ＡＪＣＣ
2000/01/23　中山競馬場　芝2200m

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■ 相馬眼予想

　ワンダーファングとアールニセイが逃げてスローペースの展開。先行馬も多く一団で 進むので向こう正面で掛かる馬もいるだろう。馬群の中で気を使う馬より、外をゆったりまわり、 消耗を最小限にして直線を迎える馬が有利だ。中団を進み、ペースが上がる３コーナー でワンテンポ仕掛けを遅らせてスパートするダイワテキサスが１着でゴール。 今回、外枠を引いたダイワテキサスは、折り合い面に心配はないので、外をゆったりの 条件にピッタリ。代打柴田善の鞭に応え、直線一気に差し切り勝ちだ。

　2着は混線。心情的にステイゴールドを取りたいが、ここは蛯名のシグナスヒーロー。 ステイゴールドは今回は絶対勝ちに行くので、スローを嫌って３コーナーから早めに スパート。それでも押し切るだけの力はあるが、得意とは言えない中山の急坂で必ず 速度が衰えるはずだ。これを狙って蛯名シグナスヒーローは、ステイゴールドを徹底 マークし、ゴール直前で交わす競馬。来週から騎乗停止で今回気合十分の蛯名に軍配が 上がると見た。９歳馬だが、まだまだ叩き良化が感じ取れる馬体の良さに期待。

　もう１頭は、Ｇ１馬エリモエクセル。引退レースだが、大事に乗る気はないようだ。 今回調教は軽いが、個人的にこの馬には軽い方が良いと考えている。こちらもダイワ 同様外を引き、折り合いがつけば直線まとめて差すだけの脚はあるので、注意したい。

　勝負馬券は、馬連５−１４（ダイワテキサス＆シグナスヒーロー）

　　　　　◎ダイワテキサス
　　　　　○シグナスヒーロー
　　　　　▲ステイゴールド
　　　　　△エリモエクセル

■ レース結果
  2000年1月23日(日) 1回中山8日11Ｒ 曇・良
  第41回アメリカジョッキークラブカップ(G2)
  ５歳以上オープン(混)[指]
  芝2200m 14頭
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　着 予 枠 馬       馬名         性齢  騎手    タイム 人気 馬体重
　-----------------------------------------------------------------
   1 　 7 11  マチカネキンノホシ 牡 5 岡部幸雄 2.13.4  3  530kg
   2 ▲ 6  9  ステイゴールド　　 牡 7 熊沢重文 2.13.8  1  428kg
   3 　 5  7  ゴーイングスズカ　 牡 8 芹沢純一 2.14.1  4  462kg
   4 ◎ 8 14  ダイワテキサス　　 牡 8 柴田善臣 2.14.1  5  476kg
   5 △ 7 12  エリモエクセル　　 牝 6 的場均　 2.14.5  2  432kg
   6 　 1  1  マリアジュダムール 牡 7 加藤和宏 2.14.6 11  472kg
   7 　 3  4  フサイチドラゴン　 牡 5 木幡初広 2.14.6  8  472kg
   8 ○ 4  5  シグナスヒーロー　 牡 9 蛯名正義 2.14.8  6  508kg
   9 　 5  8  ワンダーファング　 牡 5 江田照男 2.15.0  7  484kg
  10 　 6 10  ビッグバイキング　 牡 5 菊沢隆徳 2.15.3  9  470kg
  11 　 3  3  アールニセイ　　　 牡 8 高橋智大 2.15.4 13  512kg
  12 　 8 13  ミラクルタイム　　 牡 6 後藤浩輝 2.15.4 10  468kg
  13 　 2  2  フェザンレーヴ　　 牝 7 田面木博 2.15.5 14  440kg
  14 　 4  6  メジロスティード　 牡 8 吉田豊　 2.16.7 12  530kg
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  単勝 11 560円 3人気  枠連　 6- 7 430円 1人気
  複勝 11 170円 3人気  馬連　 9-11 950円 2人気
  　　  9 120円 1人気  ワイド 9-11 410円 2人気
  　　  7 160円 2人気  　　　 7-11 510円 5人気
  　　       　  　　  　　　 7- 9 310円 1人気

■ レース回顧

　ワンダーファングが超スローで逃げ、先行馬が有利な展開。先行馬に３４秒台の 脚を使われては、後方待機した馬が差し切るのは、ほとんど不可能だ。

　マチカネキンノホシは、ステイゴールドを徹底マークし、直線で豪快に伸び１着。 それにしても末脚はすばらしかった。３歳時から馬体を良く見せていたが、やっと 精神面が充実してきたのだろう。陣営が今年の最大目標はジャパンカップというだけ のことはある。また、超スローの展開で向う正面でサッといい位置につけた岡部騎手 のペース判断は、熟練のなせるワザか。今のところスローペースでの末脚勝負が 合っているようだが、心臓も相当強いということなので、ペースは不問の馬になる 素質がある。もっと競馬を覚えてくると秋には本当に恐い一頭になっているかもしれない。

　▲ステイゴールドは、向う正面で掛り気味になり熊沢騎手は必死に押さえていた。 最後に切れる脚がないので、思い切って馬の気分の任せて行って欲しかった。 熊沢騎手がステイゴールドと折り合いがつかずに立ち上げるような仕草をするレースが 最近目立つような気がする。７歳馬だが、本当にタフな馬だ。なかなか勝てなかった 馬が勝った時には、連勝することがよくある。それも７歳馬にその傾向が強いので、 勝った次こそ勝負したい。

　ゴーイングスズカは、調教も良かったようによほど体調がいいのだろう。ただ勝ち 切るまでのパンチ力に欠けるので、重馬場にでもなればチャンスがあるだろう。

　◎ダイワテキサスは、先行できずに中団からの競馬。直線で伸びてきたが、すでに 大勢は決していた。スローながらも上向き加減は感じるが、まだ馬に覇気がない気がする。 好調時は、パドックでもっとうるさい仕草を見せるのでチェックしたい。また今までの 成績から、夏場の方がよいタイプかもしれない。

　○シグナスヒーローは、この展開であの後方位置からでは出番なしか。９歳馬だが、 がんばってもらいたい。

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