小倉大賞典
2000/02/06 小倉競馬場 芝1800m

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相馬眼予想

 アンブラスモアが逃げ、ヒコーキグモ、ワンダーファングがそれに続き平均ペースの展開。 今の小倉は、直線に入る前にいい位置につけないと勝負にならないので、3コーナー手前 からスパートし先行争いが激化する。16頭の多頭数の今回は、騎手心理でその傾向は 一層増すはずだ。3コーナー手前からペースは極端に上がり、厳しいレースになるだろう。 また天気が下り坂で馬場も悪化しそうで差し馬にも苦しいレースだ。

 狙いはワンダーファング。AJCCでは休み明けで9着に負けたが、馬体は成長の跡が 伺えた。同じように休み明けのAJCC杯で大敗したビッグバイキングが叩いた効果で 土曜の白富士Sで2着した。ワンダーファングも1度叩いたことで、今回は息も持つだろう。 3番手から4コーナーで先頭に立ち、直線でセーフティリードを奪うワンダーファングが1着で ゴール。馬場が悪化すれば、他が気にする分有利で、スプリンターズSの再現だ。

 2着は大混戦。一気に差せるのは、ドラゴンライトロードサクセサーだが、多頭数の 小倉でかつ馬場が悪化すると不発に終わる可能性が高いのでここでは先行馬を狙う。 中山金杯で完全復調したジョービッグバン。クリスザブレイブを内から差したレースぶりは インパクトがあった。今回3キロプラスの56キロだが、馬格もあるので問題ないと見る。 二千が得意の同馬は、厳しいレース展開でも最後の踏ん張りが効くはずで、5、6番手から 直線抜け出し2着を確保するだろう。

 あとは、昨年2着のトゥナンテ。前走で久々に勝利 し、調子は上々。何より平坦の千八は得意中の得意にしているだけに好勝負になる。 ただし、1枠なので包まれ末脚不発の可能性もある。幸騎手の手綱捌きに期待したい。

 もう1頭は、小倉千八が得意なアンブラスモア。58キロだが、馬場の悪化がやや重まで なら、本来の逃げで好走できるだろう。

 勝負馬券は、馬連ワンダーファング&ジョービッグバン

     ◎ワンダーファング
     ○ジョービッグバン
     ▲トゥナンテ
     △アンブラスモア

レース結果

着順 予想 枠番 馬番 馬名 騎手 重量 体重 増減 タイム 人気
1 8 15 ジョービッグバン 山田和 56 462 - 4 1:48.0 2
2   4 7 ロードサクセサー 芹 沢 56 466 - 2 48.0 3
3   1 2 ドラゴンライト 木 幡 55 468 0 48.3 7
4   3 5 ビッグサンデー デムーロ 57 474 + 4 48.4 4
5   2 3 セイウンエリア 橋本広 55 530 -10 48.5 14
6   8 16 バンブーマリアッチ 野 元 55 456 + 6 48.6 9
7 1 1 トゥナンテ 55 526 - 8 48.6 5
8   7 14 テナシャスバイオ 四 位 55 470 0 48.8 11
9   5 9 ゴッドインチーフ 橋本美 51 454 + 4 49.0 13
10   7 13 ロングシコウテイ 太 宰 51 478 0 49.3 16
11   3 6 エイシンキャメロン 土 肥 56 478 + 8 49.4 12
12 6 11 アンブラスモア 須 貝 58 480 + 2 49.4 1
13 4 8 ワンダーファング 清 山 55 474 -10 49.5 8
14   2 4 ヒコーキグモ 秋 山 54 512 + 6 49.8 10
15   5 10 テイエムトッキュー 和 田 56 478 + 8 50.1 6
16   6 12 ステファニーチャン 中 谷 49 432 +10 50.3 15

単勝複勝枠連馬連ワイド
15番15番7番2番 4- 8 7-15 7-15 2-15 2- 7
440円190円220円320円1050円1770円770円1030円1230円

レース回顧

 前日の天気予報で雨だったため、馬場が悪化することを想定して予想したが、なんと 馬場は良馬場。良馬場ならハイペースで差せるのは、ドラゴンライトとロードサクセサー と予想した通りになってしまい、前日予想の欠点をさらけ出してしまった格好だ。

 ○ジョービッグバンは、道中5番手から4コーナーで先頭の競馬で1着。 二千が得意なので、千八で少々強引な競馬でも最後まで粘り切った。これで重賞3勝目。 500万条件勝ちのあとの函館記念を勝ったのが、フロックでないことを完全に証明した。 以前は輸送で大幅な馬体減りがあったが、ここ2走はほとんど減りもなく、気性の成長も 見せている。馬体の張りは相変わらず良く、パドックで馬もやる気を見せていた。 今後も千八、二千のレースを中心に活躍できるだろう。

 ロードサクセサーは、中団から一気に差し2着。前走の日経新春杯でも 豪快に追い込んでおり、差し脚が馬に定着してきている。これで重賞2戦し、5着、 2着と着順を上げてきており、そろそろ重賞制覇が見えてきたか。次走は人気になる だろうが、不利さえなければ、また好走できるだろう。

 ドラゴンライトは、後方から追い込んで3着。3コーナーから一気にスパート したため、最後は脚が上がったが、差し脚は見所十分。ハイペースで前崩れのレース になれば、必ず上位に顔を出している。ムラ馬のため、狙いづらいが、斤量を背負って いないときに絞って狙えばよさそうだ。

 ◎ワンダーファングは、先行して4コーナーでは早くもバテ13着。 ハイペースで苦しい展開となり息が持たなかったようだ。馬場が悪化しなかったのも、 誤算で余計に苦しい展開だったが、見せ場もないのは少々情けない。馬体は絞れ 問題がないので、息さえ持てば好走は可能だろう。次走は、調教量に注目し判断したい。


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