マーチＳ

マーチステークス

2000/03/25　中山競馬場　ダ1800m

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■ 相馬眼予想

　実力差が紙一重のメンバーが揃ったダートのハンデ戦。難解極まりないレースだが、こういう時は本質に従った買い方をすれば、結構当るもの。
　狙いは、６連勝中と勢いのあるタマモストロング。母はエリザベス女王杯で単勝４００倍の大穴をあけたサンドピアリス。その息子が６連勝をするのだから競馬は面白いものだ。前走の仁川Ｓでは、逃げるスマートボーイに勝たれたと思ったが、ゴール前で馬自身が勝とうとやる気を出していた点を見逃すわけには行かない。トップハンデでもこのメンバーと今の勢いなら７連勝は可能と見る。内枠から３，４番手を進み、直線で抜け出す強い競馬をするタマモストロングが１着でゴール。馬が競馬を覚えているので、直線で合わせる形にもって行きたいところだ。
　２着は千八が適距離のシアトルブリッジ。前走の大敗は距離不足のため、追走に苦労したと考えれば納得できるもの。オースミジェットと好勝負した千八に戻れば好走できるはず。先行し自分のペースに持ち込めば、本来の走りが見られるだろう。ただし、輸送により、馬体が減り過ぎないことが絶対条件となる。
　あとは、高松宮記念を回避してこちらに出走してきたキングオブジェイ。元々、ダ千八が適距離でここは勝負気配がある、前日追いも活気があり、ここは狙いの出走か。血統的にもダートで力を発揮するタイプだ。
　もう１頭はチョウカイライジン。出走が２ヶ月あいたが、熱心に調教しており、仕上がりはいい。こちらも元々ダートが得意で昨年の神無月Ｓの末脚は素晴らしかった。またパワー型末脚も今の中山の馬場にもマッチしており、好走条件は揃っている。母がマックスビューティというのも魅力。

　勝負馬券は、馬連タマモストロング＆シアトルブリッジ

　　◎タマモストロング
　　○シアトルブリッジ
　　▲キングオブジェイ
　　△チョウカイライジン

■ レース結果

着順	予想	枠番	馬番	馬名	騎手	重量	体重	増減	タイム	人気
1	◎	1	1	タマモストロング	小池	575	474	- 6	1:49.7	1
2		3	5	スマートボーイ	伊藤直	56	482	+12	50.2	2
3		7	12	ゴールドジャパン	小林淳	50	470	- 2	50.8	11
4		6	10	バクシンヒーロー	田中勝	52	490	+ 6	51.0	3
5	△	8	15	チョウカイライジン	柴田善	55	540	+ 2	51.2	8
6		6	11	エーピーバースト	安田康	53	492	+ 2	51.2	6
7		3	4	ホーマンスピリット	横山典	55	466	- 8	51.9	5
8	▲	4	6	キングオブジェイ	江田照	56	508	0	51.9	7
9		8	14	ユーワミラージュ	天間	52	496	- 5	52.0	14
10	○	2	2	シアトルブリッジ	柿元	53	452	-12	52.0	4
11		5	9	タヤスアンティーム	北村宏	54	496	- 8	52.2	9
12		4	7	テセウスフリーゼ	蛯名	54	488	- 6	52.3	12
13		5	8	ショウナンダンディ	吉田	52	506	+ 1	53.1	15
14		2	3	キングデール	小野	54	498	+ 4	53.5	13
15		7	13	ナナヨーウォリアー	熊沢	53	458	- 6	53.6	10

単勝	複勝			枠連	馬連	ワイド
1番	1番	5番	12番	1- 3	1- 5	1- 5	1-12	5-12
250円	150円	240円	830円	510円	1040円	520円	3110円	4970円

■ レース回顧

　タマモストロングは前走よりも楽勝でこれで７連勝。上がりタイムも優秀でどこまでこの連勝街道が続くか楽しみだ。当然、狙い馬に登録です。では、回顧です。

　◎タマモストロングは、ハイペースの中先行し、最後は逃げたスマートボーイを３馬身突き放す競馬で１着。中間の雨で時計が出やすい馬場になったのも、この馬には良かったか。今回の走りは本物と思わすもので、今後の重賞戦線で活躍できるだろう。早くもメイセイオペラとの熱い戦いが目に浮かぶ。

　スマートボーイは、逃げ粘って２着を確保。中山の千八は得意のコースで実力をフルに発揮した。最後はタマモストロングと合わせる形にもっていけたのが良かった。

　○シアトルブリッジは、見せ場なく１０着敗退。－１２キロと大幅な馬体減で見るからに寂しい馬体。輸送で減るのも予想されたが、ここまで減るとは、、、。今後は馬体の回復させてから、再度重賞に挑戦だ。

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