中山金杯
2000/01/05 中山競馬場 芝2000m

| Home | 予想 | 結果 | 回顧 | 2000年結果 |

相馬眼予想

 誰もが予想通り、クリスザブレイブが逃げる展開。クリスザブレイブの吉田豊 は、前半平均ペースで進め、道中息を入れ、3コーナーから馬場の良い外に出し、 直線で突き放すいつも通りの競馬をしたいところ。いつもはこれでうまく行く のだが、それがうまく行かないのが今年の金杯。2000年の金杯、騎手たちは、 みんなおいしいお酒を飲みたい気持ちは例年にも増して強くなっており、 クリスザブレイブに競馬をさせないような展開にするはずだ。

 クリスザブレイブが息を抜きたい向こう正面でペースが上がり、厳しい展開 の始まり。こうなると最後は地力勝負だ。道中、中団で息を整え、勝負どころ でスパートを開始するダイワテキサス。蛯名はスプリンターズSのマイネルラブで アグネスワールドを馬場の悪い内に押え込んだように、今回はクリスザブレイブ の外をぴったりと周り、内に押さえ込む作戦だ。最後は、ハイペースが得意で 地力に勝るダイワテキサスが1着でゴール。
 2着は、的場が有馬に続き、絶妙の騎乗をするミスズシャルダン。未だ重賞 未勝利だが、レースぶりから地力があるのは明らかだ。
 あとは横山典が最後方 から直線勝負するクロックワーク。中山内回りで追い込みにくいが、京都内回り の秋華賞で強烈な追い込みを決めた豪脚。ペースが早くなればなるほど、横山典 のムチに応え、追い込んでくる。
もう1頭は、キングオブダイヤ。9歳で一見 老け込んで思えるが、まだ15戦しかしておらず馬は若い。何より、地力と いう点で、ここで復活しても何ら不思議はない。調教も絶好。

 勝負馬券は、馬連6−9(ダイワテキサス&ミスズシャルダン)

  ◎ダイワテキサス
  ○ミスズシャルダン
  ▲クロックワーク
  △キングオブダイヤ

レース結果
  2000年1月5日(水) 1回中山1日11R 晴・良
  第49回日刊スポーツ賞中山金杯(G3)
  5歳以上オープン(混)[指]
  芝2000m 13頭
  本賞金:4,300万 1,700万 1,100万 650万 430万
  -----------------------------------------------------------------
 着 予 枠 馬       馬名         性齢  騎手    タイム 人気 馬体重
 -----------------------------------------------------------------
   1   3  3  ジョービッグバン  牡 6 山田和広  2.01.4  4  466kg
   2 ○ 6  9  ミスズシャルダン  牡 6 的場均   2.01.6  2  460kg
   3   5  7  クリスザブレイヴ  牡 7 吉田豊   2.01.6  1  444kg
   4   8 13  シグナスヒーロー  牡 9 田中勝春  2.01.8  8  508kg
   5 ◎ 5  6  ダイワテキサス   牡 8 蛯名正義  2.01.9  3  474kg
   6   2  2  ニッポーアトラス  牡 7 ロバーツ  2.02.1  5  536kg
   7   4  4  バンブーマリアッチ 牡 6 野元昭嘉  2.02.2  9  450kg
   8 ▲ 6  8  クロックワーク   牝 5 横山典弘  2.02.4  6  468kg
   9   7 10  セイウンエリア   牡 6 橋本広喜  2.02.6 13  540kg
  10 △ 1  1  キングオブダイヤ  牡 9 柴田善臣  2.02.7  7  494kg
  11   4  5  マリアジュダムール 牡 7 加藤和宏  2.02.7 10  474kg
  12   7 11  レオリュウホウ   牡 6 小林久晃  2.02.8 12  506kg
  13   8 12  ミラクルタイム   牡 6 北村宏司  2.03.0 11  470kg
 -----------------------------------------------------------------
  単勝 3 1,050円 4人気  枠連  3-6 1,730円 7人気 
  複勝 3   260円 6人気  馬連  3-9 2,280円 9人気 
     9   140円 2人気  ワイド 3-9   700円 9人気 
     7   120円 1人気      3-7  580円 6人気 
                       7-9   280円 1人気

レース回顧

 クリスザブレイブが逃げて、予想通りの展開。3コーナーからジョービッグバンが 抜群の手応えでクリスの内から並びかけてきたのには驚いた。クリスザブレイブの 吉田は、最初から馬場の良い外を回る予定だったが、まさか内からまくる馬がいる とは...と思ったことだろう。山田和のファインプレーだ。ジョービックバンは、 函館記念(G2)を勝っているにも関わらず、53キロでクロックワークと同斤とは、 やはり有利だったか...。

 ◎ダイワテキサスは、最後方からの競馬。前半スローの展開で3コーナーから仕掛け たが、前も止まらず5着が精一杯。少なくともシグナスヒーローは差して欲しかった。 +10キロだったが、馬体はふっくら見えよい方向なので次走に再度期待したい。

 ○ミスズシャルダンは、予想より後ろの位置どりだったが、直線一番良い伸び脚で2着。 思っていた通り、やはり地力はある。トニービン産駒だけに馬場の広い府中で一度走らせ て見たい。こちらも次走期待したい。

 クリスザブレイブは、今日はパドックからすごく入れ込んでおり、パドックを先に 引き上げ1番に馬場入り。馬体は張りもあり、サイレンススズカに似ていてすごく良く 見えるが、精神面が今後の課題だ。今後はパドックのチェックは必須。クリスザブレイブ は、弱い相手にはめっぽう強いが、強い相手には弱くなってしまうタイプかもしれない。


| Home | 予想 | 結果 | 回顧 | 2000年結果 |