ダービー卿ＣＴ
2000/04/02　中山競馬場　G3　芝1600m

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■ 相馬眼予想

　アンブラスモアと１枠を引いたサクラナミキオーが競い合う逃げでハイペース の展開。中山は今週からＢコースだが、芝の荒れはひどくハイペースだと逃げ先行は 止まるだろう。そこで狙いは掻き込み鋭い差し馬だ。
　牝馬クラシックで活躍したフサイチエアデール。千六ならノースフライト級の 素質馬で休み明けでもこのメンバーなら通用する。道中は中団より後ろに控え ３，４コーナー中間で一気にスパートするフサイチエアデールが１着でゴール。 武豊騎手が、直線先に抜けた馬にうまく馬体を合わせ、馬の勝負根性を引き出す騎乗を 魅せてくれるだろう。
　２着は昨年も２着のタイキブライドル。今の馬場を苦にしないタイプで後半の差し脚 を生かせそうだ。何より中山芝５戦５連対なのが心強い。気性の成長も著しくここは期待出来る。
　もう１頭はフェブラリーＳ除外で１ヶ月出走が伸びたシンコウスプレンダ。調教量は 十分で今度は絞れているだろう。横山典騎手は今週も燃えているに違いない。
　あとは勝っても人気にならないダイワカーリアン。 ハイペースで苦しい展開になるがいつもの粘り強さが発揮できれば、好勝負になるだろう。

　勝負馬券は、馬連フサイチエアデール＆タイキブライドル

　　　　◎フサイチエアデール
　　　　○タイキブライドル
　　　　▲シンコウスプレンダ
　　　　△ダイワカーリアン

■ レース結果
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　着 予 枠 馬       馬名         性齢 重量     騎手   タイム  馬体重  人気
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 　1 ◎  7 13 フサイチエアデール 牝 5 56.0kg 武豊　　 1:33.0 440Kg  +6  3
　 2 　  6 11 シンコウエドワード 牡 6 57.0kg 田中勝春 1:33.0 458Kg  +2  8
　 3 ○  4  7 タイキブライドル　 牡 6 57.0kg 岡部幸雄 1:33.1 482Kg -12  1
　 4 　  6 10 アンブラスモア　　 牡 7 58.0kg 須貝尚介 1:33.5 470Kg -10  4
　 5 ▲  2  3 シンコウスプレンダ 牡 7 57.0kg 横山典弘 1:33.6 508Kg  -6  2
　 6 　  1  1 サクラナミキオー　 牡 6 57.0kg 田中剛   1:33.7 496Kg  -4 12
　 7 　  4  6 タイキトレジャー　 牡 5 56.0kg 北村宏司 1:33.7 468Kg   0  9
　 8 △  2  2 ダイワカーリアン　 牡 8 57.0kg 柴田善臣 1:33.7 526Kg +12  5
　 8 　  8 14 リワードニンファ　 牝 6 55.0kg 後藤浩輝 1:33.7 470Kg  -2 10
　10 　  5  9 チェックメイト　　 牡 6 57.0kg 藤田伸二 1:33.8 458Kg  -6  6
　11 　  7 12 オースミブライト　 牡 5 57.0kg 蛯名正義 1:33.8 444Kg  +4  7
　12 　  8 15 エイシンルバーン　 牡 5 56.0kg 菊沢隆徳 1:34.2 516Kg  -4 11
　13 　  3  5 キングオブダイヤ　 牡 9 57.0kg 江田照男 1:34.2 478Kg  -8 13
　14 　  5  8 ヘイアンウインザー 牡 6 57.0kg 坂井千明 1:34.2 476Kg  -4 15
　15 　  3  4 サンライズアトラス 牡 7 57.0kg 吉田豊　 1:34.4 478Kg  -4 14
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  天候：曇　 芝：良
　ハロンタイム　 12.6 - 11.1 - 11.4 - 11.3 - 11.5 - 11.6 - 11.7 - 11.8  
　上り 　4F 46.6 - 3F 35.1 
　2コーナー　 (1,*2)(10,15)13(6,7)(11,12,14)4(8,9)-3,5  
　3コーナー　 (*1,2)10(6,15)7,13(4,11)(12,14)9(8,3)5  
　4コーナー　 2(1,10)(6,7,13)(11,14)(12,15)(4,3)(9,5)8  

　＜払戻金＞ 
　単勝 13 550円 3番人気  枠連　  6- 7 1,160円  6番人気
　複勝 13 200円 3番人気  馬連　 11-13 4,700円 23番人気
　　　 11 370円 7番人気  ワイド 11-13 1,670円 23番人気
　　　 07 150円 1番人気  　　　 07-13   550円  2番人気
　　　       　  　　　  　　　 07-11 1,090円 14番人気

■ レース回顧

　フサイチエアデールが実力通りの勝利。安田記念に向けていいスタートを切った。 しかし、勝負馬券は惜しかった。タイキブライドルが直線でごちゃつきに巻き込まれ なければ２着はあっただろう。それを読めなかったのは、仕方ないにしても、 シンコウエドワードを狙わなかったことを反省したい。では、回顧です。

　◎フサイチエアデールは、中団を進み、３コーナーから一気にスパートし先行集団 に取り付き、直線で突き放す強い競馬で１着。パドックでは馬体を大きく見せ、きび きびとした動きで休み明けでも調子の良さが目についた。予想で素質はノースフライト 級と言った通り、牡馬との戦いでも通用することを証明してくれた。これで京王杯ＳＣ から安田記念へのローテーションになるが、十分通用するので次走も狙いたい。 迷わず、次走の狙い馬に登録する。

　シンコウエドワードは、後方を進み、直線大外を豪快に伸び２着。 ハイペースを見越して控えたことと馬場のいい外を通れたことが好走の要因だ。 また馬力タイプなので、今の力のいる馬場も合っているのだろう。

　○タイキブライドルは、中団から徐々に進出し、直線で馬群に突っ込み 窮屈な競馬で３着。直線で上手く外に出せれば、上位に来ていただけに惜しいレース。 ただし、馬群を割った後の脚色は鋭く、この馬の強さを再認識させられた。 馬体にも身が入った印象でこれから活躍できそうだ。

　シンコウスプレンダは、後方で脚を溜め、直線で追い込むも５着まで。 馬体は絞れていたが、パドックで前脚の捌きがぎこちない感じ。今の状態なら ダートの方が良いか。全盛期からの衰えを少し感じる。

　ダイワカーリアンは、サクラナミキオーと先行争いして、直線は失速し、 ８着敗退。中間十分に乗り込んだにも関わらず、＋１２キロで腹まわりがいかにも 太めの感じ。これでまた人気は落ちるので、来たときは穴になる。注意したい馬。

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