京都金杯
2000/01/05 京都競馬場 芝1600m

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相馬眼予想

 キョウエイマーチは、スプリンターズSで出遅れ本来の競馬ができなかった。 そのため今回は必ず自分の競馬、それもかなりのハイペースで逃げるはずだ。 マイルCSでも逃げて1分33秒4の好タイムで時計の裏付けもあり、調教も 最近は直前軽めだったが、今回は坂路で1番時計。ハイペースで逃げる準備は万全だ。
 こうなると差し馬が人気でも差し有利の展開。ただし中途半端な差し脚では 16頭の多頭数を捌くのに苦労し届かないだろう。道中、ほぼ最後方から3、4 コーナー豪快にまくるアドマイヤカイザーが1着でゴール。武豊はアグネス ワールド、スペシャルウィークの2着をうっぷんをここで晴らすだろう。 2000年最初の重賞レース、やはり武豊が主役だ。
 問題は2着。前走で馬混みを克服した安藤勝のロサード。前走、馬自身が その気になって差したのを見逃す手はない。古くは金杯のタマモクロスが 自分から進路を変え差して勝ったように馬がその気になったときは、恐ろしい ものがある。コース取りによっては逆転も可能。
 あとはアドマイヤカイザー を直線で追いかけるレガシーハンター。今回、調教も強化し、本来の切れが 戻れば、好走できるだけの実力の持ち主だ。
 もう1頭は、デムーロが 良さを引き出すホーセンホーライ。ハイペースは願ってもない展開でデムーロ マジックがでれば、上位争いもできるだろう。

 勝負馬券は、馬連7−9(アドマイヤカイザー&ロサード)

  ◎アドマイヤカイザー
  ○ロサード
  ▲レガシーハンター
  △ホーセンホーライ

レース結果
  2000年1月5日(水) 1回京都1日11R 晴・良
  第38回スポーツニッポン賞京都金杯(G3)
  5歳以上オープン(混)[指]
  芝1600m 16頭
  本賞金:4,300万 1,700万 1,100万 650万 430万
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 着 予 枠 馬       馬名         性齢  騎手    タイム 人気 馬体重
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   1   3  6  キョウエイマーチ  牝 7 秋山真一 1.33.4  3  502kg
   2 ◎ 5  9  アドマイヤカイザー 牡 5 武豊   1.34.3  1  448kg
   3   7 13  ロードアヘッド   牡 7 高橋亮  1.34.5 14  474kg
   4 ○ 4  7  ロサード      牡 5 安藤勝己 1.34.5  2  430kg
   5 ▲ 2  4  レガシーハンター  牡 6 河内洋  1.34.6  8  482kg
   6   1  1  ビッグサンデー   牡 7 武幸四郎 1.34.7 10  470kg
   7   6 12  シンボリフェザード セ 8 岡部幸雄 1.34.8  5  478kg
   8 △ 3  5  ホーセンホーライ  牡 7 デムーロ 1.34.8 11  464kg
   9   2  3  ドラゴンライト   牡 7 角田晃一 1.35.0  7  472kg
  10   4  8  エイシンキャメロン 牡 5 上村洋行 1.35.0  6  470kg
  11   5 10  メイショウオウドウ 牡 6 飯田祐史 1.35.1  4  462kg
  12   1  2  ゴールドジャパン  牡 9 菊沢隆仁 1.35.2 12  456kg
  13   8 16  ゴッドインチーフ  牝 5 福永祐一 1.35.5  9  450kg
  14   6 11  タマモスオード   牡 7 佐藤哲三 1.35.8 13  476kg
  15   7 14  メイショウヨシイエ 牡10 白坂聡  1.35.9 15  524kg
  16   8 15  シンカイウン    牡 9 酒井学  1.36.5 16  458kg
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  単勝  6   710円  3人気  枠連  3- 5    700円  3人気
  複勝  6   240円  4人気  馬連  6- 9    900円  3人気
      9   120円  1人気  ワイド 6- 9    420円  3人気
       13 4,360円 15人気      6-13 17,090円 70人気
                         9-13  8,430円 59人気

レース回顧

 1200m得意のロードアヘッドが逃げ、キョウエイマーチは離れた2番手の展開。 後方待機した騎手たちは、キョウエイマーチが2番手で離されているのを見てハイ ペースだと勘違いしてしまったのだろう。武豊も言っているが後の集団の仕掛けが遅すぎた。 それにしてもキョウエイマーチは、この馬場でマイルCSと同タイムで走り、 5馬身差の圧勝とすばらしい。展開が味方した部分もあるが、やはり唯一のG1馬 の貫禄といったところか。今年の春には繁殖に上がるそうだ。

 ◎アドマイヤカイザーは、武豊のペース判断で積極的に6番手で先行したが、直線 で前とはまさに絶望的な差。それでも、33.9秒で差して2着するのだから、末脚 はすばらしい。馬体がもう少し成長し幅が出れば、G1でも通用する器だ。今後、 追いかけたい1頭。

 ○ロサードは、3コーナーからスパートし、33.6秒で1番の上がりできたが、 ロードアヘッドも差せず4着。期待通りの脚は使っているが、前走で最後方から差して 勝ったことで後方に控えざるを得なかったのだろう。ゴールしたときの勢いは1番で 脚をかなり余らせていた。距離ももう少しあった方が良いだろう。展開さえ向けば、 重賞でも通用するのは、間違えないところ。調教でもやる気を見せているので、 調子は計り易いタイプだ。

 ロードアヘッドが3着し、これぞワイド馬券の妙味といった配当。いつかは勝負馬券 でワイドにチャレンジしてみたい。


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