日経新春杯
2000/1/16 京都競馬場 芝2400m

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相馬眼予想

 サンデーセイラ、トキオアクセルが逃げスローペースの展開。スローの展開、今の京都 で後方差しでは届かないのは、ジョッキーは重々承知。また、人気馬は先行して好成績の 馬が多く、ジョッキーはみな好位置を取りに行くため、3コーナー手前からペースが上がる。 こうなると直線では厳しいレースとなり、重賞実績の格、調子の良さがポイントになる。

 ステイヤーズSでテイエムオペラオーの内から涼しい顔で差し切ったペインテドブラック の実績、能力はここでは一枚上。横山典が1番人気で好走しないのは気になるが、ペインテドの長く いい脚を使える長所を生かし切り、1着でゴール。

 2着は、前走冬至Sで本格化の兆しを見せた絶好調メジロサンドラ。52キロの軽ハンデを 生かし、直線粘りに粘る。冬至Sの直線で抜き出た時に見せた風貌は、今後の活躍を予感 させた。あとは、重賞実績でブリリアントロードスエヒロコマンダー。雨で馬場が悪化 すれば、ブリリアントロードが更に有利で恐い一頭。

 勝負馬券は、ワイド7−11(ペインテドブラック&メジロサンドラ)

  ◎ペインテドブラック
  ○メジロサンドラ
  ▲ブリリアントロード
  △スエヒロコマンダー

レース結果
  2000年1月16日(日) 1回京都6日11R 曇・良
  第47回日経新春杯(G2)
  5歳以上オープン(混)[指]
  芝2400m 14頭
  本賞金:6,400万 2,600万 1,600万 960万 640万
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 着 予 枠 馬       馬名         性齢  騎手    タイム 人気 馬体重
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   1   6 10  マーベラスタイマー 牡 7 武豊   2.24.3  3  512kg
   2   3  4  メイショウドトウ  牡 5 武幸四郎 2.24.4  8  510kg
   3 ○ 7 11  メジロサンドラ   牝 5 芹沢純一 2.24.6  5  452kg
   4 △ 1  1  スエヒロコマンダー 牡 6 藤田伸二 2.24.6  4  444kg
   5   6  9  ロードサクセサー  牡 6 安藤勝己 2.24.7  2  468kg
   6 ◎ 5  7  ペインテドブラック 牡 5 横山典弘 2.24.9  1  474kg
   7   2  2  マキハタスパート  牡 7 酒井学  2.25.1 10  490kg
   8 ▲ 8 14  ブリリアントロード 牡 6 山田和広 2.25.1  6  462kg
   9   5  8  ニシノダイオー   牡 9 四位洋文 2.25.3 13  554kg
  10   4  6  ロングシコウテイ  牡 8 渡辺薫彦 2.25.7 14  478kg
  11   3  3  ヒシピナクル    牝 5 河内洋  2.25.8  7  482kg
  12   7 12  トキオアクセル   牡 8 松永幹夫 2.26.0 12  474kg
  13   8 13  ユーセイトップラン 牡 8 佐藤哲三 2.26.1 11  494kg
  14   4  5  サンデーセイラ   牡 6 菅谷正巳 2.27.3  9  502kg
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  単勝 10 600円 3人気  枠連   3- 6 1,150円  4人気
  複勝 10 200円 2人気  馬連   4-10 5,220円 24人気
      4 490円 9人気  ワイド  4-10 1,520円 24人気
     11 280円 5人気      10-11   760円  6人気
                       4-11 1,380円 21人気

レース回顧

 先行馬が多く、2400mのレースにしては、最初からハイペースの展開。 武豊マーベラスタイマーは、ペースを見越して後方待機し、直線大外から豪快に 伸びて1着。矢野調教師は、かなり前から武豊をキープしていただけあって、 仕上げも完璧だった。以前から馬体の良さは際立っていたが、ようやく 本格化。7歳だが、平均より早いペースで脚をなし崩しに使うレースでは、 まだまだ出番がありそうだ。

 メイショウドトウは、先行して直線で先頭に立つ横綱相撲の競馬。重賞初 挑戦で2着なら今後も楽しみはある。京都コースは、前走の阪神とは違って 得意のようだ。距離はもっと短い方が良い気がする。

 ◎ペインテドブラックは、パドックから覇気がなく、また馬体の張りも イマイチだった。体質が弱いのか、気分屋なのかは、まだ分からないが、 今後はパドックで判断したい馬だ。また、この馬は、スローの差し馬なので、 今回のように最初からペースが早いと追走に手間取り、直線は伸びないのが、 今の実状のようだ。今回の負けで人気を落とす天皇賞は、スローな展開が 予想されるため、狙いもあるが....。横山典の1番人気はまたしても 来なかった。ただ次の週に巻き返すのが毎度のパターン。今週は注意だ。

 ○メジロサンドラは、パドックでカリカリしていたが、やはり馬体は すばらしい。レースは、若干折り合いおり、3コーナーでは既に手応え怪しく 見えたが、直線でロードサクセサーの差しを封じ込んで3着はすごいの一言。 次走も狙いたい。春天に出走させたいが、使い込んでいるだけに賞金 の上積みが課題だ。

 ▲ブリリアントロードは、直線でフラフラとなり伸びを欠いた。馬場も 良かっただけに距離だろう。陣営の次走の使い方を見ればわかるはず。

 △スエヒロコマンダーは、毛づやが良く、気合もあり、復調してきている。 4コーナーから直線で下がってきた馬を捌くのに苦労いていたが、最後は 伸びていた。適距離の千八、二千に戻れば次走は好走するはずだ。この馬は、 体調の良さが毛づやにでやすいタイプなので、パドックは要チェック。

 最近は、出走馬の中でもっとも格のあるレースを勝った馬がきている。 今回は、マーベラスタイマーがアルゼンチン共和国杯(G2)を勝っている。 今年の傾向なので、次週もチェックしていきたい。


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