マイラーズＣ

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2000/04/15　阪神競馬場　G2　芝1600m

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■ 相馬眼予想

　１８頭のフルゲートでかつ有力馬がそれなりの重量を背負っている。雨も降って馬場も悪化し非常に難しいレース。逃げるのは、キョウエイマーチ。阪神千六は桜花賞を征した舞台でしかも雨が降っているという点も同じ。ハイペースの逃げで後続に脚を使わす競馬をするだろう。他にもダイワカーリアン、ヒコーキグモ、エイシンルーデンスと逃げ馬も揃っており、ペースは上がる。こうなると雨で馬場が悪化しても差し馬が有利。それも馬場のいい内から馬群を割って抜け出る馬に勝機がある。
　◎フサイチエアデール 　休め開けの前走で５６キロを背負って牡馬を一掃した実力はここでは一枚上。中一週の実績もあり、松田国厩舎はこういう使い方をするだけにここは狙いだろう。中団につけ、直線内から馬群を割るフサイチエアデールが１着でゴール。千六の能力はノースフライト級でここを勝って安田記念へ一直線だ。
　○アドマイヤカイザー 　大外、雨による馬場悪化と普通の馬なら狙い目はないが、この馬の末脚は驚異的で差し切るだけの力があるだけに狙える。この枠なら当然最後方に控えた競馬で３コーナーからの捲くりの競馬。ハイペースで前が止まれば、ゴール前ギリギリで２着は確保できるだろう。休み明けでも仕上がりは万全であとは武豊騎手に期待。
　▲タイキブライドル 　前走は直線で馬場の悪い内でかつ馬群に包まれる惜しい競馬で３着。直線外に出していれば、フサイチエアデールと際どいレースになっていただけに惜しいレース。今回は中一週でも調子上々で何より馬場悪化で他が苦にする分有利になるはずだ。道中は馬群の中でじっと我慢し直線で馬群を割る競馬で活路を開く。ただし末脚という点で上位２頭に劣るだけに狙いを下げた。
　△スギノハヤカゼ 　雨、５９キロ、千六と３重苦が揃ったが、８歳馬でそろそろズブくなってくる頃だけに千六はこなせると考える。実際、阪神千六は１戦１勝で今回走っても、当然の結果と言えるだろう。問題は雨による馬場悪化。その点で狙いを下げたが、オッズ的に狙って見たい。

　　　　勝負馬券：馬連フサイチエアデール－アドマイヤカイザー

　　　　　◎フサイチエアデール
　　　　　○アドマイヤカイザー
　　　　　▲タイキブライドル
　　　　　△スギノハヤカゼ

■ レース結果

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　着 予 枠 馬       馬名           　 性齢 重量     騎手   タイム  馬体重   人気
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　 1 　 7  15  　  マイネルマックス　 牡 7 57.0kg  佐藤哲三 1:34.3 510Kg  +2  8
　 2 ▲ 5  10  　  タイキブライドル　 牡 6 57.0kg  岡部幸雄 1:34.4 476Kg  -6  1
　 3 　 5   9 (外) エイシンルバーン　 牡 5 56.0kg  安藤勝己 1:34.6 520Kg  +4 11
　 4 ○ 8  18 (外) アドマイヤカイザー 牡 5 56.0kg  武豊　　 1:34.6 438Kg -10  3
　 5 　 3   5 (外) ダイワカーリアン　 牡 8 57.0kg  北村宏司 1:34.7 510Kg -16  6
　 6 　 2   3  　  キョウエイマーチ　 牝 7 58.0kg  秋山真一 1:34.8 500Kg  +4  2
　 7 　 3   6  　  エアガッツ　　　　 牡 7 57.0kg  四位洋文 1:34.9 472Kg -16 10
　 8 　 4   7  　  ツルマルガイセン　 牡 7 57.0kg  高橋亮　 1:35.1 480Kg  -2 17
　 9 　 2   4 (外) ミッドナイトベット 牡 7 59.0kg  河内洋　 1:35.2 442Kg     18
　10 　 4   8  　  ファレノプシス　　 牝 6 57.0kg  熊沢重文 1:35.3 444Kg  +2  5
　11 　 8  16  　  エイシンルーデンス 牝 5 54.0kg  野元昭嘉 1:35.3 458Kg  -2  7
　12 　 1   2 (外) ブロードアピール　 牝 7 55.0kg  武幸四郎 1:35.3 466Kg  +6  9
　13 ◎ 1   1  　  フサイチエアデール 牝 5 56.0kg  和田竜二 1:35.4 448Kg  +8  4
　14 　 7  14 (外) ヒコーキグモ　　　 牡 7 57.0kg  松永幹夫 1:35.5 504Kg  -2 13
　15 △ 6  12 (外) スギノハヤカゼ　　 牡 8 59.0kg  田島裕和 1:35.5 498Kg  -2 12
　16 　 6  11 (外) エイシンガイモン　 牡 8 58.0kg  芹沢純一 1:35.7 468Kg  -4 14
　17 　 8  17 (外) ロイヤルスズカ　　 牡 8 57.0kg  上村洋行 1:35.9 442Kg  -2 16
　18 　 7  13  　  サンライズアトラス 牡 7 57.0kg  安田康彦 1:36.2 478Kg   0 15
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　天候：雨　 芝：良
　ハロンタイム　 12.4 - 10.8 - 11.0 - 11.4 - 11.6 - 12.1 - 12.1 - 12.9  
　上り 　4F 48.7 - 3F 37.1 
　2コーナー　 (*3,5,14)16,4(1,6)11(2,9,15)(8,10)18,17,7,12,13  
　3コーナー　 3,5,14-16-(1,4,6,11)(2,9,15)(8,10)-18(7,17)(12,13)  
　4コーナー　 (*3,5,14)-16(1,4,6)(15,11)(2,9,10)(8,18)(7,12,17)-13  

