NZT4歳S
2000/04/8 中山競馬場 G2 芝1600m 0

| Home | 予想 | 結果 | 回顧 | 2000年結果 |

相馬眼予想

 有力外国産馬が勢揃いしたレース。NHKマイルCの前哨戦として、今年から中山千六で 行われる。過去のデータは通用しないが、ここは実績馬と新興勢力の組み合わせで攻める。
 狙いは、エイシンプレストン。朝日杯3歳Sはハイペースの展開にはまった感は あるが、直線でレジェンドハンターを差し切ったときの瞬発力は素晴らしかった。今年から 中山千六になったのも、この馬には非常に有利で陣営がここを狙わないわけがないだろう。 道中は中団につけ、じっくりとレースをするエイシンプレストンが直線豪脚を披露して 1着でゴール。福永騎手はこの馬を手の内に入れており、好走するのは間違いない。
 2着は、新興勢力のサザンスズカ。馬体を見る限り、かなりの大物感がある。初戦の 芝千六で2着に負けたのは、アグネスフライトが走り過ぎた感があり、決して芝が不得意 というわけではない。武豊騎手がこの馬のスピードを生かした騎乗で活路を開くだろう。
 あとは共同通信杯4歳Sの勝ち馬イーグルカフェ。ガルチ産駒だけに早いうちが 勝負でこの時期が走れる時期。末脚は確かなものがあり、今の荒れた馬場も合う。
 もう1頭は、2連勝中のネオポリス。初戦でレディミューズに勝ち、2戦目も好タイム 勝ちで能力はありそう。芝がどうかだが、走法からこなせると見る。

 勝負馬券は、馬連エイシンプレストン&サザンスズカ

    ◎エイシンプレストン
    ○サザンスズカ
    ▲イーグルカフェ
    △ネオポリス

レース結果
 ----------------------------------------------------------------------------
 着 予 枠 馬       馬名             性齢 重量     騎手   タイム  馬体重   人気
 ----------------------------------------------------------------------------
  1 ◎  7 12 (外) エイシンプレストン 牡 4 56.0kg  福永祐一 1:34.4 464Kg  +6  1
  2    2  2 (外) マチカネホクシン  牡 4 56.0kg  吉田豊  1:34.4 482Kg -10  5
  3    8 15 (外) アグネスデジタル  牡 4 56.0kg  的場均  1:34.5 444Kg  -8  7
  4    3  4 (外) トーヨーデヘア   牡 4 56.0kg  後藤浩輝 1:35.0 500Kg  -4  3
  5 △  5  9 (外) ネオポリス     牡 4 56.0kg  柴田善臣 1:35.1 570Kg  +8  9
  6    6 11 (外) グラヴィティタイム 牡 4 56.0kg  松永幹夫 1:35.2 470Kg  +2 11
  7 ▲  4  7 (外) イーグルカフェ   牡 4 56.0kg  岡部幸雄 1:35.2 466Kg  +4  4
  8    8 14 (外) ゲイリーファンキー 牝 4 54.0kg  田中勝春 1:35.4 470Kg  -6  8
  9 ○  5  8 (外) サザンスズカ    牡 4 56.0kg  武豊   1:35.6 490Kg  +4  2
 10    4  6 (外) ミスタートウキョウ 牡 4 56.0kg  勝浦正樹 1:35.7 486Kg   0 14
 11    1  1 (父) ラブイズウイナー  牡 4 56.0kg  上村洋行 1:35.7 454Kg  -2 12
 12    7 13 (外) ダイワカーソン   牡 4 56.0kg  蛯名正義 1:35.8 478Kg +16 10
 13    2  3 (市) コンバットハーバー 牡 4 56.0kg  木幡初広 1:36.1 482Kg  +2 15
 14    3  5 (外) ファイターナカヤマ 牡 4 56.0kg  北村宏司 1:36.1 448Kg   0 13
 15    6 10 (外) エイシンダンズビル 牡 4 56.0kg  横山典弘 1:37.7 488Kg  +2  6
 ----------------------------------------------------------------------------
 天候:晴  芝:良  
 ハロンタイム  12.6 - 11.2 - 11.6 - 11.6 - 11.7 - 11.7 - 11.6 - 12.4  
 上り  4F 47.4 - 3F 35.7 
 2コーナー  3,15(4,5,8)9,10(1,6)(11,14)(12,13)7,2  
 3コーナー  3(4,5,15)8(1,6)(9,10)12(11,14)7,13-2  
 4コーナー  (*3,4)(5,15)8(1,6,9)(7,12)(11,10)(14,2)13  

 <払戻金> 
 単勝 12 190円 1番人気  枠連   2- 7 1,280円  5番人気
 複勝 12 130円 1番人気  馬連  02-12 1,280円  4番人気
    02 330円 5番人気  ワイド 02-12   570円  4番人気
    15 410円 6番人気      12-15   810円  9番人気
                      02-15 2,930円 31番人気

レース回顧

 朝日杯3歳Sの1着馬エイシンプレストンと3着馬マチカネホクシンの決着。新興勢力も かなりのメンバーが揃ったが、通用したのはアグネスデジタルのみでやや寂しい感じ。 特にサザンスズカはもう少しやれると期待したが、初芝と早いペースに馬が戸惑ったようだ。 それにしてもエイシンプレストンは、余裕残しの仕上げで良く差し切ったものだ。 このメンバーでは、完全に実力が一枚上であることを証明した。新馬でこの馬に0.7秒差 で勝ったダイタクリーヴァが重賞2連勝するのも当然の結果か。では、回顧です。

 ◎エイシンプレストンは、スタートで後手を踏み、後方からの競馬。3コーナー から徐々にスパートし、直線半ばではとても届きそうにない位置から鋭く伸びて1着。 レース経験をつむことで馬がレースを覚えてきているのだろう、直線の伸びは自分から 差し切ろうと繰り出したものだ。馬体はNHKマイルCを意識して余裕があったが、 決して太いということはなかった。この勝利でマイルCで1番人気が確実。今度は マークがきつくなるので騎乗も難しくなるし、初の左回りも少々不安だ。福永騎手が どんな騎乗をするか注目したい。

 マチカネホクシンは、最後方からの競馬で4コーナーの終わりで一気にスパート。 直線大外を豪快に伸び13頭をかわして2着確保。直線での一瞬の伸び脚は、他馬が 止まって見えたほどで素晴らしかった。共同通信杯でも一瞬は鋭い脚を使ったが、最後は 止まっていただけに、現状は千六が適距離と見ていいだろう。東京コースが合うだけに NHKマイルCでは恐い1頭。ただし自分でレースを作れないので、ペースが緩んだ時は、 厳しい結果になるかも知れない。その時に東京コースの馬場が追い込み向きかどうかが チェックポイントだ。

 アグネスデジタルは、大外から先行して直線で先頭に立つ強い競馬をするも 粘り切れずに3着まで。大外から先行するのに脚を使ったため、最後止まったのも 仕方ないか。これで芝でやって行ける目処は十分に立った。馬体は前走よりも締まり 張りもあって目立っていた。心肺面が良さそうなのでこれからもっと強くなるだろう。

 ○サザンスズカは、先行するもリズムに欠けた走りで9着敗退。初芝と 早いペースに戸惑い、武豊騎手でもどうにもできなかった。この一戦で芝は 駄目とは決められないが、パワータイプなので現状ではダートの方が良さそうだ。 陣営が次走どちらを使うかも含めて判断したい。


| Home | 予想 | 結果 | 回顧 | 2000年結果 |