京都牝馬特別

京都牝馬特別

2000/1/30　京都競馬場　芝1600m

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■ 相馬眼予想

　エイシンルーデンスが逃げ平均ペースの展開。ズバリ、今回のポイントは、その実力は誰もが認めるスティンガーの出方だ。騎手たちはステインガーを意識して騎乗するのは間違いなく、スティンガーの出方によって展開が変わる。とうのスティンガーは、毎日王冠で先行してグラスワンダーに０．２秒差４着の自信から、今回は先行し４コーナーで早めに先頭に立ち押し切る横綱相撲の競馬。こうなると先行馬は苦しく、差し馬が有利な展開。差し馬でも中途半端な差し脚では、届かないだろう。４コーナーで先頭に立つスティンガー が、直線で他馬を寄せつけずに１着でゴール。今のスティンガーが牝馬同士のレースで負けることはないだろう。唯一の不安点は久々の右回りだが、心配も杞憂に終わるだろう。

　２着は直線一気に追い込むエイダイクイン。前走は出遅れて３コーナー手前からスパートしたため、直線失速しだらしなかったが、富士Ｓで見せた末脚は見所十分。今回は叩き３戦目で体調絶好、京都の外回りと追い込みの条件が揃っており、好走できるだろう。変にスティンガーを負かしに行った場合だけ不安が残る。

　あとは、調教絶好のナリタルナパーク。調教で見せた脚捌きはまさに好調時に見せるもの、顔つきも走る時の顔になっており、要注意だ。毎度のことだが、不利さえなければ、突き抜けるだけの末脚があるだけに恐い一頭だが、千六のレースは餅は餅屋で実績がものを言うため、今回は狙いを下げた。

もう１頭は、ハイフレンドコード。千六実績、右回りで７１０１の実績はここでは上位。

　勝負馬券は、馬連スティンガー＆エイダイクイン

　　　　　◎スティンガー
　　　　　○エイダイクイン
　　　　　▲ナリタルナパーク
　　　　　△ハイフレンドコード

■ レース結果

  2000年1月30日(日) 2回京都2日11Ｒ 小雨・良
  第35回京都牝馬特別(G3)
  ５歳以上オープン(混)牝[指]
  芝1600m 11頭
  本賞金：4,200万 1,700万 1,100万 630万 420万
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　着 予 枠 馬       馬名         性齢  騎手    タイム 人気 馬体重
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   1 ◎ 3  3  スティンガー　　　 牝 5 ペリエ　 1.34.9  1  456kg
   2 　 8 11  エイシンルーデンス 牝 5 野元昭嘉 1.34.9  6  462kg
   3 △ 6  7  ハイフレンドコード 牝 6 熊沢重文 1.35.0  2  506kg
   4 ▲ 5  5  ナリタルナパーク　 牝 6 渡辺薫彦 1.35.1  3  434kg
   5 　 8 10  ラパシオン　　　　 牝 5 福永祐一 1.35.1 10  440kg
   6 　 4  4  テンザンキラリ　　 牝 6 松永昌博 1.35.1  7  438kg
   7 ○ 6  6  エイダイクイン　　 牝 6 藤田伸二 1.35.2  5  430kg
   8 　 1  1  ブロードアピール　 牝 7 武豊　　 1.35.4  4  468kg
   9 　 7  8  ラティール　　　　 牝 6 四位洋文 1.35.5  8  500kg
  10 　 2  2  ハギノスプレンダー 牝 5 武幸四郎 1.35.6  9  462kg
  11 　 7  9  フレンドリーエース 牝 5 松永幹夫 1.36.3 11  424kg
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  単勝  3 170円 1人気  枠連　 3- 8 1,030円 4人気
  複勝  3 120円 1人気  馬連　 3-11 1,090円 5人気
  　　 11 270円 6人気  ワイド 3-11   470円 5人気
  　　  7 160円 2人気  　　　 3- 7   260円 1人気
  　　       　  　　  　　　 7-11   680円 8人気

■ レース回顧

　エイシンルーデンスが逃げ、スローペースの展開。前半１０００ｍが６０．５秒でこれでは先行馬が有利で最後は上がりの競馬。

　◎スティンガーは、３番手からゴール前でエイシンをぎりぎり交わし１着。もっと早めにスパートして入れば、長くいい脚が使えるだけにもっと離して勝ったと思うが、ペリエ騎手がそれをやらなかったのを見ると調子が今一歩だったか？ハナ差でも勝つのがＧ１馬の貫禄といったところか。次走は、牡馬との対戦になるが、好勝負になるだろう。

　エイシンルーデンスは、楽なペースで逃げ、直線も粘って２着を確保。スティンガーが前を可愛がったために、楽に逃がさせてもらったのがラッキーだった。千六、馬場が良い、人気がないと条件が揃えば、また好走できるだろう。

　△ハイフレンドコードは、今が絶好調と言わんばかりのはちきれそうな馬体。道中５番手から、上がりはスティンガーと同じ３４．1秒で上がったが、位置取りから３着。もっとペース早いレースの方が、他が苦しくなる分、好走できそうだ。

　▲ナリタルナパークは、直線伸びてはいるが、４着止まり。馬体、気配ともに良かったので、次走も期待したい。そろそろ来るだろう。もう少し距離が欲しいか？

　○エイダイクインは、スローペースを見越して、道中５番手から直線伸びずに７着。初戦の富士Ｓの末脚で完全復調を思わせたが、どうも馬の調子は戻っていないようだ。好調なら並んだ時に絶対に抜かせない顔をして、首を振りながら突っ込んでくるのだが、前回、今回と後ろから来た馬にあっさり交されていた。長期休養明けの馬は、５戦目くらいに好走する例が多いので、次走か、その次くらいに復調するか？いずれにせよ、調教での首の振りをチェックして、好調になったかを判断したい。まだまだ、これから強くなる馬だ。

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