目黒記念

目黒記念

2000/05/20　東京競馬場　芝2500m

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■ 相馬眼予想

　ついにステイゴールドに武豊騎手。２年８ヶ月ぶりの勝利なるかが見所。立ちはだかるのは、同じく金のマチカネキンノホシ。またしてもステイゴールドの勝利を阻むのか。では、予想です。

　ホットシークレットが早いペースで逃げてバラけた展開。早いペースでも雨で馬場が悪いため、ある程度前で競馬をしないと届かないだろう。

　◎ステイゴールド 　今年４走のレースぶりは今までのステイゴールドにはなかったもの。天皇賞でもきっちり４着を確保し、実力をアピール。３強がいなければ、当然上位争いだ。ついに武豊騎手が器用され、ここは必勝体勢。どういう騎乗をするか非常に楽しみだが、雨で馬場が悪いだけに早めに仕掛けて粘り込む作戦だろう。トップハンデの５８キロ、重馬場と有利とは言えない面もあるが、勝つならここだろう。単勝で強気に攻める。

　○マチカネキンノホシ 　ＡＪＣ杯は、３Ｆ３４秒の切れ味で初重賞制覇。馬体面、精神面の成長が著しくこれぞ本格化の印象。休み明けでも乗り込み量は豊富で少し太い感じもするがほぼ仕上がっている。ただし、飛びが大きく重馬場は有利とは言えないため狙いを下げた。岡部騎手が好調なのは、プッシュ材料。

　▲ロードプラチナム 　４連勝のあと大阪杯でメイショウオウドウの２着とこちらも本格化の印象。スローペースで上がりの競馬が得意なため、ペースが早くなる今回は正念場の一戦。調子はいいだけに上位２頭にどこまで迫れるか。

　△トシザブイ 　天皇賞は調子もイマイチで８着と凡走したが、今回は調子が上向き上位争いできそうだ。万葉Ｓでラスカルスズカに迫った末脚は、見所があった。ハンデ５２キロなら、上位にきても不思議でない。穴ならこれだ。

　　　　勝負馬券：単勝ステイゴールド

　　　　　◎ステイゴールド
　　　　　○マチカネキンノホシ
　　　　　▲ロードプラチナム
　　　　　△トシザブイ

■ レース結果

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　着 予 枠 馬       　　馬名          性齢 重量      騎手   タイム  馬体重  人気
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   1 ◎  8 14  　 ステイゴールド　　 牡 7 58.0kg  武豊　　 2:33.2  430Kg  -2  1  
   2 ○  2  3 (外)マチカネキンノホシ 牡 5 57.0kg  岡部幸雄 2:33.4  534Kg  +4  2  
   3 　  3  4  　 スエヒロコマンダー 牡 6 57.0kg  四位洋文 2:33.7  430Kg -16  5  
   4 　  7 12  　 ロングカイウン　　 牡 8 51.0kg  菊沢隆徳 2:33.9  460Kg   0 14  
   5 ▲  4  6  　 ロードプラチナム　 牡 5 56.0kg  柴田善臣 2:33.9  466Kg  +4  3  
   6 △  8 15  　 トシザブイ　　　　 牡 5 52.0kg  河内洋　 2:33.9  470Kg -12  4  
   7 　  2  2  　 メイショウバチカン 牡 6 53.0kg  中舘英二 2:34.0  462Kg  -8 11  
   8 　  6 10 (父)トウカイポイント　 牡 5 52.0kg  小林淳一 2:34.1  466Kg   0  7  
   9 　  1  1 (父)ジョーヤマト　　　 牡 8 51.0kg  須貝尚介 2:34.6  466Kg  -4  8  
  10 　  6 11  　 テナシャスバイオ　 牡 8 54.0kg  吉田豊　 2:35.1  476Kg   0 13  
  11 　  5  9 (抽)ホットシークレット せ 5 52.0kg  後藤浩輝 2:35.3  458Kg  +2  6  
  12 　  4  7 (外)ビッグバイキング　 牡 5 54.0kg  横山典弘 2:35.9  454Kg  -4  9  
  13 　  7 13  　 トキオアクセル　　 牡 8 50.0kg  勝浦正樹 2:37.7  470Kg  -2 12  
  14 　  5  8 (抽)キングデール　　　 牡 5 50.0kg  江田照男 2:38.4  488Kg +10 15  
  15 　  3  5 (父)メジロアトラス　　 せ 6 52.0kg  石崎隆之 2:38.5  522Kg   0 10  
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  天候：雨　 芝：重　 
  ハロンタイム　 7.1 - 11.3 - 10.6 - 11.9 - 11.7 - 12.2 - 12.3 - 12.6 - 12.6
                     - 12.8 - 13.4 - 12.6 - 12.1  
  上り 　4F 50.9 - 3F 38.1 
  1コーナー　 (9,*13)=8,10,3-(4,7)-6(2,14,15)12,5-11-1  
  2コーナー　 9-13=8(10,3)-4-(6,7)14(2,15)(5,12)-11-1  
  3コーナー　 9=13=8,3(10,4)(6,7,15)(2,14)12,5=11,1  
  4コーナー　 9=13=(8,3,4)(10,6,15)(2,14)(12,7)-5,11-1  