　＜払戻金＞ 
　単勝 15 1,800円  8番人気  枠連　  5- 7 1,750円  8番人気
　複勝 15   470円  7番人気  馬連　 10-15 3,070円 10番人気
　　　 10   160円  1番人気  ワイド 10-15 1,260円 11番人気
　　　 09 1,040円 11番人気  　　　 09-15 6,100円 61番人気
　　　         　   　　　　　　　 09-10 2,490円 29番人気

■ レース回顧

　マイネルマックスが朝日３歳Ｓ以来の重賞勝ち。久々に勝利の美酒を味わったが、次の日にあの自体にとは、、、、。しかし、３歳戦以来の重賞勝ちは、めったにできることではなく、この馬の潜在能力の高さを示したと言っていいだろう。タイキブライドルは、追い込むも届かずに惜しく重賞勝ちを逃した。勝てそうで勝てない重賞の壁。今回は、ほぼ完璧なレースをしたので、この壁を打ち破るのは、相当難しいのかもしれない。では、回顧です。

　マイネルマックスは、中団につけ、直線で外に出すとしぶとく伸び１着。雨が降って馬場が少々悪化し、力のいる馬場になったのがよかったのだろう。直線で他馬が気にして伸びない分、伸びれたといった感じ。今後も力のいる馬場なら、出番がありそうだ。

　▲タイキブライドルは、いつもより後方につけ、直線勝負で勝ったマイネルマックスに迫るも２着まで。力がいる馬場が得意なだけに伸びが目立ったが、最後は脚色が一緒になってしまった。前走より馬体が絞れ、ほぼ完璧な仕上げで望んだのだが、、、。重賞を勝つには、末脚に磨きをかけないと難しいかもしれない。ただ堅実に走るタイプなので、ワイドなら狙える。

　エイシンルバーンは、１１番人気と評価を下げていたが、安藤勝騎手の豪腕で追い込みを決めて３着。昨年の秋には、アドマイヤカイザーの末脚を完封して勝っており、これくらい走って当然の馬。今回は、安藤勝騎手の騎乗によろところも大きいが、これをきっかけに走ってもおかしくない。元々は先行する脚質なので、次走は先行してのレースになるだろう。関東への輸送がよくないタイプかもしれない。

　○アドマイヤカイザーは、大外枠もあって後方からの競馬。直線で追い込むも４着が精一杯。直線でもっと伸びると期待したが、元々叩き良化タイプなだけに伸び切れなかった。馬場が悪かったのも少なからず影響したのだろう。しかし、末脚の威力は素晴らしいものがあるので、レースを作れない弱みはあるが、ハイペースで前崩れの展開なら、必ず出番があるだろう。出走できれば、安田記念で狙っておもしろい馬。

　◎フサイチエアデールは、５，６番手を先行したが、直線で伸び切れずに１３着と大敗。直線で外から来られたときに少々怯んだ感があり、末脚を伸ばせなかった。中１週が影響したのかは分からないが、なんともふがいないレース。この敗戦で安田記念では人気を落とすだろう。しかし、実力は１枚上なので、まだまだ見限れない馬。

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