強みと斤量2ｷﾛ差もある｡ﾗｽﾄ1Fでｾｰﾌﾃｨｰﾘｰﾄﾞを奪ってそのまま粘り込み｡可能性はありそうだ｡
[6+]ﾒｲｼｮｳｵｳﾃ
鳴尾記念5着､日経新春杯4着､白富士S5着､中山記念12着でｵｰﾌﾟﾝでは結果が出ないというのが現状｡阪神の鳴尾記念ではﾒﾝﾊﾞｰ最速の33.2秒で追い込み､日経新春杯は道中掛かって勝ち馬と0.1秒差､白富士Sは勝ったﾈｳﾞｧﾌﾞｼｮﾝと同じ34.6秒で上がって0.4秒差と見直せる余地はある｡中山記念は不向きな小回り1800mで度外視｡重賞､ｵｰﾌﾟﾝで揉まれてきたことで少しずつ地力は強化されている｡阪神芝2000mは500万条件で3馬身差の圧勝があり､このﾚｰｽぶりが好ｲﾒｰｼﾞ｡芝2000mは[3-0-1-2]で3勝｡良馬場､稍重では上がり3Fは全て1､2位と確実にいい脚を使っている｡今回は人気がなく気楽な立場｡ﾒｲｼｮｳｻﾑｿﾝが前を潰して突き放す強い勝ち方をするとﾒｲｼｮｳ丼がある｡