シルクロードＳ
2000/02/06　京都競馬場　芝1200m

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■ 相馬眼予想

　逃げ馬不在で何が逃げてもおかしくないが、１枠からジョンカラノテガミが逃げ、 シンボリスオードが２番手か。いずれにせよ、このメンバーではハイペースが確実。 天気が下り坂で馬場悪化も考えられるので、追い込みでは届きそうになく、先行、 好位差しが有利だ。

　そこで狙いはマイネルラヴ。スプリンターズＳでの４着は復調を 感じさせた。今回の調教でも下を向いて走る本来の姿が見られ、絶好調までいかないが、 体調アップは間違いないところ。調教の直線半ばで自ら手前を変え「やる気」を 出していたのを見逃す手はない。道中５、６番手から４コーナーで一気に先頭に立ち そのまま粘り込むマイネルラヴが１着でゴール。重馬場になっても、走法から問題なく、 かえって砂ぼこりが上がらない馬場の方が昨年目の外傷を負った同馬にとっては逆に よいか。心配は一番人気の横山典騎手だが、マイネルラブはやる気があれば、勝手に レースするところがあるので、問題ないだろう。

　２着は連闘で挑むブロードアピール。京都牝馬特別では８着だが、彼女なりに末脚を 伸ばしており調子落ちではない。本来、適距離は千二であり、このメンバーでは２着 は外せないところ。陣営は連闘は予定になかったと言っているが、前回６キロプラス の余裕残し、今までの連闘実績、適距離の千二と条件が揃うだけに、実はここが狙いか。

　もう一頭はタイキダイヤ。摩耶Ｓで馬群から抜け出る時の脚は素晴らしかった。 摩耶Ｓで破ったジョープロテクターが、淀短距離Ｓを勝っただけにこの強さは間違い ないところ。直線でマイネルラヴに上手く合わせることができれば、上位争いできるだろう。

　勝負馬券は、馬連９−１３（マイネルラヴ＆ブロードアピール）

　　　　　◎マイネルラヴ
　　　　　○ブロードアピール
　　　　　▲タイキダイヤ

■ レース結果

着順 予想 枠番 馬番 馬名 重量 体重 増減 騎手 タイム 人気
1 ○ 8 13 ブロードアピール 55 466 - 2 武 幸 1:09.5 4
2 　 5 8 トロットスター 56 450 -14 河 内 09.7 6
3 ▲ 6 10 タイキダイヤ 54 474 +10 福 永 09.7 1
4 ◎ 6 9 マイネルラヴ 59 512 - 2 横山典 09.8 2
5 　 5 7 ダイタクカミカゼ 57 470 - 2 高橋亮 10.0 9
6 　 7 12 イズミサクセス 57 448 +16 塩 村 10.1 14
7 　 1 1 ジョンカラノテガミ 57 506 - 6 角 田 10.3 7
8 　 8 14 ジョープロテクター 57 508 0 安藤勝 10.5 5
9 　 4 6 タヤスブルーム 54 446 - 4 飯 田 10.6 10
10 　 2 2 スピードスター 57 496 0 上 村 10.6 11
11 　 4 5 シンボリスウォード 57 494 - 6 藤 田 11.1 3
12 　 7 11 ハートマン 57 484 +14 松永幹 11.1 8
13 　 3 3 リザーブユアハート 56 474 +42 小屋敷 11.2 12
14 　 3 4 マイネルヒーロー 57 512 + 6 池 添 11.5 13

単勝複勝枠連馬連ワイド
13番13番8番10番5− 88−138−1310−138−10
910円270円430円150円2010円7060円1840円510円890円

■ レース回顧

　予想外の不良馬場で予想が難しいレースに変貌した。不良馬場にならなければ、マイネルラヴ は２着にきていたと今でも確信している。自信があった予想だっただけに残念だ。

　○ブロードアピールは、後方から直線大外を一気に差し切り勝ち。彼女にこんな差し 脚あったかと思わすほどの差し脚だったが、よほど内と外の馬場に差があったのだろう。 得意の連闘も彼女にはやはり良かったようだ。千六で負けていた馬が、適距離の千二に戻って ここまで違うとは、やはり適距離のファクターは重要だと再認識させられるレースであった。 今回の連闘で調子が下降しないで高松宮記念に出走できることを祈りたい。

　トロットスターは、直線でタイキダイヤとマイネルラヴを差し切って２着。 ダートでも走れるので、この不良馬場が他が苦にする分、見方したようだ。

　▲タイキダイヤは、直線でマイネルラヴは交わしたが、粘り切れず３着。 マイネルラヴと真っ向勝負で負かしたのだから、やはり力はある。５歳馬で今後 まだまだ強くなりそうで、また好調期間が長く続きそうなタイプなだけにこれからも 楽しめそうだ。

　◎マイネルラヴは、４コーナーから直線で先頭といつもの競馬だったが、最後は 脚が上がって４着。５９キロを背負っての不良馬場が影響したか。直線でタイキダイヤに 合わせ、馬場の悪い内に切れ込んだのも痛かった。４コーナーで外を捲くったのだから、 そのまま馬場の良い外を通って欲しかったが．．．．。調子が上向きなのは間違いないので、 復活するのも時間の問題。絶好調時は調教でもう少し素早さがあるので、次走はこの 素早さに注目してチェックしたい。

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