日経賞 |
2000/03/26 中山競馬場 芝2500m |
■ レース回顧 |
まさかのグラスワンダー敗退。そのまさかよりもレオリュウホウが勝ったことの方 がビックリした。馬場が悪くてもまさか逃げ切るとは、、、、。馬券は、パドックを 見てグラスワンダーを完全カットしたところまでは良かったが、本線◎−▲の馬連を しこたま購入。馬連と枠連のオッズはほとんど変わらなかったが、レオが来ることは ないだろうとの馬場悪化を考慮しない身勝手な判断で見事に外れ。44倍を外した ショックはかなり大きい。では、回顧です。 レオリュウホウは、平均ペースで逃げて、最後の直線も力強い末脚で伸びて見事 優勝。3コーナーの随分手前からペースを上げ、後続に脚を使わせる騎乗。騎手たち が、グラスの出方に神経を使っていたので、必然的に前が楽になったのが良かった。、 最初からこの点を考慮していたと思われる乗り替わった菊沢徳騎手のファインプレーだ。 以前からそうだが、この馬は荒れた馬場が得意中の得意。今後も前走着順は度外視して、注意 は必要だ。 ◎ステイゴールドは、2番手からの積極的な競馬でグラスを負かすも2着まで。 グラスを気にしてスパートが少々遅れたのが残念だが、直線での差し脚が逃げ馬と同じ になってしまったのだから仕方がない。本当に惜しい競馬。7歳にしてやっと気性が 成長して来ており、最近のレースでは騎手の指示通りに動けるようになった。天皇賞に 出走できれば、オペラオー、ラスカル、トップロードと好勝負できるだろう。 △メイショウドトウは、先行し最後は伸びるも3着。グラスを意識し仕掛けが 遅れた分、最後は脚を余した感じ。荒れ馬場は得意ではないが、それでも3着するのだ からたいしたもの。パドックでも幅のある好馬体が確認でき今が充実期だ。 ▲アメリカンボスは、終始馬場の悪い内を通り、直線の伸びは一息で5着。 初距離はこなせたと判断するが、それにしても馬場が悪いところを通り過ぎ。これでは 伸びないのも当然。次走は人気を落としていれば、迷わず狙う。 ○グラスワンダーは、3コーナー手前からスパートするも他馬と同じ脚色で 6着敗退。+18キロの馬体は、いかにも太い感じ。パドックで前脚の出も悪くゴツ ゴツしており、とても好走できる状態ではなかった。どうしてこんな状態で出走させる のか疑問が残る。この敗退で天皇賞出走は難しく、今後は安田記念を目指すことに なるだろう。負けても1番人気になる馬なので、しっかりと乗り込み仕上げての 出走を希望したい。それがファンへの礼儀。 |