  ＜払戻金＞ 
  単勝 14 280円 1番人気  枠連　  2- 8   460円  2番人気
  複勝 14 130円 1番人気  馬連　 03-14   550円  2番人気
  　　 03 150円 3番人気  ワイド 03-14   280円  2番人気
  　　 04 310円 5番人気  　　　 04-14   760円  5番人気
  　　       　  　　　  　　　 03-04 1,240円 16番人気

■ レース回顧

　ステイゴールドが天才武豊騎手に導かれて見事に優勝。最強の重賞未勝利馬でなくなったことを残念に思うファンもいるが、今後種牡馬としてやっていく上で今回の重賞勝ちは必ずプラスに働くはずだ。それどころか、馬はまだまだ元気なのでＧ１制覇する可能性も少なからずあるだろう。次走の宝塚記念でも、展開さえ向けば勝つ力があるだけに期待したい。予想はズバリ◎－○で的中も勝負馬券はステイの単勝としたため、馬連での初的中はならなかった。ただ自分としてはステイの単勝的中の方が価値あるし、これが競馬の楽しみでもあるはずだ。では、回顧です。

　◎ステイゴールドは、ホットシークレットの大逃げも気にせずに道中は９番手とゆっくり進め、直線入り口でスパート。直線で前が詰まると内に切れ込みあっさりマチカネキンノホシを差し切って初重賞制覇。東京コースだと内にささる面があり、一昨年の秋天でもささって２着と惜しいレースをしていたが、今日は違った。というか、内が開いてそこをささりながらもうまく突いたのだから恐れ入った。さすが武豊騎手といったところ。ステイ自信、今年は調子の波が小さく全て納得のいくレースをしている点もスゴイことだろう。馬体は４３０キロと小さいが、追ったときに前脚と後脚を開いた姿は、大きく見え迫力がある。この勝利で今年の重賞戦線で除外もなくなり、ゆったりとしたローテーションを組めるのもきっといい方に向くはずだ。次走は宝塚記念。天皇賞の３強とグラスワンダーが出走してくるが、今のステイの出来なら勝っても不思議でない。

　○マチカネキンノホシは、４番手と先行し、直線で外から伸びるもＡＪＣ杯の切れが見られずに２着まで。休み明けでやや太め残りの馬体だったが、力は出し切っている。これを叩いて良くなるだろう。これで重賞を１着、２着と２回ともに連対。一時期の不調を脱して安定感と風格さえも出てきている。馬体の作りは非常にスケールが大きいので、馬が競馬を覚えてくれば、もっと強くなるだろう。秋には天皇賞の３強といい勝負ができそうだ。

　スエヒロコマンダーは、５、６番手を進み、直線でもしっかりと伸び３着確保。休み明けでマイナス１６キロと減り過ぎていたが、復調気配を感じさせる伸びを披露。これからの時期は走るだけにメンバーが弱化すれば、好走できるだろう。ただ馬体重は増えていて欲しい。

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